アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

永遠よりもう1日

こんにちは。先週末IZ*ONEのラスト(?)コンサートがあって、まあ私は観れなかったのですが(解散の事を知って観たいなと思ったんですけど、2日間ともガッツリ仕事でした…年度末め…)、感想とかレポート記事とかを読んでたら勝手に脳内でワナワンに置き換えて考えてしまって、虚無な気持ちになったりしてました。ワナワンのラストコンサートも心の準備が出来たら観ようと思ってるけど、それは最後の最後にとっておこうと思ってるので…。出来れば1年半後に観たいですけどね…そこまでは我慢できないかもしれない。というわけで最近のワナワンのお話です(最近のワナワンとは)(時間が止まってる)。

この間『X-CON』のリアリティ番組を観終わったんですよ。ワナゴーとかゼロベースはお仕事を忘れて楽しい時間を過ごそうって企画だったから、ただメンバーのワチャワチャを楽しく観て幸せな気持ちで終わってたのに、打って変わってアルバムに収録されるユニット曲のメンバーを決めるっていう完全なお仕事企画だったので、彼らの仕事や音楽に対する価値観みたいなものとか、それに付随して見え隠れするメンバー同士のリアルな関係性とか力関係みたいなものまで見てしまった気がしてちょっと疲れました。まあユニットは何だかんだでいい感じの組み合わせになったので結果オーライなんですけど、番組を通して改めてやっぱりワナワンって“個の集まり”なんだなって事を認識してしまった気持ち。

番組を観て好きになったのはオンくんとデフィの『모래시계』。もともといい歌だなって思ってたけど、普通にラブソングぐらいのイメージだったので(ある意味ラブソングでもあるけど)、ワナワンの事を思って書いた歌詞だったの…!? って驚いたし(ちゃんと歌詞を意識して音楽を聴けない悲しみ)、ヘイズさんが「ワナワンは砂時計みたいだと思った」って言ってたのがめちゃくちゃ突き刺ささりまくりまして…。改めて歌詞を読み返したら泣いてしまった。メンバーへに対する思いも込められるのかなと思うと切ない…。ヘイズさんと2人の関係性も穏やかで良かったし、最後ヘイズさんがワナブルに感情移入しちゃってるのがまたグッと来るのよ。


Wanna One Go [최초 공개] 더힐 - ′모래시계′ @X-CON 180604 EP.21

ヘイズさんのパートをワナブルが歌うのも素敵。この組み合わせ、一番意外だったしお互いに「あんまり仲良くない…苦笑」って言っちゃってたけど、2人とも万能タイプだし音楽の好みも合ってたし、いい組み合わせだったのでは?と思う。女性PDとのコラボっていう意味でも相性良い2人だった気がするし。オンくん普段はバラエティ班って感じだけど、年下メンバーに対する謎の包容力好き。そして当時17歳のディフィのポテンシャルよ…。ヘイズさんにちゃんと自分の考えを伝えられるのもスゴイし、どうしてもあのキャラが先行しちゃうけど、完全に天才よな。なんか鎌倉行きたくなってしまったなあ。暖かくなったら行こうかな。久々に江ノ電乗りたい。

テーマとしてはLean On Meの『영원+1』も、ワナワンとワナブルの別れについて歌っている曲だと思うけど、歌詞は切ないながらも包み込んでくれるような優しさがあるというか、全てを受け入れていこうみたいな覚悟があって、でも最後に弱音が出る…みたいな。それと比べると『모래시계』の歌詞はもう少し子供っぽさが残ってて、終わりが来てしまう事に対する諦めきれなさが溢れ出ちゃってる感じが、今の私にはグッと来るというか、染みるなって思う。似たテーマでも解釈の仕方や表現方法が変わっていくの、PDのセンスというか、考え方や価値観の違いが出ていて面白いですね。


Wanna One Go [최초 공개] 린온미 - ′영원+1′ @X-CON 180604 EP.21

まあ私はジソン・ソンウン・ミニョンの組み合わせめちゃくちゃ大好きなので、この2組は甲乙つけがたし、といった感じ。ワナワンのヒョンラインほんっと好きだわ。というかソンウンが最近本当に好きで、一気に2番手ぐらいまで上り詰めてきよった。最初にS2観てた時は「ソナギでめっちゃパワフルに歌う小さい子」「3回目の投票で爆上げする子」っていう感じで、正直そこまで強く印象には残ってなかったんだけど、繰り返し見てるうちに目が離せなくなってくるというか。常に一生懸命だしサービス精神も旺盛で健気に全力でアイドルをやってるし、それなのに何故か若干報われない感が漂ってて、それも含めて推せるよな…ってなってる。ごめん。

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なんかS2の時から疑問だったんですけど、ソンウンってなんでこんなに自信なさげに見えるんだろう。私の勘違いだったら申し訳ないんですけど、スキルは文句なしだし背は低いけどビジュアルも良いし、もっと自信持ってセンターとかメボ立候補していいのに、他の練習生に対してどこか遠慮気味だったり、アピールしても最後の最後に空気読んで譲っちゃうみたいな事が多い印象があって。一度デビューして結果が思わしくなかったのがコンプレックスになってるのかな…。まあプデュは凡用型より特化型のほうが有利なので、出来る子は器用貧乏になりがちなんだけど。S2の推しのこと書いた時にソンウンの事を書くか悩んでやめちゃったんですけどやっぱり書けば良かった。言いたい事いっぱいある。

ペジとリンリンでジフンを取り合う三角関係みたい事になってたNO.1は、顔面レベル高いしコンセプトも意外性があって好きだったんだけど、マンネラインが揃ってしまったせいか他のユニットよりも苦労してた印象(レコーディングとかガチで特訓みたいになってたし…)。でもこんなおしゃれでムーディな曲なのに歌詞がすごい可愛らしくて、3人に合ってるなと思った。あと私は大人数グループに関してはあんまりパート割気にしないほうだと思うんですけど、リンリンがこんなにラップやってる曲が聴けるの素直に嬉しかったですね。ペジもそうだけど普段はパート少ない子にとっては、ユニット曲大事だなって思いました…。


[ENG sub] Wanna One Go [최초 공개] 남바완 - ′11′ @X-CON 180604 EP.21

ジフンはS2の時からずっとリンリンのビジュアルお気に入りだし、リンリンもずっとジフン大好きなので、ラジはてっきり最初から相思相愛なのかなと思ってたら違ってビックリ。でもジフンに火の玉ストレートなペジ、すごく可愛かった…。わりと遠慮なくグイグイ行けるタイプかと思ってたリンリンが、こういう時にちょっと引いちゃうのは意外だったな。でもPDとの打ち合わせではリンリンが積極的に意見を言ってて、それも新鮮で可愛かったです。リンリンはS2の時からそうだけど、ポヤポヤしてるように見えてわりと肝が据わってるところあるね。潮干狩りの時はほぼ赤ちゃんだったけど…。

そしてトリプルポジションはですね…そうだな…ZICOにデレデレなウジンがひたすら可愛かったな。私からは以上です。いや、どうしても選ばれなかった側のメンバーに感情移入してしまうので、最初から最後まで両思いだったダニエル&ジェファンがいるトリプルポジションには正直、惹かれないんですよ…笑。まあダニエルは美味しいところ全部持ってく引きの強さあるし、ユニットを組む企画で彼が一番人気なのもすごく分かるんです。それにジェファンも、メボは絶対譲らないっていう強い意志と若干の計算高さを感じるのでボーカルライン(特にミニョン・ソンウン)は選ばないだろうと思ったし、納得は納得なんだけど…。私、天の邪鬼なのよね…笑。ただただウジンが癒やしだった。あとZICOがカッコよかった(それな)。


Wanna One Go [최초 공개] 트리플포지션 - ′캥거루′ @X-CON 180604 EP.21

そもそも私は基本的に過保護な箱推しオタクなので、こういうメンバー同士でメンバーを選んだり序列を付けたりするような、結果に偏りのある企画ってちょっと観ててしんどいんですよ。セブチもゴセでパートナー選びやってたし、TXTも2周年の動画で一人選んでプレゼント渡すとかやってたし、よくある企画なんだろうけど、正直どっちも観ててハラハラしたし。終始不憫なジソンさんとか、ジェファンに見向きもされないミニョンとか、常に自信なさげなソンウンとか、明らかに気後れしてるリンリンとか…推しじゃなくても一方通行のメンバーが出てきたりすると(まあそうなりやすいルールだったけど)、寂しい気持ちになっちゃうもんじゃない?

まあ一緒にやりたい相手に直球でアピール出来るタイプとそうじゃないタイプがいたり、組みたい理由も仲良しだからとか好きだからってパターンもあればユニットとしての相性を最優先してる子もいるし、最初から最後まで一途にブレない子もいれば交流する中で相手を変えてく子もいたので、なかなか難しい企画だったなとは思いますが…(こんなんセブチでやったらカプ厨阿鼻叫喚になるで)。予想外にリアルな結果になってしまったので、ワナワン新規としてはちょっと荷が重かったって事かもしれません。まだしばらくは全員のキャッキャウフフが見ていたかった…。

X-CONは結成から1年ぐらいだから、多分歪みが出てくる時期なんだと思うんですよね。歪みというか、無理していた部分に限界が来るというか。期間限定だからこそメンバーに対するちょっとした不満とか疑問は押し殺して活動してたと思うんけど、1年一緒にいて色々な事を感じただろうし、そういう押さえてたものが滲み出ちゃってる感じ。関係性が悪くなってると言いたいわけじゃなくて、誰しもに必ず訪れる変化の時期なのかなと。人間関係って波があって当たり前じゃないですか。どんなに大好きな家族だって、友人や恋人とだってずっと仲良しこよしではいられないわけで、喧嘩したり仲直りしたりしながら深めていくのが人間関係ってもんなので。アイドルにはベタベタ期もギスギス期も大事だし。

最初にワナワンの事をブログに書いた時にも言ったけど、普通のグループのように活動しながら少しずつ関係性を築いていく時間が持てないの、かなりキツイと思うんですよ。本来なら練習生として一緒に過ごす期間があり、デビューメンバーが決まってからデビューに向けた準備期間もあるはずなのに、そういうの全部すっ飛ばして、番組で集められた上位11人がお互いの事を理解する時間もなくデビューしてるんだから、まあそりゃそうなるわなと思う。本当ならもっと前の段階で済ませておかなきゃいけない事を、デビュー後にやってるの明らかに歪だもの。そう考えると、絶妙なバランスで成り立ってたグループなんだろうな。

なんか最近ワナワンに対する欲望がとめどないんですよね。S2は何度も書いてる通り私にとっては“物語”で、結末がハッピーエンドとは言えないながらもちゃんと完結してくれてるので悔いはないんだけど、ワナワンに対しては活動を追えば追うほど、与えられた時間の短さを痛感してしまう。もちろん1年半で出来る限界ギリギリの事をやったと思うし、これ以上の何かを求めるのは酷だよなと思うんだけど、その一方で、この世には時間をかけなければ得られないものがある、という事を思い知らされるというか、「もっと時間があれば」って思う事が増えていく…。

時間はどんな人間にも平等に流れていくので、どれだけ頑張っても1日は24時間しかないし1年は365日しかなくて。ダンスや歌が上達するのに練習する時間が必要なように、他人同士が関係性を築き上げるのにもやっぱり時間は必要なんだと思う。彼らを見てると、たった1年半でよくぞここまでと思う反面、もっと時間があったらもっと変化してもっと成長していく姿が見れただろうに…と思ってしまう…。X-CONのリアリティ番組は、私の見たいものと見たくないものが一緒に詰まってた気がして、やっぱりちょっとしんどかったなと思う。見るのが早すぎたかな。

でもやっぱりユニットももっといろんな組み合わせ観たかったなー。普通にオンニエル、プンソ団、ラジのユニット見たかったし、ケアンズには無限の可能性を感じるし(?)、個人的な好みで言えばソンウンとリンリンとかも面白そうだし(単に推しと推しではあるが、大きい子と小さい子の組み合わせは絶対可愛い)。こんな絶対に起こり得ない想像ばっかりしてて、こんなに客観視出来なくなってしまった自分に頭抱えますよ。想像(というかもはや妄想の域だが)するのは自由だと思うんだけど、絶対に叶うことのない妄想って虚しいだけ…。

そしてワナワンを見ているとまたS2が見たくなるという…。マジでこのループから抜け出せないんですが…?何回見ても内容は同じなのに…私はどうしたらいいの。もう早くゴセ始まっておくれ…。おしまい。