アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

嘘はとびきりの愛

こんにちは。新しい推しができると理性より感情に引っ張られ過ぎて疲れますね…。めちゃくちゃ楽しいけど、普段より熱心に情報を追うので、平時だったら興味を持たないもしくはスルーする類の話題まで耳に入ってきたりして疲れる。感情に揺さぶられるのって疲れるよね。コントロール出来てない感じも不快だし。でもそういうしんどさも推しの顔とか見ただけでわりとどうでも良くなるので、なるほどこれが脳を焼かれるというやつか…となっている。

K-POPでガチの新人アイドルを追うのは初めてなので、そういう意味でも色々新鮮で楽しいんだけど、特に毎日のようにペンミやらヨントンやってるの見ると本当に大変な仕事だな…私には絶対無理だなって思う(誰も聞いてない)。まあ今は何でも頑張れる時期だろうけど。思い返してみるとTXTにハマった時はちょうど対面ができなくなった時期だったからこんなにやってなかったし、セブチはすでに中堅で馬車馬してなかったから、意外と新しい気付きも多いのよね。まだまだ知らない世界があった。


BOYNEXTDOOR - Serenade #엠카운트다운 EP.802 | Mnet 230622 방송

ボネドの話は別で書き溜めてるのであんまり書くつもりないんだけど、ついに待望の『Serenade』の活動が始まりまして…!これは絶対観てほしいというか、全人類観ないと損することが確定している情報なのでお知らせしておきます。3曲とも全部それぞれ好きだけど、なんか何周も回ってセレナーデが一番好き説ある…。個人的なおすすめポイントとして、サビの振り付けが3つとも全部違ってて、それぞれ歌詞を再現しているような動きになってるのがとても好きです。

比較するわけじゃないけど、もう活動してないアイドルを好きになってしまった時の、絶望的に感情の行き場のない感覚を思い出してしまい、ボネドに対してはとりわけ「とにかく全てを全力で楽しもう」みたいな感覚が強いかもしれない。もちろん誰かの代わりを探していたわけでも求めているわけでもないので、完全な結果論だけど。別の推しで出来なかった経験を新しい推しで追体験する、みたいなのどっちのグループにも失礼すぎるし、ほんと良くないよね…。都合よく消費できるのはオタクの特権でもあるんだけどさ。

TXTのシングル、まさかのNJ先行曲と同日リリースで大爆笑。どちらもコラボなので日程を簡単にズラせないとか事情があるのは分かるんだけど、ハイブレーベルとは一体…。今までもニアミスというか、TXTはセブチとかルセラと同時期になったりしたことはあるけど、完全に同日ですかそうですか…。まあADORが全然ハイブに情報共有してないっぽいのでそれが原因な気がしているんだけど、さすがに自由にやらせすぎなんじゃないか。ビッヒももっと頑張れよ。

コラボとかタイアップ系はどうしても情報管理やスケジュール管理に相手方が絡んでくるし、特に海外のレーベルはそういうの融通効かなそうではある。K-POPって基本公式が最速だけど、日本でおなじみの朝刊解禁とか朝のワイドショー解禁みたいな、ああいうメディア合わせの情報解禁あるのが一般的だし。でもそれ以前の問題としてさ、同レーベルのアーティストがリリース日被るって、会社として一番やっちゃ駄目だろ。ファンダムは1位取るのに必死なのに邪魔しあってどうすんねん。

そういえば来週末のTXTの京セラとNJのファンミ、結局両日オンラインで観ることになりまして。どうしてこうなった…。NJのファンミをもう少し早く発表してくれてたらもっと違った動き方が出来てたんだけどな。でも超ポジティブに考えるとオンラインだったら現場が被っても両方とも観れるって新しいのでは…?(むちゃくちゃだよ)もちろん完全に同時視聴は難しいけど、TXTは基本ツアーと構成一緒だろうし、NJはファンミだからなんとかなるはず。まあ1日目はNJメイン、2日目はTXTメインとかにはなるだろうけど。

『【推しの子】』流行ってるじゃないですか。私アニメは基本観ないし、マンガも昔から読んでる作品を読むぐらいで流行り物とかチェックする習慣はあまりないんだけど、YOASOBIの曲が流行ってるのは知ってるし、アイドル物ならと思って読んだんですよ。作品としては面白いなと思うところもありつつ、あまりにもアイドルに対する考え方が合わなすぎて「これ流行ってるのマジ?」って真顔になりました。こんなあからさまにアイドルのネガティブな部分を抽出した作品が流行ってしまうの、シンプルに哀しい。

この作品における「アイドル像」って簡単に言うと「虚構」で、アイドルは「嘘」で成り立つ存在として描かれていて。確かにそういう側面はあるし、本人に全然その気がなくてもアイドル性だけで人気になっていく子もいるけど、でも私の知る限り“完璧なアイドル”って、そんなにやわな存在じゃないんだよな。ステージで歌って踊る理想的な仕事だけじゃなく、泥臭い仕事もやんなきゃいけないのがアイドルで、「嘘」だけで成立するほど簡単ではない。どんな仕事だってそうだと思うけど、何かしらやりがいがなきゃ絶対に続かない。


【鈴木愛理が『アイドル』完全歌唱】TVアニメ『【推しの子】』OPテーマYOASOBIの「アイドル」をフル尺パフォーマンス!【アニソン神曲カバーでしょdeショー‼】 - YouTube

主題歌の『アイドル』がめちゃくちゃバズって、実際にアイドルたちがカバーしたり踊ったりして盛り上がってるじゃないですか。鈴木愛理ちゃんのカバーも話題になったけど、君が「天才的なアイドル様」なのは否定しないが(8歳の時から知ってるんで…)、こんなアイドルやオタクに対する皮肉だらけの露悪的な曲を、超ベテランアイドルが完璧に歌い熟してどうする…苦笑。カバーしてる子達もそんな深く考えてない子がほとんどだろうなとは思うけど、それでも推しに「嘘はとびきりの愛」とか歌ってほしくないなあ(誰か歌ったらどうしよう)。

否定的な意見ばっかり書いちゃったけど、作品自体は途中から恋愛リアリティーショー編、2.5次元編、映画編みたいな感じでアイドル以外のジャンルの話も展開されてて、自分の専門外の話だと「へーそうなんだー」って思いながら読んでしまうので、つまりそういうことなんだろうな、とも思ってます。あんまり詳しくない人には、なんとなくそれっぽく見えてしまうというか、一般人が想像できる範囲のリアルでしかないというか…。それがフィクションの良さであり限界なのかもしれない。

なんかここ数日、こんなに真剣に考えてる人間、私しかいないのではっていうぐらい推しの子の事を考えてたんだけど笑、なんなんですかね?何がそんなに引っかかったのか自分でももうよくわかんないです。このブログ書くのも結構悩んで、あんまり否定したくないと思って何度も書き直してこの始末だし…。結局はただ単に自分の好きなものを「嘘」と言い切られたのが納得出来ないだけなのかもしれないけど、その結論もこうして書かなきゃたどり着けなかったし、それだけでも十分なのかもしれない。おしまい。