アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

タイムレス

こんにちは。今年も残すところあと1日となりました。来年に持ち越してるものも色々ありつつ、なんとかひとまず今年の仕事は無事に納まり、まあお正月休みなんてどうせ一瞬で終わってしまうと思いますが、なかなか大変な一年ではあったので、無事に年が越せそうで良かったなという気持ちです。多分これが今年のブログの最後の更新になると思うので、簡単にはなると思いますが、今年の振り返りなどもしてみようかなと思ってます。

その前に、まずはSexy Zoneの東京ドーム公演に行ってきました。今年最後のコンサートだったんですけどラストを飾るのに相応しい現場でしたわ。最近わりと席運良かったので久々に2階席(下段ではあったが)に入り、ドームってやっぱり広いよな…としみじみ思いつつ、めちゃくちゃ長いクレーンみたいなリフターとか、スクリーンになってる花道とか回転するステージとか見てるだけで楽しい。あと謎にステージ脇に東京タワーがあったりとか、別に何の役にも立たないんだけど、世界観を表現するためだけにあるセットに本気なのが最高だなと思った。

ついついステージ構成の話からしてしまいましたが、内容ももちろん素晴らしかったです。去年は初ドームで特別感の強い公演だったし、みんなちょっと浮き足立ってる感じもあったけど(私が初日に入ったせいもあるかも)、今年はアルバム自体の大人っぽいコンセプトとか楽曲の雰囲気もしっかりあって、ツアーの一環としてのドーム公演って感じの仕上がりだったのが良かったです。でもセトリも結構変わってたし演出変えたところもあったろうから、やっぱりアリツアも入りたかったな…ってなりました。何で取れなかったんだろ…涙。

ただオーラスだったのもあり最後のメンバーの挨拶があまりにもしんどくて、楽しかったコンサートがその記憶に上書きされてしまうのちょっと切なかったです。旧ジャニ問題についてはあんまり触れずに来たけど、それは関心がないとかじゃなくて、私には特に言えることがないというか、できるだけフラットに起きたことをそのまま受け止めるしかないと思ってたから、そういう精神で今年は過ごしてきたんだけど、セクゾの言葉はさすがに来るものがあるというか、ちょっと堪えました。

若すぎるデビューとなった彼らにとって、決していいグループ名とは言えなかったであろう「Sexy Zone」という名を、12年間背負ってきた自負みたいなものも感じたし、自分たちの名前を考えうる中でも最悪な形で失うことや、この状況を「寂しい」と言わせてしまったこと、残酷な世界だなって思った。セクゾの場合は名前を失うというわかりやすい形で影響が出たけど、旧ジャニのタレント全てが何らかの形で大事なものを失ったわけで、これが今回の出来事のひとつの結末ということなんだろうな。まあまだ何も終ってはいないけど。

長い目で見れば必要な出来事だった、良い方向に変わるいいきっかけになった、となるのかもしれないけど、こんなに人間のむき出しの本音(善意も悪意も含めて)を浴びることって、今までの人生を振り返ってもあまり経験がないので、難儀な時代になったもんだなと思った。別に昔は良かったなどという気は毛頭ないけれど、いい年した大人の自分でさえかなりストレスフルな状況だったのに、若い世代はどうやってこの出来事を受け止めたんだろう。タフに成長していくことを祈るぐらいしかできないですね…。

この話で今年のブログが終わるのはちょっと嫌なので、今年良かった楽曲トップ5を紹介しようと思います。去年のひとり楽曲大賞みたいなの書こうと思って準備はしてたんだけど、なんか年末になっても10曲選びきれないという事態に陥りまして…。好きな曲自体はいっぱいあったけど、今回ピックアップした5曲が圧倒的すぎて、そこに並べるにはちょっと…みたいな感じで。というわけで、ルールとしては去年と同様に「2023年にリリースされた楽曲」「公式タイトル曲(MVがある曲)」「1アーティスト1楽曲」です。

・NewJeans『Ditto』


NewJeans (뉴진스) 'Ditto' Official MV (side A)


NewJeans (뉴진스) 'Ditto' Official MV (side B)

最初から微妙にルール違反してますが、『Ditto』は2022年リリースなので厳密には対象外なんだけど、2023年に一番聴いた楽曲だと言って過言じゃないし、『Ditto』を評価する場所がないので(去年の時点で入れるべきではあったが)。最初にティザー見たときの衝撃が忘れられないし、『Attention』『Hype boy』を超えられるのか?という周囲の期待にちゃんと応えたことの驚きもあったし(個人的にその2曲より好きまである)、NJが今後も人気グループとして歩んでいく未来を確定させた楽曲、という感じがする。めちゃくちゃ作り込んできたMVも素晴らしかった。

ちなみに今年のNJの楽曲に関して言うと『ETA』も相当好きでした。あんまりブログで書く機会なかったけど『Get UP』の中だと『ETA』がダントツで好きだし、結構ライブ向きというか現場で聴くとすごいテンション上がる良曲だなと思ってる。ただ楽曲として『Attention』『Hype boy』『ditto』を超えたかと言われるとそこまでではなかったし、なんか言い方が難しいんだけど、今後も『ETA』レベルの曲なら全然出だしてきそうだなって。なんでこんな偉そうな表現しかできないんや私は。

・BOYNETDOOR『Serenade』


BOYNEXTDOOR (보이넥스트도어) 'Serenade' Official MV

2023年は結局ボネド一色の年だったので、「1アーティスト1曲」という縛りをなくしたら彼らの楽曲で独占されてしまうレベルなんだけど、その中でどうしてもひとつ選ぶとしたら『Serenade』かな…という感じです。推しグルであるというバイアスにどれぐらい引き摺られているのか自分でもよくわからないところはあるんだけど、でも『WHO!』の3曲に関しては、まだ推すとか推さないとか以前の状況でブッ刺さったわけだから、わりと真っ当な評価なんじゃないかなとは思っている。

でも年末の授賞式を見てたら、だんだん「One and Onlyしか勝たんのでは?」って気持ちが強くなってきちゃったし、『돌아버리겠다』はライブで見ると最高に楽しいし、『뭣 같아』のラスサビの心地よさも大好きすぎるし、本当に悩む…というか正直ずっと悩んでる。そもそもセレナーデをタイトル曲扱いしていいのかという問題もちょっとあるし。ボネドの楽曲に関しては、今後曲数が増えて単独とかやるようになって、その時の扱いによって楽曲の印象が変わったりしそうだなとも思うんですよね。ライブで本領発揮するようなグループになりそう。

・부석순(SEVENTEEN)『파이팅 해야지(Feat. 이영지)』


부석순 (SEVENTEEN) '파이팅 해야지 (Feat. 이영지)' Official MV

もはや説明不要のテンションぶち上げソング。よく見たらMVのサムネ可愛いな。私がセブチを好きになってから出た曲の中で一番好きなのってレフライなんだけど、その次ぐらいに好きかもしれん。この間のAAAを見て思ったけど、もうブソクスンには毎年何らかの授賞式に出ていただきたいよね。結果論かもしれないけど、ファイティンヘヤジのヒットで2023年のセブチの躍進が決定付いたわけで、それがユニットのブソクスンてのがまたセブチの奥深いところだなと思いますね。

・ジョングク『Seven』


정국 (Jung Kook) 'Seven (feat. Latto)' Official MV

『Seven』はさすがに良すぎたわ。どうしても推しの楽曲を贔屓してしまう部分があるけど、そういうのを完全に取っ払ってフラットに判断することが出来たら(まあ出来ないんですけどね)、今年一番良かったのは『Seven』かもしれないなっていうぐらい良かったし、インパクトがありましたね。個人的に2023年のSOTYは『Ditto』と『Seven』の一騎打ちだったなというイメージ。前にもちょっと書いたけど、今までBTSに対してはTXTの先輩グループ以上の感情がなかったけど、ちゃんと音楽聴いてみようと思わせるぐらいの存在感のある楽曲だったなと思います。

・DAWN『빛이 나는 너에게』


던 (DAWN) - 빛이 나는 너에게 (Dear My Light) (Official Video)

最後はイドンもといDAWNの『빛이 나는 너에게』です。今回の5曲の中だと結構意外な選曲になるんじゃないかなーと思うんだけど、実は今年は個人的に結構男性ソロアーティストの楽曲をわりと聴いた年だったなと思ってて。前述のジョングクを筆頭にBTSのソロもそうだけど、BE'O、B.I、BIG Naughtyあたりもよく聴いたし、普段だったらあんま手を出さないのに珍しく聴いてたのはこの曲の存在というか、影響が結構あったような気がするなと思ったので、今回入れてみました。

最初は10曲選ぶつもりだったので、この5曲以外で候補に入っていたのを書き記しておくと、SEVENTEEN『음악의 신』、TOMORROW X TOGETHER『Do it Like That』、CIX『Save me, kill me』、(G)I-DLE『QueenCard』、IVE『I AM』、aespa『Better Things』、H1-KEY『건물 사이에 피어난 장미』、RIIZE『Get A Guitar』、PLAVE『여섯 번째 여름』、POW『Favorite』、ジェニ『You & Me』等々。なんか今年は全体的に秀作揃いで傑作が少ないみたいな印象ではありますね。去年が豊作すぎたせいかもしれんけど。

あとさっきもちょっと書きましたけど、正直言って楽曲に関しては結構真面目にボネド君の一人勝ちだったと思う。まあ去年はNJの一人勝ちだったし、そういうグループが2年連続で出てきたのが凄いというか、出てきてくれて感謝しかないんだけど、でも推しとか関係なく問答無用でブッ刺さった『Seven』みたいな楽曲もあったし、普段は積極的には聴かないソロがよかったりもしたし、そういう意味では意外とバリエーションに富んだ興味深い結果になったような気もする(どうかな?)。

現場に関してもなんだかんだ行きたい公演には行けたはずなので、充実してたんじゃないかなと思います。推しグルの現場はもちろんのこと、合同イベもちょいちょい行ったし、ちょっと気になってる感じのグループの現場にも色々入れたのは良かったですね。K-POPのステージ構成について色々と文句も書いてきたけど基本的には全部楽しかった。まあ金額分楽しめなかったのはインガとミューバンぐらいかな…笑。あれはライブじゃなくて番組収録だからということで納得することしましたが。

初参加したヨントンとハイタ会に関しては、まあいい経験になったかなと…笑。いろんな意味で参加のハードル高いので今後どれぐらい機会があるかわからないけど、今年経験しておいて良かった気がする。あと具体的なことが書けないので書いてなかったけど、実はとあるグループの番協にも参加してまして。大昔にMステとNHKの音楽番組(ポップジャムだったかな…)に参加したことがあるんですが、それ以来だったので新鮮で楽しかったな。番協って地味に条件厳しいしちょっと面倒くさいけど、普段のライブとかとはまた違った姿が見れるのが良い。

来年はセブチのスタジアムとTXTはまたアリツアかな。NJとボネドは単独があるかどうか。でもできればもっとジャニに行きたい。今FCに入ってるのがセクゾ、キンプリ、なにわだけなので増やしたいぐらい。好みの問題もあるとは思いますけど、K-POPとジャニのライブはやっぱり別物だなという印象だったし、残念ながらジャニの作るステージからしか得られないものがあるんだな…という確信を得てしまったので。こんな歴代級スキャンダルあったのに相変わらず全然チケット取れないのいい加減にしてください。では皆さん良いお年を。