アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

勝ち負けのない世界

こんにちは。絶賛カムバ中ですが、皆さん睡眠時間取れてますか?私は取れてません。TXTのカムバが早めにスタートしたせいで(おかげでペースはゆったりめだけど)、セブチと完全に同時進行になってしまい、毎晩0時がてんやわんやです。セブチはヘンガレと同じく2週間前からの情報解禁なのですでに毎日更新だし、TXTも多分来週あたりから一気に来るはず…。10月乗り切れるかなコレ…。まあカムバの話は置いといて、まずはGOING SEVENTEEN「BAD CLUE」の気になる結末です。あ、まだ観てない人は是非観てから。


[GOING SEVENTEEN 2020] EP.35 BAD CLUE #2

前回ちゃんと咀嚼しておいたせいか、今回はわりとスムーズに観れました。いくつか疑問点も残ったけど、いやー観せますなあ。話の流れとしては、一気に登場人物が消されていく怒涛の展開。メタフィクション的な構造なのであらすじを書きにくいんですが、まずは私立探偵のジフンが消え、遺言書を入れ替えたソクミンが消える。みんな自分がなぜ死んだのか分からない…それもそのはず、犯人も自分が“犯人”だと知らされておらず、この会場に来た時に犯人が予想したゲームの脱落順に一人ずつ殺されているのだから。

その法則に気付いた残りのメンバーは、何とか犯人を特定しようとするができないまま、執事、遂行秘書、弁護士、記者と消えていく。そして会長のせいで父が自殺したミンギュ、母を見殺しにされたジョンハン、副社長のミンハオの3人が残される。互いに会長を殺す動機は認めるもののこれまでほぼ無関係だった人間を消す意味はあるのか…。それぞれが疑心暗鬼になる中、最後に生き残ったのはミンギュだった。精神鑑定の結果、ミンギュは解離性人格障害で、死んだ父・ジュンギが第2の人格となって犯行に及び、最後はミンギュ(自分)を殺して事件の幕を閉じる…という結末でした。

犯人を特定するポイントとしては、動機から予想するんじゃなく、犯人の情報(プロフィールや設定)と置かれた状況から読み解かなきゃかいけなかったのかなと。犯人の書いた順番に消える事にもう少し早く気付いてたら犯人の特定も出来てた、もしくは自分が犯人だと気付けたかもしれないけど、当のミンギュがまったく自覚してなかったという(それも見越した設定かも)。察しのいいウジくん、ジョンハン、ミンハオ辺りが犯人だったら自分かもって気付いてたかも。でもこれどこまで脚本があったんでしょうね。本人たちは自分の演じるキャラクターの設定と情報しか知らずに演じてたっぽいけど。

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そして最初から最後までみんなに犯人扱いされ続けるユン・ジョンハン…笑。まあ私も前回怪しいって書いたので完全に騙されたけど、動機も分かりやすかったしジョンハン自身のキャラも影響してるんだろうな。同じく動機も目的も明確だったミンギュにイマイチ確信が持てないのも、ミンギュのキャラの影響だろうし。その辺のキャスティングも上手でしたねー。まあ殺す方法については触れられず、ただただ人が消えていくだけなので、ミステリというよりはマフィアゲーム的な感じもありましたが、すごい新鮮で面白かったー。ビハインドとか出してくれないかな。

あとはカムバのまとめ記事には書きづらい、ちょっと野暮ったい雑談を。セブチのアルバムがメンバー別パッケージ14種ランダムということで…エグいよプレディス…いやビッヒか。そりゃ目標ダブルミリオン言うわな、ハハハって感じなんですが、まあこの手の問題は、文句言っても結局のところ自分の財布と相談して決めるしかないんだけど(無い袖は振れませぬ)、極端なランダム商法は逆にオタクの購買意欲を下げるパターンもあるので、変な方向にいかないといいな…と思ったり思わなかったり。

実はTXTも今回なかなかの鬼畜仕様で、ランダム75種っていう特典写真があるんですよ(5人しかおらんのに…)。まあこれは言うて特典だしスルーかなって感じなんですけど、でもこういうランダム商法って、良くも悪くもK-POPらしい売り方だと思うので、そういう文化として受け止めるしかないんだろうなーと思ってます。まあ48Gや坂道が握手でのし上がったように、K-POPのアイドルはランダム(+接触イベ)で今がある、みたいなところがあると思うので、それを否定しても仕方ないし。結局は買える人が買えるだけ買うだけだし。

そしてTXTはTWICEのカムバと被りました。いや、もはや対決というにはおこがましすぎるぐらい格上の存在なので、逆に諦めがつくっちゃつくんですが、なかなか現実は厳しいなあという気持ちに。5月もNCTと被ったのよね。ランキングに関してはライバルが強ければどうしようもないし、考えても仕方ないんですが、はっきりと目に見える形で結果が出てしまうのがちょっとしんどい…。まあいつカムバしてもノーダメージなのBTSぐらいだと思うし、そんな事言ってたらリリース出来なくなっちゃうんですけど。

10月末までに発表した楽曲が年末の賞レースの対象になるらしく、10月はアイドルだけじゃなくアーティストもめちゃめちゃリリースするので本当に激戦なんですよね。ブルピンのアルバムは初日58万枚売り上げて、ヘンガレの記録抜かれてしまったので、セブチがその記録をまた抜けるのかなとか、NCT2020も音盤凄そうだなとか、音源で若干苦戦してるブルピンにTWICEは対抗できるのかなとか、そういうバチバチっぷりにワクワクする気持ちもありつつ、その一方で、こういう成績や勝ち負けを目の当たりにすると、ふとした瞬間に虚しさを感じるんですよね。虚無いというか、そんな消費の仕方でいいのか?と。

音楽を聴いてパフォーマンスを観て、メンバーのSNSを楽しんで。メンバーが楽しく活動してくれるだけで十分なはずなのに、そんな力なんてないくせに「勝たせてあげたい」とか思ってしまう傲慢な自分もいて、なんかうまく言えないけど情けない気持ちになるんですよ。自分の弱さというか無力さも痛感してしまう。いつか成績や順位を気にせず、ただ素直にアイドルを楽しめるようになる日が来るのかな。まあでも、それも自分次第なんだろうな。おしまい。