アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

箱庭アイドル

こんにちは。6月25日でボネドの活動が終わったんですけど、メンバー発表からの1カ月半があまりにも充実しすぎていて、超絶ロス中です。K-POPの活動期間ってプロモーションが活発になる以外は普段とそこまで差がないというか、「カムバック」という概念が虚無になるぐらい、普段から供給あるじゃないですか。ボネドも活動終わったと言いつつSNSとか毎日めちゃくちゃ更新するし、コンテンツ系の動画も出てるんだけど、珍しく喪失感すごい(いつもは活動終わったらホッとするので)。7月の日本イベントすら待ち遠しすぎる…。

というわけでロス状態が続いてるんであんま頭が切り替わってないんですが、今週からNJの『Get Up』が動き出しました。もうタイミングが良いのか悪いのかわかりませんが、どうやらオタクに休みはないらしい。デビューの時も『OMG』の時も基本的に事前情報はほとんど出なかったと思うんだけど、今回はティザーとかコンセプトフォトを用意してきましたね。まあ全曲MV作るよって宣言したからな…と思っていたら、ミンヒジンがこれまたとんでもないものを出してきましたよっと。


NewJeans (뉴진스) 'ASAP' Teaser

このティザーに関しては個人的にはよくわからなかったんだけど(妖精コンセプト…?)、でも刺さるオタクがいっぱいいるんだろうなっていうのは、まあ誰でもわかるわな。NJに対してはだいぶ客観的になってきた自覚があるけど、それでもやっぱりクオリティには感心する。NJの強みは楽曲の良さって言うけど、まだアルバム全6曲しか出してないNJに対して「NJなら絶対良いなものを出すに違いない」って思えるオタクが多いのは(私も含めて)、ブランディングの賜物というか世界観の構築の上手さによるものなんだろうな。ミンヒジンもハイブもそういうの得意だし。

この『ASPA』の前に『ETA』っていう曲のティザーも出てるんですけど、そっちはそっちでミンヒジンお得意の大物議を巻き起こしており、本当になんていうか…やってんなあと。現時点では真偽の程がなんとも言えないので触れませんけど、もう私はADORが何をやっても驚かないし、誰もミンヒジンを止められないんだろうなと思ってただ受け止めようの心しかない。ただパワパフのコラボを筆頭に、グローバルブランドとのコラボもあるって話だったのに普通にゴリゴリに攻めてるので、その日和らなさは好き。

なんかK-POPアイドルのコンセプト文化と企業とのタイアップってあんまり相性良くないんじゃないかなと思ってて、下手に企業が絡んでくると(オタクと運営にとって)理想の楽曲やコンセプトを維持できないんじゃないかなって思ってたけど、今のNJぐらいブランド力が強固だと特に影響はないということなんだろうか(でも正直ETAの件が問題視されたら何個か契約解消になってもおかしくないと思うんだけど)。まあ他の楽曲とかがどうなってるかわかんないですけどね。

このコンセプトフォトもめちゃくちゃ素晴らしいもんな…。ちょいちょい癖の強さ感じるけど、でも写真って映像より何倍も撮影者(カメラマンとディレクションする人)の性癖というか思想が分かりやすく現れるし、現れることに結構意味がある表現媒体かなと思うので、ちょっと毒っ気があるぐらいがちょうどいいかなって思っちゃう。そもそもコンセプトフォトって、意図をしっかり伝えるのが役割だし。「なんかそれっぽく素敵に撮りました」みたいなぼんやりした写真って微妙だもんね…。

私は基本的に箱庭アイドル(言い方)が好きなほうのオタクなので、「ミンヒジンの操り人形」という事実ごと推せばいいじゃんの精神なんだけど、意外とそういうの苦手なオタクも多いなと思う。特にK-POPだと結構メンバーの主体性みたいなのを重んじる傾向にあるので、私はあんまり賛同できない部分だけど、そういう層から敬遠されてしまうのはわかる。NJみたいな大人が緻密に作り込んだアイドルいれば、主体性の塊みたいなドゥルもいるのがK-POPアイドルの面白いところだと思うんだけど。

でも今回のカムバもなかなか凄いことになりそう。新人の頃は凝ったコンセプトとかを作り込むよりも、まずグループのイメージとメンバーの魅力、楽曲の雰囲気が伝わるコンセプトを選ぶのがいいと私は思うんだけど、NJの場合はもう2枚のアルバムでそこら辺の情報は十分伝わった感もあるから、ここからが本領発揮というか、今後どんどんミンヒジン節が炸裂していくんだろうなあ…。世代的に彼女のクリエイティブの元になってるカルチャーや世界観が分かりすぎる(分かりやすすぎる)のだけがちょっと不安だけど。

そしてTXTのデジタルシングル『Do It Like That』のコンセプトフォト。シンプルでめちゃくちゃ良いんだけど、なんかずいぶんと大人っぽくなったな…って思った。大人っぽいというか結構TXTはコテコテのコンセプトをずっとやってきて、もちろんそれも似合ってて好きだけど、そういう過剰な装飾がなくても様になるようになってきたなと。それってつまり大人になったってことかもねと。まあ最近ずっと新人追ってたからそう感じる部分もあるかもしれないけど。

サビはすでに公開されていて、すごく聴きやすいナイトダンサー的な(褒めてます)楽曲なのが確定しており、普通に楽しみにしてはいるし多分好きそうって思ってるんだけど、やっぱりこの路線に行くんだなあ…という感じも正直ある。最近だと『Happy Fools』とかの系統だと思うんだけど、やっぱり偉大な先輩が開拓したルートを辿らせる以外の選択肢はないんだろうな…って、まあ最初から決まってたことかもしれんが。それこそTXTもゴリゴリの箱庭アイドルだと思ってるけど、箱庭アイドルの行き着く先はどこなんだろうなとぼんやり思ったり。

まあ所詮我々はアイドルたちの一瞬の煌きを見届けるためにオタクやってるみたいなところありますからね。だってこんなに“終わり”が来ることがハッキリわかってる存在ないし。この前、推しの子のアイドル描写に文句言っちゃったけど、どんな理由であれ推しがアイドルになってくれたことに感謝こそすれ、その理由についてとやかく言う筋合いオタクにはないわな…と今猛烈に反省しました(急だな)。多分突然新しい推しが爆誕し、この短期間で私の中の優先順位が一気に入れ替わったせいで、情緒がぐちゃぐちゃになってる。少し落ち着いて整理整頓しないと…。おしまい。