アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

パラダイムシフト

こんにちは。去年に引き続き、現場が続々と中止や延期になっていてオタクには辛い夏になってきましたね。特にJr.は基本的に出演者が多くてリスク高いし、振替はほぼ不可能だしでやっぱりなかなか難しいなあ…。もう緊急事態宣言でも出ない限り、理由なしに休演や延期したりすることはないだろうけど、数日前にいきなり中止ってのは大手でもキツイだろうし、最近はK-POPのアイドルの日活決まってるけど、くれぐれも無理せずに…と願うことしかできないですね。まあクソ暑い中、引きこもれるのは助かるけど。


NewJeans (뉴진스) 'Hype Boy' Official MV (DANIELLE&HAERIN ver.)

最近はもっぱらNewJeansの動向を追ってます。まだ全然推す推さないっていう段階ではないので、なんかいろんな意味で面白そうだなという好奇心が大きいんですけど。23日には2曲目の『Hype Boy』のMVが出て、なんとこれ4パターンもある。個人的にダニエルちゃんとヘリンちゃんのバージョンが好きなので貼っときますが、シンプルに曲が良すぎたな…。『Attention』も良かったんだけど『Hype Boy』のほうが好きですね。これぐらいポップな曲のほうが、今のメンバーの雰囲気にあってるのかなという気もする。


NewJeans(뉴진스) 'Hurt' Official MV

25日に出た3曲目『Hurt』のMVは、歌ってるメンバーの顔をアップで写してるだけなんですけど、正直このMVは結構驚いたというか戸惑いました。何か特別な事をしてるわけではないんですけど、なんというか…かなりフェティッシュな映像だなと思って。曲自体はすごく良くて聴きたいんだけど、映像はちょっと直視しづらいというかなんというか、これはミンヒジンの世界観…?と思いましたね。まあヒジン氏の感性なのかディレクターの感性なのかわかりませんけども…。

SMにいた時はメンバーの人選とかには関与してなかったらしいので、ミンヒジン氏からSMの成分を抜いたものがADORなのかなって思って見てますが、想像よりサブカルというかオルタナというか、3本のMVを見るだけでもかなり独特な趣向の持ち主なんだろうなという印象。ルセラのときにも「PDの性癖出過ぎ」問題の話をしたけど、メンバーよりも制作陣の顔のほうが印象に残るというか、この「コンセプト=ミンヒジン」みたいな世界観がどう評価されるのか、変にコンセプトにこだわりすぎないといいなあという気持ち。アイドルにとって一番重要なのはメンバーだし。

というような事を書いていたら、どうやら案の定というか、何となく危惧していた方向性で炎上しちゃってるみたいですね(詳しく書かないので検索して下さい)。まあ良くも悪くも「ミンヒジンがゼロから作るグループ」に対する関心が高いって事なのかもしれませんが、どっちに転んでどこに着地するのか…。せっかくいいメンバーが揃っていて、いい楽曲も用意されているし、個人的には今年デビューの新人の中ではかなり興味あるので、うまく対処してほしいなと思うんだけど(ハイブは基本強行突破だから心配…)。

アイドルって基本的に「大人が考えた世界観を子供が表現する」という構造で成り立っているので(ちょっと極論だけど)、その関係性において生じる違和感とかは当然あるんですよ。でも逆に言えばその構造だからこそ成り立つ存在でもあって、そこを否定していくと、もうアイドルというコンテンツは成立しないのでは?と思ってしまうんですよね。でも低年齢化が問題視されるようになったり、そういう時代による変化があるのは事実だし、大衆性が高まるとすり合わせが難しい文化ではあると思う。そもそもオタク文化って理解されにくいものだし。

日本のオタクはいい意味でも悪い意味でも、アイドルの文化や消費の仕方に慣れてるじゃないですか。性癖丸出しのジャニーさんが最大勢力の国なので(もちろん批判も多いけど)。アイドルが未成年なのも正直当たり前だし、中学生でデビューするアイドルなんて20年前からいるので、別に“低年齢化”とかしてないし。所謂コンプライアンス的な意味では、未成年を働かせる事もそういった状況がずっと続いて変らない事もどうかとは思ってるんだけど、それがアイドルや芸能界という世界だしね、というところで思考停止ちゃってるよなとは思う。

でも10代特有の輝きや強いエネルギーみたいなものはやっぱりあるし、オタクにとってはもちろんプロデュースする人間にとっても、それは確かに魅力的なものなんだと思うんですよ。だからこの世にはこんなにたくさんのアイドルが存在するし、“若さ”を扱うコンテンツが溢れている。それを商品として消費することが良いことだとは言わないし、若さだけが全てではないけど、その年代にしか表現出来ないものがあると思うし、オタクだけじゃなくアイドルに憧れる子がたくさんいるのも、自分もあんなふうに輝きたいと思うからなんじゃないのかな。

この間もアイドルシステムとはみたいな話したけど、今の環境が簡単には変わらない以上、現状のシステムやルールの中でやっていくしかなくて、それを否定したければ「アイドルにならない」「アイドルを推さない」しか選択肢がないんですよね…。そういった問題が表面化したときに批判するのは簡単だけど、ここまでアイドル文化が成長できた事とは表裏一体で、我々オタクはずっとそれを見ないふりして享受してきた立場なので。責任の一端は推す側も当然あるし、少なくとも現在進行系で若いアイドルを推しておきながら言えた事ではないわな。

何だかんだ言いながらも結局は若い子には人気も需要もあって(まあ子供過ぎて人気出ないケースもあるけど)、需要がある以上減るわけもなく、次から次へと若いアイドルが誕生して、新しいモノ好きなオタクはそこに流れていき、20代半ばぐらいのアイドルを平気でオワコン扱いするようになる…それがドルオタの民度だから。開き直るわけではなくて、本気でアイドルの置かれている状況を危惧するなら、制作側を責めるだけじゃなく推す側も意識や態度を変えるべきでは思っちゃうのよね。


퍼플키스(PURPLE KISS) 'Nerdy' MV

なんか面倒くさい話をダラダラしてしまったので、話を変えますね。ちょっと心配してたPURPLE KISSのカムバですが、タイトル曲『Nerdy』最高に良かった…。なんかパポキスは一年中ハロウィンコンセプトみたいな感じだけど笑、個人的にはこういうホラーすぎないダーク&キャッチーみたいなの好きなので全然問題ない。この路線を突き詰めて欲しい。あと収録曲もめちゃくちゃ良くて、『Love is Dead』っていう曲が特に好きです。まあ前回もタイトル曲以外は本当に文句なしだったんですけどね…。ほんとあの偽Savegeは何だったんや。

さすがママムの後輩というか、シンプルに歌が素晴らしいと思うのでみんなもっと聴くべき…。プデュが切り開いた中小事務所のアイドルを売るルートも途絶えてしまったし(確かパポキスにもサバ番出身の子がいたと思うんだけど)、どうしても事務所が大きいことや知名度が売れる基本になってしまう世界だけど、歌唱力があるヨドルはきっとチャンスあると思うんだよね。まあ別に売れることがすべてじゃないと思うんだけど、売れないと解散するだけなので…。はあ。


ZICO (지코) '괴짜 (Freak)' Official MV

あとわりと楽しみにしてたZICOのカムバ。MVのコンセプトも面白いし楽曲もかっこよかった。先行曲のレトロっぽい曲調も良かったんだけど、こっちのほうが好きかな。収録曲はまだちゃんと聴いてないというか、最近のカムバラッシュに色々追いついてないというのが正直なところ…。ZICOの曲はラップメインだとちょっと私には重いんですが、それ以外だと基本的にメロディがキャッチーでわりと聴きやすいなと思って、過去の曲とかも聴き始めてます。2年前にダニエルと曲出してたことに今更気付いてそれも聞いてるけどめちゃ良い。

明日から8月になりますが、NewJeansに始まり少女時代、IVE、TWICEとカムバが決まり、ブルピンも一応8月中にはするらしいなので、8月はマジでヨドルのお祭になりそう(ナムドルだと気になるのはドボとCIXぐらいかな)。個人的にはソシがめちゃくちゃ楽しみです。ヨドルは去年ぐらいからじわじわ始まっていた世代交代が今年に入って一気に加速した感じがありますし、大手からのデビューが続いたのもあって第4世代の存在感がほんとに増してきたなーと。今の所エスパとアイブの2強みたいな雰囲気ですが、まだまだ色々ありそう…。

そしてTXTの日本公演は案の定取れなくて、まあなんとなくそんな予感はしてたのですが、現場行けないと優先順位が確実に下がってくるので、気をつけたいと思います(何を気をつけたらいいのかわからないが)。ところがどっこいHiHiのサマパラが一般で取れまして…笑。もうすっかり諦めてたので嬉しい誤算だったんですが、急に決まってアワアワしてます。体調管理もちゃんとしなきゃいけないし、いつ公演中止とかになるとも限らないので、チケット取れてそれで終わりじゃないところが辛いところですね…。8月はさらに気を引き締めて生活したいと思います。おしまい。