アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

アイドルを応援するということ

こんにちは。だいぶ夏っぽくなってきましたね。なんか春物のジャケットとか着る機会なくなってきたな。私は10代の頃から花粉症なのでマスクには慣れっこですがさすがに夏場きついです。徐々に日常が戻ってきている感じもありつつ、ずっと霞がかった道を歩いているようでイマイチ落ち着きませんね。というわけで、近況を振り返ろうと思うんですが、今回は自粛が始まってずっと考えてた話をしたいと思います。

私の最後の現場は2月頭の日向坂で、最初の自粛現場が2月末のランペなので、現場に行けなくなってからもう3ヶ月以上経ちますが、改めて自分にとってアイドルを応援する事の意味を考える機会になったなと思います。私がヲタ活において重視していた現場が、年単位先までないかもしれない…と思った時に、私のドルヲタとしてのアイデンティティを揺るがす事態が起きているのでは、と思ったんですよね。めっちゃ大げさな言い方ですけど。

アイドルを応援する事って、まず大前提としてそのグループなり個人に魅力を感じて音楽が聴きたいな、ダンスが観たいな、パフォーマンスが観たいなって気持ちがあると思うんですよ。だからこそ、CDやグッズを買ったりライブやサイン会に行ったりするわけで、売上とか人気とか以前の素直な欲求というか、好きになるってそういう事だと思うんです。誰かから頼まれたわけでも求められたわけでもなく、自分が好きで楽しいから応援してるだけ。もしアイドルを応援する事に何か条件があるとすれば、「自信を持って好きと言えるかどうか」だけだと思う。

でも長年オタクをやってきて、結局のところオタクが出来る事って「お金を払う事」だけだなとも思うわけです。ただ好きって言ってるだけじゃやっぱり足りなくて、その好きな存在を好きで居続けるためには、お金を払わなければどうしようもないんですよね。存在そのものがコンテンツであり商品であり価値である彼らに、価値のある商品であり続けてもらい、上質なサービスを提供し続けて貰うためにお金を払っている、という側面はある。我々にとってみてもお金を使う事で、彼らを消費する権利を得ているみたいな部分があるわけですしね。

大多数のオタクがそうであるように、私が一番お金を使っていたのは現場にまつわる費用です。現場は自分の応援したいという欲求をかなり的確に満たしてくれるし、CDを買うのもグッズを買うのも、現場を楽しむためっていう感覚が強くあります。現にツアーが中止になってしまったセクゾやNEWSのアルバムはちゃんと聴けてないです(まあこれは今K-POPにハマってるからというのも大きいけど)。もちろん欲しいと思ったものは基本買ってますが、地味に購買意欲や収集欲は下がってるなと思うし、改めて現場が強くかつ継続的なモチベーションになってたなと感じます。

それにやっぱり現場で得られる情報量って桁違いだと思うんですよ。TXTを好きだなと思ってもオタクとしてまだ自信が持てない、と書いたのはその辺の理由も大きいです。今後はTXTに限らず全てのグループに言えるわけで、果たして現場ない状況で自分の好きとか応援したいっていう気持ちが保つのだろうか。今はまだこの状況を特殊なものだと捉えてるところもあるし、収束すれば現場がまた戻るはずっていう願望もあるからモチベーションも維持できるけど、現場のないオタクに何ができるのか…。自分の価値観や考え方を改めるというか、変わらざるを得ないだろうと思い知りました。

ただ元に戻らない事や変わってしまう事が必ずしも不幸であるとも思わなくていいんじゃないかな、とも思ってて。こんな環境だからこそ生まれてくる新しいエンタメもあるんだろうなとも思うんですよ。ここ十数年のエンタメ業界はジャンル問わず明らかに現場至上主義だったので、今の状況はアーティスト側にとっては相当なダメージだろうし、収束や対応の目処が立っても完全に元通りに戻る事はないだろうけど、変わっていく事が衰退だとも思わないし、新しい事が出来るチャンスである事もまた事実だと思う。

特にアイドル業界がどう変わっていくのかを見られるのはとても興味深いです。正直、過剰な接触売りとそこに甘え過ぎたオタクのお客様根性とか、一度崩壊してしまえばいいと思ってるし、なんとなく惰性で続いてきたような悪しき習慣が見直されるいい機会なんじゃないかなって。ここまで書いてきてふと我に返ったんですけど、私一体いつまでドルヲタやるつもりなんだろうな…。まさか自分がリアルタイムでドルヲタやってるうちにこんな状況に陥るとは思ってなかったですけど。でもそんな事を考える期間になったなと思います。

なんかだいぶ長くなってしまったのでその他の近況はサクッといきます。最近だいぶセブチにズブズブしてます。基本的にはTXTのアルバム聴いて過ごしてるんですが、今までより格段に音楽に割ける時間が増えたので、まあ作業用BGMみたいな感じでプレイリスト流していて、想像以上に曲が好きでビックリしてる。MV観てるだけじゃ気付かなかった事も結構あるので、ちゃんと音楽聴くのって大事だなと。率直な感想としては、K-POP初心者にはかなり聴きやすい楽曲が多いなと思います。

セブチってわりとポップでキャッチーな、ウェーイ!みたいな曲のイメージが強くて、私もそういう曲がやっぱり好きなんだけど、ボーカルの良さが際立つ曲も多いんだなと思いました。一番分かりやすい武器は13人での迫力あるダンスパフォーマンスだろうと思うんだけど、意外とボーカルがちゃんとしてるっていうか、歌声をしっかり聴かせる曲が多いのが好みですね(TXTはガッツリ加工されてるから歌を聴くっていう感覚が薄いんですよね)。ダンスミュージックばかりじゃないっていうか。こんな分かりやすく楽曲からアイドルに入るの久しぶりな気がします。


[SPECIAL VIDEO] SEVENTEEN(세븐틴) - Snap Shoot

なんとなくセブチの良さが詰まってるなーと思ったので『Snap Shoot』の動画を貼る。うーん多幸感が半端ない。『SEVENTEEN : HIT THE ROAD』を観て、彼らが5年という時間をどう生きてきたかを見せつけられてる気がして、改めてアイドルって大変な仕事だなと思いました。人間の人生における5年間なんてあっという間だし、大した経験もせずに過ごす人がいっぱいいると思うけど、彼らは一体どれだけの濃密な時間を生きてるんだろう。セブチに限った話ではないけど、普通の人には得難い素晴らしいものもたくさん持ってる一方で、数え切れないぐらいの犠牲と苦労があって。彼らは「ファンがいるから頑張れる」って言うけど、きっと対価では得られないものも絶対にあるはずで、それが知りたいなと思いました。

不思議な事にわりと同じように動画見たり曲を聴いてたBTSに対してはまあまあなので、やっぱり音楽的な好みの傾向ってあるんだろうな。私はハロヲタ時代に「ハロプロの音楽が好き(だから他のアイドルには興味ない)」って思い込んでいて、その後いろいろなアイドルと出会って、大事なのは何をやってるかじゃなくて誰がやってるかだな…という結論に辿り着いたんですけど、でもK-POPをフラットな状態で聴いてるとやっぱりシンプルに好きな曲とか好きなコンセプトみたいなのはあるなーと。アイドルに音楽性を求めてないわけではないけど、どちらかというと本人達にハマってさらに音楽も好きになるって事の方が多かったんで。

あと個人的な発見というか、なかなか新鮮な体験だったのがセブチとTXTの音楽性が全然違う…というめっちゃ当たり前の事を実感した事かな。今まではハロならハロ、ジョニならジャニで事務所括りでいろんなグループを聴いてたので、もちろんそれぞれグループの個性はあるんだけど、良くも悪くもどこか延長線上にいる音楽だなと感じてて。それがセブチとTXTは明らかにやってる音楽も方向性もコンセプトも何もかも違うので、交互に聴いてるとビックリする。何がどう違うのかはうまく説明出来ないんですが、明らかに違うのがすごく面白い。他のグループとかもまた違うんだろなー。

そんな感じなので、かなり好きになっている自覚はあるのですが、何故か一向に推しが決まらないという。強いて言えばボーカルチームが好きかなってぐらいで(ジョンハンの声がすごく好きなんだけど決め手に欠ける)みんないい子だなと思う。わりとサクッと推しが決まるほうな気がするんですが、言葉の壁と言うか、本人たちのキャラクターを知るのに日本のアイドルよりも時間がかかるのかな(でもBTSはすぐジンくんだなって感じだったな…)。まあしばらくは箱でまったり推してるのが気楽でいいかなと思ってます。TXTには新人ならではのヒリヒリ感みたいなのがあるので、セブチ観てると気が楽です…笑。

そういえばビッヒのプレディス買収ビックリしましたね。前々から噂あったしセブチがWeverseに参加した時点でほぼ確定なんだろうなとは思ってましたが、BTSとセブチが同じ系列の事務所所属って言われるとドヒャーって感じ。韓国の事情は知らんけど、今の日本でK-POPのボーイズグループって言われたらこの2組が圧倒的知名度高いと思うし、報道でも「名実共に国内最高水準の男性グループを備えることになった」って書いてあったし。芸能事務所ってどちらかというと枝分かれというか暖簾分けしていくイメージが強いので、人気タレントを抱えてる事務所同士のM&Aインパクトはあります。

まあどちらかと言うとレーベルメイトって感じで、事務所の先輩後輩みたいな事にはならないんでしょうが、合同でコンサートとかやるんだろうな〜。TXTはどう絡むのか想像出来ないけど、セブチの曲でパフォーマンスしてくれたら歓喜する自信がある。あと興味深いなと思ったのが、ビッヒ首脳陣の布陣。傘下に入ったソースのソ・ソンジン代表も、プレディスのハン・ソンス代表も元SM、そして2019年にビッヒに加わったミン・ヒジンCBOも元SMなんですよね。ビッヒのパン・シヒョク代表は元JYPだけど。SMに才能が集まっていた時期とかもあるんだろうけど、なんかブレーンの動きを見るのもなかなか面白いです。

あとやっぱりちょっと気になってチェックしてしまっているビッヒとCJの『I-LAND』が動き出して、候補生23人が公開されました。簡単なプロフィールとかなり個性を消した感じのビジュアルしか出てないし、今の所誰がどうとかはないのですが(フィギュアの子がちょっとだけ気になる)、番組自体を観ることはないだろうなと思っていたらABEMAで字幕付きで配信するようなので…観てしまうかもしれない。ただこの番組の世界観というか、世界設定?どうなってるんだろう。なんかリアリティ番組っていうよりはドラマとかアニメみたいな感じですよね。どんな番組になるやら…。

一方の虹プロはいよいよクライマックスですね。私はそこまでのめり込む感じではなくわりとまったり追ってたし(推しのアヤカに落ちる気配がないから…まあ最終的にどうなるかわかんないけど)、ブログでもパク・ジニョンPDの話ばっかりしてたけど、さっきのセブチのドキュメンタリーとも通じるのですが、彼女たちの半年間の濃度を思うとすごいものを見ているなと思います。こういう何かに全てを捧げる姿って本当に青春だなと思うし、デビュー出来ない子がいても何にも代えがたい経験のひとつになると思う。全員に報われて欲しい気持ちと、でも全員が報われない世界だからこそ尊いんだよなと複雑な気持ちになります。

ジャニはTXTのカムバにエネルギーを使いすぎてほとんど追えてなかったんですが、来週から始まるオンラインライブがめっちゃ楽しみです。とりあえずコンサートに行くはずだったグループを観るぞ…と思ったら全日程でした…笑。平日はリアタイ厳しいし初日で様子を見つつかなと思いつつ結局全部買いそう…。そういえばジャニーズWebで、キスマイの千賀くんが山ちゃんと平野との動画でセンター論みたいな話してたのが面白かったです。これまでそういう露出全然して来なかったわりに若いメンバーは順応が早くて、配信とかSNSを器用にこなしてるの面白いですね。しかし山ちゃんのカメラ写りさすが過ぎてのけぞる。

近況、全然サクッといかなかったな。とりあえずセブチのカムバがもうすぐなので、どんなアルバムになるのか楽しみにしてます(うまいことTXTの活動期間とは被らなそうでよかった)。ティザーが何本か上がってますが、爽やかでちょっと切ない夏みたいな感じで良さげですよね。せっかくなのでパッケージ予約したんですが、形態多すぎてどれを買えばいいのか分からなくなってセットをポチりました(すぐ思考停止する)。来月はどうなってるんだろうな。おしまい。