アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

マフィアゲームレジェンド

こんにちは。いやー「Don't Lie Ⅱ」…面白すぎた…。最高傑作かもしれん…。前回の失敗企画がもはや前フリだったとしか思えないクオリティ。マフィアゲームってこんなに面白かったっけ…?って思ってしまった。最近のゴセで評価が高い「BAD CLUE」は舞台設定と世界観、キャラクターの割り振りが秀逸だったけど、ある程度は展開をコントロールできるタイプの企画だったと思うんですよ。でもマフィアゲームはわりと本人たちの能力とか運とかタイミングの要素のほうが大きいと思うので、ほんとにセブチって…。というわけで前編と後編合わせて感想を書いていきます。普通にネタバレしてるので観てない人は絶対に先に観ましょう!


[GOING SEVENTEEN 2020] EP.40 돈't Lie Ⅱ #1 (Don't Lie Ⅱ #1)

まずはルールをざっと説明しますと、役職は通常のマフィアゲーム(マフィア3人、警察1人、医者1人)に加えてブローカーという夜に宝物の大まかな位置を確認出来るキャラクターが登場。計3ラウンドで話し合う時間のほかにマフィアが隠した宝物(50万ウォン)を探す時間が5分間あり、その時間は途中で行うライアーゲームで増やすことが出来て、隠された手錠を集めるとそれも時間延長に使える。捕まえたマフィアの数によって市民の報酬額も増える。って既にややこしいけど、基本は宝物を探し出せれば市民の勝ち、宝物を隠し通す&最後まで3人の正体がバレなければマフィアの勝ち。

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前回はマフィアの圧勝だったんですが、多分宝探しが難しすぎたんだと思う。今回ブローカーっていう役職が増えたのはそこを解消するためだったと思うんだけど、結果的にはブローカーではないただの市民が見つけるという展開になりましたね。後編を見てから改めて前編を見直すと、前編は完全に助走だったなって感じではありましたが、最初にマフィアを検挙するところで、スングァンにほぼ的が絞られてたのにそのスングァンの一言でディノに一気にひっくり返ったのが面白かったし、あれ大きかった気がする。ブソクスン解散しなくてよかった。

どうしても頭の回転早くて発言の多い子がマフィアだと疑われがちなのと、マフィア側からも狙われちゃうんですよね。わりとスングァンとかウジくんが早い段階で殺されてるイメージあるし。駆け引きとか騙し合いが得意そうなジョンハンに関しては、常に怪しまれてるけど全てが怪し過ぎて逆に読めないみたいな雰囲気ありますよね。あの「僕は嘘下手だよ」っていう発言にみんな引っかかっちゃう感じとか、推しながらなんか恐ろしいんですが…。

でもだからこそブローカーにジョンハンが選ばれてるのも納得というか、結構難しい役どころだったと思うんですよね。特に協力し合う2人を確実に市民から選ばないと探し出しても意味がないってところがポイントで、うまく活用出来るかどうか分からないし。でもどんな展開になるか読めない役どころだからこそ、とりあえずジョンハンにやらせとくか、的な感じだった気はする。で、クプスとホシくんをチョイスする判断力ね…(ミンギュとウジくんが加わろうとしたのを拒否ってたし)。

そしてとにかくうるさいクォン・スニョン。ていうか全編通してホシくんのテンションが高すぎる。ずっと喋ってるしずっと動いてるしアイドルがしちゃダメな表情してる…笑。まあ前回の「Don't Lie Ⅰ」で大活躍したからそれで気合が入り過ぎてるんだろうけど、それにしてもちょっと様子がおかしかったよ…笑。


[GOING SEVENTEEN 2020] EP.41 돈't Lie Ⅱ #2 (Don't Lie Ⅱ #2)

そして後半はもうなんというか展開のジェットコースターぶりが素晴らし過ぎた…。これ全部脚本ありますよね?っていうレベルで出来すぎている…。何から話せばいいのかという感じですが、まず前編に引き続きうるさいホシくんがミンギュを当てた流れが秀逸過ぎました。ミンギュはわりと墓穴を掘りがちというか、前回も余計な事を言ってマフィア疑惑を自ら深めてた所がありましたけど、まさに前回の活躍が評価(?)されてのマフィア抜擢だっただろうから、ホシくんの推理ドンピシャですね。

あとホシくんがミンギュを疑う流れのきっかけを作ったのが、ウジくんがミンギュを選んだからってのも密かにホシウジ案件…。ウジくんが警察だと予想してマフィアを推理していくっていう発想はなるほどだし、大騒ぎしてるだけじゃなくてよく見てるなと。そもそもホシくんのウジくんに対する信頼感とかもあるんだろうな…ジョンハンに選ばれて宝探しのヒントもらった時もウジくんも入れようみたいな動きしてたし。

そしてこういう頭脳系企画だとわりとお馬鹿扱いされがちなドギョムが、ウジくんと組んで警察だと偽ったのも見事でしたね(告白したときジョンハンがドギョムをバシバシ叩いてたの可愛い過ぎた。騙された〜って感じだったのかな…)。下手したらドギョムにマフィア疑惑がかかったところを、ウジくんと2人でしっかり回避したって事だもんね。基本個人戦だけど、こうやって協力しあってアリバイ作るのも作戦なんだなと、普通に感心しちゃいました。

あとボノニのマフィアっぷりも素晴らしかったと思う。ミンギュとは対照的にボノニはすごいポーカーフェイスで、全然喋らないわけでもなければ余計な事も言わないし、しかもさりげない駆け引きもうまいし、私は最後までムンジュニとどっちなのか分からなかった。もうひとりマフィアが残ってたら結果違っただろうな。やっぱり喋りすぎるのが一番危険って事なんだろうけど、でもディノは逆に喋らなすぎて怪しまれてたわけだし、難しいねえ。

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そして極めつけというか、一番ビックリしたのはムンジュニがお金を発見してから最後まで隠し通してた事かな。ムンジュニも結構ポーカーフェイスというか何考えてるかわかんないタイプではあるが、あんまり騙し合いみたいなのが上手に出来るイメージなかったんだけど、さすが子役出身…。あとミンハオが一生懸命ムンジュニの事庇ってるのに自ら反論してるの面白すぎた…笑。「もう勝手に死ねば」って言ってしょんぼりするミンハオを慰めているシュア…まとめて保護…。

あと面白かったのは、特にこれと言った根拠もなくジョシュアをマフィアだと言い切るジョンハンとか(仲良いからこそリアクションが怪しいって事なんだろうけど)、手錠はジョンハンじゃなくてドギョムに持ってて欲しいっていうウジくんとか、自分が医者だけどみんなにからかわれた…ってドギョムに愚痴ってるウォヌとか。前回医者だったシュアが活躍したらプレッシャーだったって…え、ウォヌって可愛いね?なんかいちいちオタクの性癖に刺さる人だな。

本当に面白かった…まさかマフィアゲームについてこんな長文を書く事になるとは。私マフィアゲームってマフィア側に感情移入しがちで、市民よりもマフィアが勝つほうが好きなんですけど、今回はつい市民を応援してしまった。でも今年のゴセもあと3回で終わりですね。次回運動会っぽい企画やってラスト2回はTTTかな…?どうかな?そしてゴセ見終わった直後に『CDTVライブ!ライブ!』のクリスマス特番にBTS、TXT、セブチが出演決定とな。ビッヒ容赦ないですね(もしやMステも来るのでは…)。

このままだとゴセの話だけで終わってしまうので、これだけは書いておきたい。12月1月頃は授賞式とか歌謡祭があるせいか、カムバするグループは少ないんですけど、今週、IZ*ONEがカムバしまして。前回のスワンスワンが好きだったので、次どんな曲かな?って楽しみにしてたんですよね。スワンスワンはちょっと個人的MVがイマイチであんまり観なかったんだけど、今回の『Panorama』はMVもいい感じです。


IZ*ONE (아이즈원) 'Panorama' MV

パノラマはMAMAで一足先に披露してましたけど、やっぱり可愛いな…。それにこのアニメ声…めちゃくちゃ耳に残るな。最近ヨジャはわりとかっこいい系というか、ガルクラかもしくはレトロ系みたいな感じが多かったので、王道のキラキラ可愛いアイドルソングって感じで好きです。可愛らしくてキャッチーで上品ですごくIZ*ONEっぽい。なんかそういう“らしさ”って大事だよねって思いました。来年の春には解散しちゃうのはいろんな意味でもったいないですね…。

あと…先日書いた授賞式の記事を読み返して、あまりにもその時の感情のまま書いたもんで、結構今更ながら恥ずかしくなってきてます。もう少し推敲というか冷静になってから書いたほうが良かったなと…。消すつもりはないのでちょっとだけ言い訳させてもらうと、“賞をもらう事”に振り回されちゃ駄目だなとは思うんですよ。他人の物差しで自分を測り始めると本質を見失うと思うし、物事の価値は自分で決めればいい事なので。っていう大事な大事な大前提があるのを書き損ねてたなーと…。

以前も書いた通り、熱量の高さや競い合いはK-POPの特徴であり面白さでもあるとは思うんです。ただちょっと油断するとすぐオタクの代理戦争みたいな事になるので(ドルヲタあるあるですけど)、推しに感情移入した結果、オタク同士が勝手に殴り合ってるみたいな不毛な戦いに加わる気は更々ない…。すごいのはアイドルであってオタクじゃないから。でも投票とか授賞式って存在自体、対立構造を煽るためにやってるようなもんだから、私もだんだん感覚が麻痺してるんだろうな。まああの記事を書いた事で「もう少し冷静になろうね」って思えたからいいか…。今後はもう少し慎重に書きます。おしまい。