アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

Wanna Oneという“物語”

こんにちは。ようこそ、Wanna One回顧ブログへ…というわけで、ついにワナワンの紹介記事です。最初は結成日(6月16日)に出したいなと思って書き始めたんだけど、6月はなんか色々あってじっくり書く時間が作れなさそうだったので、途中からデビュー日に照準を合わせて書いてたんですが、色々と考えすぎてしまって多分今までのブログの中で一番書くのに時間かかった気がする。別に時間かければいいってもんじゃないんだけど。というか、いつ公開するって決めてしまうと、時間の許す限り延々と書き直してしまうんですよ。でも直してると切りがないな…。

なんかやっぱりワナワンに対しては「早く消費したくない」っていう気持ちが結構強いんですよね。言葉にしてしまう事で、自分の気持ちが一段落してしまうのも怖かったし。活動が続いてるグループは供給があるから一段落する時間がたまにあってもいいと思うんだけど、ワナワンにはもうないから。私がワナワンの“物語”を読み終わってしまったら、そこで本当にすべてが終わっちゃう気がして(重いのよ)。でも自分もう思いを書き残しておく事ぐらいしか出来ないのでね…。まあ既にブログでも色々と書いちゃってるので、改めての話もちょいちょい出てくると思いますが。

アイドルにハマった時って、早くみんなに追いつきたくてファンの人のブログとか読むんですけど(それで何もかも知ったような気になってはいけないのだが)、ワナワンはリアルタイムで追ってた人があまりにも羨ましすぎて…笑、なかなか読む気にならなくて。だからわりと偏った事書いてるかもなとは思ってます。かなり自分の気持ちの赴くままにというか、好きな順番で観たいと思ったものを観たりしてるから、私の知らないワナワンいっぱいあるんだろうなと思ってるし。実際まだ観てない動画とか色々あるし。

ただあくまで「プデュとワナワンの活動における彼ら」である、というのは言っておきます。それまでの事とかその後の活動についてまで範囲を広げるとちょっと私には荷が重いし、ちょっと悲しいけど私にとっての彼らはワナワンとして活動してきた彼らであってそれ以上でもそれ以下でもない、というのを前提にしておかないと無理が生じるので。というわけで2017年4月から2019年1月末までの彼らについて書きたいと思います。あ、あと不正のことは一旦頭から排除していただけますと(っていちいち書かないといけないのが哀しい)。

Wanna One(워너원)

韓国の音楽専門チャンネル・Mnetで放送された公開オーディション番組『Produce 101 Season2』から誕生した11人組のボーイズグループ。番組名の「101(ワンオーワン)」がグループ名の由来で、「11人のメンバーとファンが1つ(One)になる」という願いが込められている。番組の最終回が生放送された2017年6月16日に結成。8月7日に1stミニアルバム『1X1=1(TO BE ONE)』でデビュー。公式ファンクラブ名はWANNABLE(ワナブル)。2019年1月27日に韓国の高尺スカイドームで行われたラストコンサート「2019 Wanna One Concert [Therefore]」をもって、公式活動を終了。

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ユン・ジソン(윤지성)

誕生日:1991年3月8日 / 血液型:B型 / 事務所:MMO→LM / 最終順位8位 / リーダー、サブボーカル

個性の塊でしかないワナワンをまとめ上げる優しくて温かい母のような最高のリーダー。そしてS2を語る上で欠かせない人。S2は「この人がいなかったら全然違う展開になってたな」って思う練習生が何人かいるけど、ジソンさんもその一人。パフォーマンス面ではあまり目立つ事はなかったけど、常に周りに気を配っていて裏側で練習生を支えてたし、実際みんなから慕われてたなと思う。年齢的にもS2がなかったらジソンさんはデビュー出来なかっただろうし、本人もそれを理解してた気がするけど、でも何度考えてもジソンさんはS2とワナワンに絶対必要な人だと思ってます。

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最年長なのにかなりのいじられキャラな上、お笑い担当みたいなところもあるので、結構雑な扱いを受ける事も多いんだけど、怒ったりイライラしたりする姿をめったに見たことがない。アイドルグループにはお母さんポジのメンバーって必ずいるけど、ジソンさんのオンマ感はレベチ(褒めてる)。ワナワンのボーカルラインはみんな声質に特徴あるのでちょっと地味ではあるけど、歌もかなり上手い。優しいから誰とでも仲良くて、特に同じ事務所のダニエルとは圧倒的に信頼し合ってる感がある。ワナワンになってからちょっと絡みが減ったなって思うけどえめもずは尊い

ハ・ソンウン(하성운)

誕生日:1994年3月22日 / 血液型:A型 / 事務所:STARCREW(Ardor & Able)  / 最終順位11位 / メインボーカル

ワナワンが誇るもう一人のメボで、今思うと何故?って感じだけどS2は初見の印象がほぼない…笑。他のメンバーは興味あるなしはあっても印象ないって事はないんだけど、「3回目の順位発表で爆上げした」ぐらいの印象しかない。その順位発表もリンリンの暴落のほうがインパクト強いし…。魅力に気付いたのは2週目のソナギですね。ソナギには推し(ヒョンビン)もいたし、やっぱりジェファンが印象深いんですけど、そこでソンウンの歌声いいな?ってなり、意識して観るようになったら、常に一生懸命やところとかそれでいてどこか自信なさげで、ちょっと器用貧乏なとこもなんか良かった。応援したくなるというか。

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よく考えれば一度デビューしてるソンウンが並大抵の覚悟でS2に参加してるわけがなく、明確に帰る場所があったミニョンとは違って(実際ソンウンは戻らなかったし…)、S2での再デビューに賭ける気持ちは相当強かっただろうなと思うし、ワナワンでの活動を見てるとそれをすごく感じるんですよね。歌はもちろんの事ダンスもバリバリ踊れるし、妖精キャラや愛嬌だったり全力でアイドルやってくれるところも好きだし、知れば知るほどというか、とても魅力の多いメンバーだなって思ってます。子供っぽいところもありつつ、ちゃんと年上らしくまとめる時はまとめるし、自分の役割をわかってる大人な人だと思う。

ファン・ミヒョン(황민현)

誕生日:1995年8月9日 / 血液型:O型 / 事務所:Pledis / 最終順位9位 / リードボーカル

ニュイの4人もS2には欠かせない存在でしたね。デビュー組からのプデュ参加という事で本当にキツかったと思うし、彼らがどんな思いで参加したのか本音はわからないですけど、ニュイがいなかったらS2はこんな面白くなかったと断言できるし、良くも悪くも番組への貢献度めっちゃ高かった。ミニョンは全体的に淡々としてたというか、練習ではあんま尺がないのに、ステージではめっちゃ抜かれるみたいなイメージ。役割としてはジョンヒョンやドンホのほうがハッキリしてたと思うんだけど、最終的にミニョンが選ばれたのを納得してしまうのは結果論だろうか?

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安定したスキルと華のあるビジュアル、クールそうな見た目とは対象的に穏やかで面倒見がよく、年下メンバーから慕われてる(甘やかすからかな)。スキンシップ過多。基本的には優しくて懐の深い人だなと思うけど、こだわりが強くて頑固なとこもあるし、実は他人には興味なさそうな気もするし(興味ないから誰にでも優しい的な)、未だによくわかんない人…笑。ただニュイはニュイで活動してる中、ワナワンに所属してる状況はかなり気を使ってただろうなと思う。私たまに「推しにはしないけどすごい好き」っていうメンバーが出来るんですけど、ワナワンにおけるソレです。

オン・ソンウ(옹성우)

誕生日:1995年8月25日 / 血液型:A型 / 事務所:Fantagio / 最終順位5位 / リードボーカル、リードダンサー

オンくんを見てて私が真っ先に思い浮かべるのは、プデュの最終回なんですよ。それまで常に明るくて笑顔しか見せてこなかったオンくんが、名前を呼ばれて涙を堪えながらスピーチしてる姿が頭から離れないんですよね。ずっとデビュー圏内をキープしてても、自分がデビューする自信が最後まで持てなかったのかな、と思うと胸が痛い。そもそもこのスペックと完成度でデビューしてない事が驚きなんだけども。現場評価だと意外と高い順位をもらえてなかった気がするので、本人にとっても不安要素はあったんだろうけど、ジフンに次ぐ抜群の安定感で、こっちからしたら落ちるわけないじゃんって感じでしたけどね。

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比較的オールラウンダーの多いワナワンですが、トップオブオールラウンダー。太陽みたいに明るくて陽キャなムードメーカーで、このビジュアルなのにお笑い担当。最初は本心では何考えてるのかわからない不思議な人だなと思ってたけど、案外見た目そのままの人なんだと思う。めちゃくちゃダンス上手いのに運動音痴(萌えです)。意外と年下の面倒見が良い。S2時代からダニエルとのコンビが人気だけど、私はミニョンとの95LINE(ケアンズ)を推したい。お互いビジュアルセンターに選んでるのとか萌だしマジで目の保養だし、なんか平和な2人で好き。あと個人的にオンくんとミニョンとリンリンを「ビジュアルバミューダトライアングル」って呼ぶのを気に入ってる。

キム・ジェファン(김재환)

誕生日:1996年5月27日 / 血液型:O型 / 事務所:無所属→SWING / 最終順位4位 / メインボーカル

プデュS2を象徴する練習生の一人で、事務所の後ろ支えのないまま、その実力と濃いキャラでしっかり国プの心を掴んでいった子。とにかく何よりも誰もが認める圧倒的メボ。デビューしてくれて本当によかった…。多少ダンスに苦戦している場面はあったけど、最初から最後までメボの座を譲ることなくデビューしたなっていう印象。個人練習生だった事も彼の武器になってたと思うけど、のほほんとした見た目のわりに結構な野心家で、ボーカルへのこだわりと自信みたいなのは一貫してブレてなかった。後半になってヤバいキャラである事が発覚するんだけど…笑、でもアイドルとしてはそれはそれでいいギャップになったよなと思う。

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メインボーカルとしての信頼と実績はワナワンになっても変わらず、さらに濃いキャラが爆発してて、もはや私はS2時代の面影ない…笑。元々はアイドルじゃなくて歌手というかアーティストになりたかったであろうジェファンが、楽しそうにアイドルやってるのを見るのが好きだなと思うし、実際どんどんアイドルらしくなっていくのが面白い。ワナワンである自分を楽しんでる感じがして、案外アイドルの才能あるんだろうな。本人は基本的にはソロでやっていくのが理想だったのかなと思うけど、年下組にいじられたりメンバーにウザ絡みしてるのとか見てると、グループの一員でいたほうが魅力を発揮できるタイプなんじゃないかしら、と思ってます。

カン・ダニエル(강다니엘)

誕生日:1996年12月10日 / 血液型:A型 / 事務所:MMO→KONNECT / 最終順位1位 / センター、サブラッパー、リードダンサー

プデュ史上最強のセンター。年上のお姉様方からの圧倒的支持により最終1位でトップ当選を果たし、活動期間中もダントツの一番人気。S2観る前からソロで活躍してるのを知ってたので、多分ダニエルに対しては一番強く先入観を持ってたと思うんですよね。だから何でそんなに人気なんだろう?って不思議に思ってたんだけど、S2を観たら納得でしかないという…。私はS2の時もワナワンになってからもダニエルを特に推したいって思う事はなかったけど、人気があるのはめちゃくちゃ理解できる。何か人を惹き付ける不思議な魅力を持った子だと思う。きっと天性の才能なんだろうな。

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基本的にいつも明るくてニコニコしててコミュ力高い愛されキャラ。タフでセクシーな外見とは裏腹に中身は小学生で、ふざける時は誰よりもふざけるのが可愛い。人気もそうだけど個人仕事も多くてメンバーの誰よりも忙しく活動していて、センターの重圧みたいなのは絶対あったと思うけど、そういうの感じさせないところがやっぱりセンターの適正ってやつなんだろう。歌ラップも出来るけど何よりフィジカルの強さが魅力だと思うので、踊ってる時が一番輝いてるなと思う。同じ96LINEのジェファンとは、全然タイプ違そうに見えるのにかなり仲良いいのが和む。猫がめっちゃ好き(仲間)。

パク・ジフン(박지훈)

誕生日:1999年5月29日 / 血液型:AB型 / 事務所:MAROO企画 / 最終順位2位 / リードダンサー、サブラッパー

最初から最後までトップ3をキープし続け、安定した人気を維持していたジフンは、ある意味S2の王道センターだったなと思う。最初からビジュアルとキャラ先行で注目を集めたのは、本人にとってはかなり負担も大きかったんじゃないかなと思うんだけど(色々言われただろうし)、ちゃんと自分の見せ方を分かってて頭いいなと思う。しかもかなり根性あるというかメンタルも強い。S2中も愚痴ったり泣いたりするところ観たことなかったし、デビューするという強い意志で参加してたんだろうな。ジフンも私が推しにするタイプの子じゃないんだけど魅力はよく分かるし、ダニエルが強すぎただけでセンターになっても全然おかしくなかったと思う。

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ビジュアルの華やかさはもちろん、スキル高めのバランス型で意外とオールラウンダー。歌やラップも良くてアイドルとしての立ち振る舞いも上手だし、「저장(チョジャン)」やウィンクを代表とする愛嬌だったりちょっと計算高いところも含めてきっちりこなす、アイドルになるために生まれてきたような子。意外と男らしいところもあるし、食いしん坊キャラだったり、ツンツンして素っ気ない「宿舎ジフン」だったりと、ギャップがあるのも魅力。同じ99LINEのウジンとは“プンソ団”と呼ばれてめちゃくちゃ仲が良く、完全に二人の世界観を形成してる。プンソ団は癒やし(ずっと一緒にいてほしかった…)。

パク・ウジン(박우진)

誕生日:1999年11月2日 / 血液型:A型 / 事務所:BRAND NEW MUSIC / 最終順位6位 / メインラッパー、メインダンサー

個人的に番組の最初と最後で一番印象が変わったのがウジンです。まあでもそういう人多いんじゃないかな。初期のうちからウジンの魅力に気づいてた国プは、マジでアイドルを見る目があると思う。ブランニュは全員レベル高かったけどやっぱりデフィの印象が強いし、パッと見で印象に残るタイプではないのかなと思うけど、とにかく現場評価が強いというか、ステージで注目を集めてどんどんオタクを増やていった印象。最初に注目を集めたのは『Get Ugly』かなと思うけど、個人的には『NEVER』が好き。本当にカッコよかったし、あのメンツで埋もれなかったところにウジンの底力みたいなものを感じました。

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ワナワンになってからは本来のヤンチャで元気なキャラが遺憾無く発揮され、さらに魅力が爆発したなと。ダンスがカッコいいのは言うまでもなく、独特な声質の低音のラップも素晴らしいし歌も上手いなって思う。中身は男子小学生だけど。本人も人見知りで他人とすぐには馴染めないみたいな事を言ってたけど、基本めちゃくちゃ人懐っこく、馴染んでからの距離の詰めるスピード早すぎて笑う。さっき書いた通りジフンとは特に仲良くディフィとは完全に兄弟。でも全員と関係築けてるので多分コミュ力高いんだろうな。あとウジンにはリアコが多いと聞いてめちゃくちゃ納得した。ちなみにリンリンの次に推し。

ペ・ジニョン(배진영)

誕生日:2000年5月10日 / 血液型:B型 / 事務所:C9 / 最終順位10位 / サブボーカル

正直言ってS2時代に一番興味なかったのがペジです。興味ないっていうかビジュアル以外に個性を感じられなくて、そのビジュアルも客観的には分かるけど個人的にはピンとは来なかったんですよね。今だから書きますけど、最初はペジじゃなくてユソノがデビュー組だったら良かったのにって思ってたし(まあソノが狙えるのペジ枠しかなかったからだけど)。でも同じFスタートでデビューしたリンリンと比べてもスキル面では全然安定してたし、常にデビュー圏内にいたので、単に私の見る目がなかったんだと思います。まあ推しのほうがよく見えるのは仕方ないって事で…ゴメン、ペジ。

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だからペジも魅力とか良さがわかるようになったのは、ワナワンでの活動を観るようになってからかな。とにかく小顔でスタイルおばけなのは分かってたけど、ワナワンになってから更に垢抜けて二次元みたいだなと思う。S2時代は大人しいというかちょっと暗いイメージがあったけど、ちょっと天然な要素もありつつ、基本的に裏表がなく素直ないい子なんだろうなーと思う。個人的にXCONの時にジフン一択で全くブレなかったのが結構印象深くて、練習熱心なのをソンウンから褒められてた事もあったし、そういう意志の強いところ良いなと思う。見た目によらずハスキーな声質も好き。

イ・デフィ(이대휘)

誕生日:2001年1月29日 / 血液型:A型 / 事務所:BRAND NEW MUSIC / 最終順位3位 / サブボーカル

ナヤナ初代センター。天才肌の努力家で、自分の望んだものなら何にでもなれる、そんなポテンシャルの塊のような子。当時17歳と思えないしっかり者で常に上位をキープしていたけど、順位の変動具合を見てるとそのしっかりした性格が生意気に映ってしまったりとS2では逆風になっていた場面もあったのかな。周りの空気を読むのがうまく卒なく何でもこなすせいか、常に2番手3番手みたいなイメージが強くて、今思うと番組中は実力や才能を発揮しきれてなかったようにも思う。安定しているように見えたけど、本人は結構不安だったんじゃないのかな。

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歌ダンスともに安定したオールラウンダーで、頭の回転も早く楽曲制作まで出来るし、パフォにしろキャラにしろデフィにしか出せない個性を持ってるのが本当に凄い。ワナワンになってからは、S2中にはあまり見せてこなかったマンネらしい面というか、元々アイドル力が強いのは分かってたけどさらにアイドルとしての魅力が増したなと思う。あざと可愛い。それと同時に未成年とは思えないぐらい自分の考えを持ってるしっかりした子で頭の回転が速く、バラエティとかの対応力見てると年齢詐称を疑いたくなる。同じ事務所のウジンとは兄弟みたいに仲良くて、ギュブズを見たかった私としては羨ましくなる。

ライ・グァンリン(라이관린)

誕生日:2001年9月23日 / 血液型:O型 / 事務所:CUBE / 最終順位7位 / サブラッパー

今やすっかり圧倒的推しですが、以前ブログにも書いた通り最初は魅力に気付けなかったリンリン。CUBEのひよこ達可愛いなとは思ってたけど、完全にユソノ派だったので。可愛くて人懐っこいユソノとは真逆で、美人だけどちょっと無愛想な子だなって最初は思ってたけど、泣き言も言わずに努力してる姿が良かった。16歳で韓国に来て半年でS2に参加して、カタコト程度しか喋れないままデビューして。スキル的にもみんなに付いていくの大変だっただろうけど、唯一の外国人メンバーの苦労って計り知れないし、相当努力したんじゃないかな。ちょっと素っ気なく見える態度も言葉の壁が大きかったと思うし。

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推した理由としてはとにかくワナワンでのマンネっぷり可愛すぎた。デフィみたいに可愛がられる末っ子っていうよりはちょっと生意気で背伸びしてる感じも良い。S2の時は表情少なめな印象が強いけど、ワナワンになってから一気に笑顔が増えて、年相応な面もたくさん出てきて、大人びた雰囲気と相まってそのギャップにやられました。黙ってるとめちゃくちゃキリッとした美人なのに、笑ったりふざけたりするとなんかふにゃふにゃしてるのも好き。あとテンション低めに見えてめっちゃゲラかとことか、ヒョンたちに遠慮なくグイグイ行けるとこも良き。ミニョンと仲良くなったの意外だったけど萌えです。

全員分迷わず書ける自信あったのでS2時代とワナワン時代に分けてみました。書き始めると止まらなくなって大変。最初は公式の順番通りにS2の順位で並べてたんだけど年齢順にしました。プデュの順位は大事だしそこに何の異論もないけど、ワナワンをプデュありきで考えるのにちょっと違和感を抱くようになってて。これはワナワンをワナワンとして好きになってからずっと考えてる矛盾というか葛藤で、なかなか折り合いの付かない感情なんですけど…。S2は大好きなんだけど、今回は「プデュ出身」ってだけじゃなく、ちゃんとワナワンを語れればなと思っているので…。

好きなケアンズとプンソ団は同じ歳コンビですが、ヒョンラインとマンネラインの組み合わせも好き。コンビ話を始めると、あの組み合わせでユニット曲出して欲しかったな〜みたいなタラレバ話に発展してしまうので程々にしておきますが、ワナワンはど真ん中で年上年下に別れてるので(しかも96と99で2歳差ある)、基本的にヒョンたちはマンネたちをすごく可愛がるんだけどマンネたちのほうが冷めてたり笑、年齢関係なくワチャワチャする時も多い。年上組が優しくておおらかなタイプが多いんだよね。1年半では発見されなかった面白い組み合わせもあっただろうな…。

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ビジュアルはめちゃくちゃ悩んだ結果、一番好きなアルバム『1¹¹=1』から(でもビジュだけで言うと『0+1=1』のほうが好き)。こうやって改めて一人ひとりの事を考えるとみんな個性強くて面白いなって思いました。私のS2の推しであるヒョンビンかユソノがワナワンにいたら…と思わないではないけど、でもやっぱり選ばれるべくして選ばれた11人だなと思う。強がりじゃなくてね。個性豊かなのにキャラかぶりもなく絶妙にバランスがよく、それでいて全員もれなく我が強い。まあ我が強くなきゃ勝ち残れない番組だったから当然といえば当然なんだけど。

前にワナワンはどこまで行っても“個の集まり”だって書いたけど、みんなかなり自己主張が強いしあんまり協調性ないし空気読まないし、正直グループとしては未熟さがあるのは否めないけど、ギリギリのバランスで成り立ってるところがあって。ワナワンの日本語字幕動画で、みんなが一斉に喋りだす事を“ガチャワン(ガチャガチャうるさいワナワン)”って書いてる人がいて、凄い分かる〜ってなった。それが面白いところでもありちょっとハラハラするところでもあるんだけど、私はワナワンのそういうとこも含めて惹かれちゃってるんだなと思う。

そもそも出会って数ヶ月のメンバーがいきなり一緒のグループで活動する事になった時点で協調性もチームワークも、全部イチから育てていかなきゃいけなかったわけで。メンバーの関係性の話は以前にも書きましたけど(これハマりたてで感情ぐちゃぐちゃの状態で書いてるから今読むとかなり恥ずかしいんだけど、考え方はあんまり変わってない)、やっぱり同じ事務所で練習生期間を経てデビューしたグループとは違いすぎて比較するのは可哀想だし、デビューがスタートで、しかもスタートからトップグループの仲間入りをしたわけだから、むしろこの短期間によくぞここまでと思うよ。


Wanna One (워너원) - 에너제틱 (Energetic) MV

そんなWanna Oneのデビュー曲が『에너제틱(Energetic)』です。もう説明する必要もないプデュ史上最高のデビュー曲。いや下手したら第3世代最高のデビュー曲と言っても過言ではない…ってのは言い過ぎにしても本当に素晴らしい曲だし、このブログにも何度貼ったことやらですがMVがマジで神…最高…。楽曲的には王道のアイドルソングっていう程でもないと私は思うんだけど、イントロとアウトロのピアノとこのMVのアートワークがアイドル感を出してるんじゃないかなと思ってる。キラキラでワチャワチャでセンチメンタルってアイドルの必須項目全部詰め込まれている…最高。

とは言え、私のS2の推しは全員落ちたわけですから、この時点ではワナワンはあくまで「面白かったS2の結果」として存在するグループであって、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。その辺の経緯や心境については以前かなりしっかり書いちゃったので今回は省きますが、「大好きなS2から生まれたワナワンが好き」っていうレベルだったのに気付けばワナワンをちゃんとグループとして推せるようになってたんですよね。そのきっかけの一つになったのが『Wanna Be』のMVです。まあこの手の楽曲がオタクに響くのは当然といえば当然なんだけど、油断したわ。


Wanna One (워너원) - Wanna Be (My Baby) MV (Live Ver.)

いわゆるファンソングというか、とにかくとても可愛いTheアイドルソングなんだけど、観た瞬間「コレやばいぞ」と思ったのをハッキリ覚えてる。楽曲自体は知ってたので、音楽そのものというよりは、このMVが完全にトリガーだったんだと思うんだけど、なんとなく検索したらMVあったから観てみたら、見事にストンっと落ちたんだよね…笑。デビューコンサートの裏側でドームを埋め尽くす観客を観て絶句して、戸惑いながらステージに上がって、大歓声の中で歌うっていう冒頭で完全に心奪われて。パフォーマンス中はもうひたすら可愛すぎて、最後のみんなで円陣組んでハピバ歌ってるの何度観ても涙出てくる。

私にとって「S2の結果」でしかなかったワナワンがワナワンとして輝き出した瞬間ですね。完全に運命の分かれ目…。何度も言うけど推しは全員落ちたから、S2を観終わった時は「もし推しが残ってたらワナワン好きになってたかなあ」ぐらいの温度感で、ワナワンを追う気は全然なかったんですよ。でもS2の時の勢いのまま、いやそれ以上にキラキラ輝いてる彼らがあまりにも眩しすぎて、そのエネルギー引きずり込まれてしまったんだと思う。プラスもマイナスも何もかも巻き込んでいくような、問答無用のアイドルのパワーを感じて。きっと当時は、私が感じたよりも何倍もすごかっただろうな。

エナジェとワナビーのMVを観てもらったら分かると思うんですけど、ワナワンの振り付けなかなか面白いんですよ。ダンスの技術とか揃ってるのを見せるというよりは、歌詞や楽曲の世界観を再現するような振り付けが多くて、難易度が高いとは言わないし未熟なところもあるけど、なかなか凝ってるのが分かる。一糸乱れぬ群舞みたいなのを売りにするにはグループとしての経験が浅過ぎるし、言い方悪いけどそれを誤魔化すための策だった部分もあるかもしれないけど、私は逆にそれが新鮮で面白くて、ちょっとトンチキなのもあるけど観てて楽しいです。『약속해요』『Twilight』とか大好き。


[Wanna One - I PROMISE YOU] Comeback Stage | M COUNTDOWN 180329 EP.564

個人的には、彼らの楽曲とかパフォーマンスをちゃんと好きだと思えたのも相当大きかったなと思ってます。もし音楽的な好みが合わなかったらこんなに好きになってなかったと思う(これはワナワンに限らずだけど)。アルバムは5枚出したけど○○Ver.とか多いし、リパケとスペシャルアルバムもあるから、実質30曲もないぐらいなんですけど『GOLD』『보여』『너의 이름을』『집』『술래』『소나무』とか好きな曲いっぱいあるし(てか『1¹¹=1』はマジで名盤なんよ)。さすがにもうアルバム聴くだけで泣くことはなくなったけど、パフォーマンス映像とか観てるグッと来ちゃう。

ワナワンが音楽を通してやってきた事ってわりと一貫してて、ずっとファンへの思いを歌ってきてるじゃないですか。何者でもなかった自分たちを見つけて、こんな素敵な景色を見せてくれてありがとう、その恩返しをするね、って。それはファン投票で選ばれて1年半という期間限定で活動するワナワンだからこそ意味があるというか、意味を持って歌えた楽曲たちであって、他のグループが歌ったら歌の意味も価値も変わってしまうぐらい重要な事で。プデュから生まれた事自体がコンセプトで、良くも悪くも最初から最後までファンとともにあったグループだから。

ただその反面、当時のワナワンは何をやってもプデュを前提とした評価しかもらえなかったんじゃないかなって気がしてて。これは私の想像だけど、ワナワンの音楽面に対する評価って、決して高くはなかったんじゃないかなと。それは彼らの実力だったりクオリティ云々の話ではなく、「プデュで選ばれた11人」というのが彼らの持つ最大の武器であり、コンセプトでありアイデンティティである以上、それを超える要素を持つことは求められてなかったと思うから。ひたすらナヤナ歌ってたしね…笑。楽曲制作出来る子もいるから本人たちは複雑だっただろうけど。

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こういう書き方をすると、まるでプデュっていう肩書だけの存在みたいに聞こえるかも知れないけどそういう事じゃなくて、それぐらいワナワンを評価する上でプデュを切り離す事は難しかっただろうし、同時にその肩書は彼らのアイドルとしての価値を高めていただろうなと思うんですよ。存在そのもの価値が高くなればなるほど、楽曲やパフォーマンスをフラットに評価するのは難しくなるし、ともすればウィークポイントにもなりえるわけで。だってどんなアルバムを出しても売れる事が確定してたら、クオリティとか関係ないじゃんって考える人間が出てきてもおかしくないもの。

だから結果として、楽曲自体のクオリティではなく話題作りやプロモーションに力や予算が注がれてしまうのは、ある程度仕方のない事かもしれないなと思う。それはワナワンだけじゃなく、人気アイドルと呼ばれる人たちが抱えるジレンマでもあるし。ただ私はワナワンの音楽性もパフォーマンスも大好きだし、プデュという看板を抜きにしても魅力的なグループだと思ってるから、ワナワンを「プデュ」というフィルター越しにしか見れないのはやっぱりもったいないし、残念だなと思う。さっき「ちゃんとワナワンを語りたい」と書いたのはそれが理由なんですよね。

以前、最後のフルアルバムが一番好きと書いた事があるけど、それは私は『1¹¹=1』でやっと「プデュ出身」を超えたワナワンらしさみたいなものを感じたからなんですよね。もうナヤナを歌わなくても大丈夫だなって思ったの。私は「解散しないで欲しかった」みたいな事は、大好きなS2やワナワンの存在意義を否定するようであまり言いたくないけど、音楽面やグループとしてどんなふうに成熟していくのか、彼らの成長する姿を見てみたかったな、とは思います。せっかくこんなに才能のある子たちが集まったんだから、まだまだ出来る事はたくさんあったはず。

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推しの世間的な評価とか、大衆人気みたいなのには基本興味ないし(自分がどう思うかが全てなので)、当時ワナワンが「プデュ」というバイアス抜きにどんなふうに評価されてたかわからないし、知る由もないし別に今更知りたくもないけど、「プデュ出身」という価値を超えるアイデンティティを身に付けるのは、そう簡単な話じゃなかっただろうなって思う。どうしたって1年半で出来る事には限界があるし、さっき書いたメンバー同士の関係性の話もそうだけど、期間限定のグループにアレもコレもと求めるのも酷な事だよなとも思うし。

それにやっぱり現実として、プデュがなかったらワナワンは生まれなかったし、期間限定だからこそあの11人は出会ったのであって、それは否定したくても出来ないという矛盾…。もしS2がなくて全く別の形で11人が出会っていたとして(それはそれで奇跡だが)、自分がワナワンを同じように好きになってたか分からないし。ワナワンの1年半には全宇宙のキラキラが詰まってて、同じ輝きを放てるアイドルなんて他にいないし、きっと今後も出てこないけど(断言する)、それは期間限定だったからこそ放つことが出来た輝きだったのかもしれないのよね。悔しいけど。

いろんなアイドルの結末を見てきた立場としては、人気絶頂のまま華々しく散っていくのもある意味幸せなのかなって思わないでもなくて。もし仮にワナワンが活動延長したとして、活動期間中に票操作問題とかが勃発してたら完全な地獄絵図だし、あんま屁理屈言ってると自分に言い聞かせてるみたいな感じで虚しくなるけど、全てはこうなる運命だっただろうな…って気もするし。私はグループの良い時期だけじゃなく悪い時期もずっと応援し続けるのがオタクの醍醐味だと思ってるから、「プデュ」という武器が使えなくなった時、彼らがアイドルとしてどうなっていくのかが見たかった。

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まあ解散しないで欲しかったとか言うつもりは一切ないんだけど、ただせめてリアルタイムで活動してるところは見たかった…!タラレバの話だけはすまいと思ってたけど、こうしてワナワンと向き合ってみると最終的にその結論に辿り着いてしまうな。アイドルとの出会いは、別に早ければいいってもんじゃないというか、それぞれに適したタイミングがあると思ってるし、今まで好きになったアイドルもそういう意味で後悔した事ないんだけど、ワナワンだけはな…。まあ現役時代知ってたら、余計に解散しんどいってなってる可能性も高いけど。

“推しは推せる時に推せ”という有名な言葉があって、私はずっとそれを「推しが活動してる時に推せ」と解釈してたけど、もう活動してないワナワンを推せてる自分がいるってことは、推したいっていう気持ちがあればそれで十分なんだな、と思います。まさか自分が解散したグループを推す日が来るなんて思ってもみなかったし、ワナワンを好きになって、オタクとして新たな扉を開いちゃった感半端ないんですけど、でもこういうのもアイドルというか実在する人物を推す面白さではあるよな、とも思いますね。出来ればもう二度と経験したくないけど…笑。

最初に不正の事は忘れて…と書きましたが、私にとっては票操作も悪編もやらかしも全部引っくるめて、S2とワナワンの“物語”でしかないので、不正が明るみに出た事でその“物語”にケチが付いた事だけが残念でなりません。芸能界なんて作られた嘘だらけの世界だけど、だからこそ気持ちよく騙されたいだけなのに、わざわざ真相を知りたがるオタクは理解に苦しむ。何かを察しても表沙汰にならない限り見ないふりするのがオタクの礼儀ってもんでしょ。だからオタクは余計な事してくれたなって思ってるし、エムネには責任持って墓場まで持っていって欲しかった。

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いや〜書いたな〜。推敲するのがダルい長さだ…笑。でももっと早く書けばよかったです。こういうのはハマりたての勢いが超大事だ…マジで。ハマりたてのテンションで書いたものって、どうしたってお花畑感出るし無知を晒す可能性も高いけど、新規の時にしか出せない無敵感というか、思い切りの良さってあるじゃないですか。TXTもセブチも勢いまかせに書いたので今読むと恥ずかしいけど、それで良かったんだな…。時間が経てば経つほど考え過ぎちゃうというか、冷静な自分が出てくるし、こういうの書くのに一番必要なのはノリだったわ…冷静な自分いらんかった。

TXTとセブチのやつはどちらもハマってすぐに書いたから、正直今の私とは解釈だったり認識にズレが出てきてて、失敗したなって思うこともあるんだけど(だからもう恐ろしくて読み返せない…笑)、情報がアップデートされれば自分の考え方が変化するのは当たり前だし、それはそれで当時の私が感じた事として残っていればいいのかなとは思えるんだけど、ワナワンは今の私が書いても1年後の私が書いても情報が更新されることはないんだよな…と思ったら、なんか凄く切なくなってしまった。ワナワンって無駄に業が深過ぎると思うの。

最初に書いた通り、まだワナワンについて知らない事もあるし、今後も多分自分のペースで少しずつ知っていければいいなーと思ってるので、またブログになんか書くと思います。で、今回は書けなかったような新しい発見があればいいなと思う。長くなりましたが、ここまで読んでくださってありがとうございました。メンバー紹介以降は、自問自答というか禅問答みたいな感じだし、そもそも長すぎるし人様に読んで頂くような文章ではないな…と思うんだけど、書けてよかったです。最後まで戯言にお付き合い頂いた方には感謝しかないです。おしまい。