アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

女王のステージ

こんにちは。最近『今、私たちの学校は…』という韓国ドラマを観まして。話題になってたのは知ってたんだけど、ゾンビものに対するリテラシーがないので(『アイアムアヒーロー』ぐらいしか観たことない)、どうかなと思ってたけど普通に面白かったです。グロ描写とかはわりと平気だし、ホラーは日本のが一番怖いなって思うんだけど、いわゆるデスゲームものみたいに理不尽に殺されるキツさだけじゃなく、味方とか仲間がゾンビになってしまう絶望感凄かった…。これがゾンビものかと…。あと感染症として扱うのも面白かった。

(G)I-DLEのライブに行ってきまして、めちゃくちゃ良かったです…。多分今年イチの現場になるんじゃないかな。ライブハウスのオールスタンディングで、整理番号も可もなく不可もなしという感じだったから、まともにステージ観れるんだろうかという不安もあったんですが、意外とちゃんと見れたし、何よりあの距離感で初対面のアイドルを見るとさすがにテンション上がりました…。「推しが実在した!」みたいなタイプの感動を久しぶりに味わった気がするな。セブチのファンミの時も思ったは思ったけど、アリーナ規模の会場で観るのとでは臨場感が違いすぎて…。

セトリも最高で聴きたかった曲は大体聴けたなと思うんだけど、特に印象に残ったのは『LION』で、本当に身体が震えて涙出そうでした。ドゥルが一気に知名度上げたのはクィンダムだと思うんだけど(もちろんデビューから人気あったけど)、そのステージを思い出したし、番組の企画でリリースした楽曲とは思えないぐらい、ドゥルの良さが詰まってる楽曲だな、と改めて感じた。『LION』のステージは本当にレジェンドなので…全人類観るべきなので…と思ったら何故かパフォーマンス動画が出てこなかったんだけど、番組の動画貼っておきます。


[퀸' Story] (여자)아이들 'LION' @ 퀸덤 FINAL 경연

個人的に聴けて嬉しかったのは『POP/STARS』かなー。K/DAっていうバーチャルK-POPグループ(厳密に言うと違う気がするけど、説明が面倒くさいので省略)の曲で、ソヨンとミヨンがキャストとして参加してるんですけど、実はこの曲ドゥルをちゃんと聴くようになる前から好きだったんですよね(なんならまたK/DAとしてカムバして欲しいぐらいな)。ドゥルバージョンも凄く良いので、そのうち音源とか出してくれないかなと思ってたんだけど、こうやってライブだけでしか聴けない曲というのもありやな。

あとはやっぱり『TOMBOY』と『MY BAG』が素晴らしかったですね…。まあ正直この2曲を聴きに来たと言っても過言ではないんだけど笑(そういう人多いだろう)、特に『TOMBOY』は完全に代表曲というか、今後もセトリから外れる事なく歌い続ける曲になると思うんだけど、それにふさわしいというか…。今回のツアーではライブの終盤に歌ってたけど、序盤で歌っても中盤で歌ってもアンコールで歌っても盛り上がるんだろうなと思うし、こういう曲があるかないかでライブの満足度って結構変わるんだよなと。やっぱり名刺になるような曲って大事だし。

全体的には最新アルバムの曲が多めだったけど、過去のタイトル曲も人気曲は一通りやってくれたし、あと『HANN(Alone in winter)』『MOON』『i'M THE TREND』あたりも大好きなので聴けて良かった。ドゥルならもっと収録曲多めのライブとかやっても面白そうだけど、初のワールドツアーという意味では、納得のセトリだったなと。まあステージの構成とか演出とかには色々と思うこともありましたが、それなりに歴史のある日本のアイドルとは根本的に違うのだと思うことにしました(日本のアイドルで育ってると無駄に目が肥えてるところはあるな)。

そういえば豊洲Pitはキンプリのデビューイベント以来だったんですけど、その時と同じように公演後にお見送り会(キンプリの時はハイタッチだった気もするけど覚えてないな)がありまして。ドゥルをこんな至近距離で観れる機会なんて今後あるかわからんなと思って参加しましたけど、みんな可愛くて最高でした。ニコニコしながらハートとか返してくれたけど、特にソヨンがすごい対応良かったのがなんか萌えでした。でも何度経験してもこの手のイベントに慣れない自分にがっかりする…笑。

結局ペンライトも買えなかったし、スローガンとか応援グッズとかも何も持てなくて、次の機会があればもう少しちゃんとそれらしくして参加したいなと思いました。まあ手ぶらで観るのも普通にアーティストのライブに来たみたいな感じで楽しかったんですが。次回はぜひ座席のある会場にしていただきたいところですけどね…。10月にはカムバも決まったので(ルセラとかぶったね)、楽しみだなあ…。今回はちゃんと音盤も予約して買おうと思ってます。


BLACKPINK - ‘Shut Down’ M/V

BLACKPINKが『Shut Down』でカムバしました。パガニーニの『ラ・カンパネラ』のサンプリングって事で、ティザー聴いた時点では神曲確定してたんだけど、フルで聴いてみたら思ってたのとなんか違った…笑。クラシックのサンプリングというと直近にレドベルの『Feel My Rhythm』があるので比較しちゃうけど、FMLはオリジナルのメロディがちゃんとあったけど、『Shut Down』は原曲の主張強すぎるかなーと思った。ほぼラップだし。洋楽というかヒップホップにおけるサンプリングってこんな感じなんですかね…(無知丸出し)。

どちらかというと先行曲の『PINK VENOM』のほうがインパクトあって、タイトル曲っぽかったのでは?と思いました。どちらもブルピンらしいというかブルピンにしか歌えない曲だなとは思うんだけど、ピンクベノムのほうが中毒性あるというか…また聴きたくなる感じがある。まあそれこそFMLもじわじわ好きになっていったので、聴いてるうちに好きになる可能性は全然ありますけど。でも収録曲の『Yeah Yeah Yeah』のほうが好きだな…。よく考えるとブルピンのアルバムちゃんと聴いたの初めてなんだけど(2年ぶりとはそういうこと)。


NMIXX "DICE" M/V

そしてNMIXXも『DICE』でカムバしましたが、『O.O』が色々賛否両論だったので路線変更してくるのかなと思ったら、結構そのままのコンセプトでしたね。第一印象としては「サビどこ?」だったんですけど笑、まあ多分ビートチェンジの前のところがサビなんだろうな…。曲調の違うメロディを何曲も混ぜるのを「MIXPOP」というらしく、それを売りにしていきたいみたいだけど、最近わりと聴きやすい曲がトレンドなのかなって気もするので、完全に真逆というか、なかなか険しい道に突き進もうとしている…。まあ流行の流れって突然変わるからどうなるか分からないですけど。

前作からそうでしたけど、エンミってナムドルっぽいものをヨドルでやろうとしてるみたいな印象で、身も蓋もない言い方をするとスキズの女性版みたいな感じじゃないですか。確かにその方向性なら差別化できるのは分かるし、うまくハマれば面白そうだなとは思うけど、果たしてメンバーやグループの魅力や能力をしっかり発揮できるコンセプトになってるのか?と考えるとちょっと疑問が残るなと…。個人的にはダンスより歌のほうが魅せられるグループなのではとか思っちゃうけど、どうなんですかね。今回の収録曲の『COOL』とか良かったと思うし。

でも新しいことをやろうとしてるのは伝わってくるし、それこそアプローチの仕方こそ違えど、やろうとしてる事はエスパとかNJとかと同じだと思うんですよね。ただそれが狙い通りに大衆に届くかどうかの話であって。そもそもエンミは大衆を狙ってないみたいな主張もあるだろうけど、私は大手事務所が大衆を意識しないわけがないと思ってるので(狙いが当たるか当たらないかはさておき)。まあでも最近の音盤インフレ具合を見てると、ヨドルも本国大衆人気がなくても成立するようなっていくのかもしれないけど。

今期のデビュー組を見てると、なんだかんだ王道のやり方で結果が出てるというか、大手事務所やそれなりに実績のある中小がちゃんと育てたグループが順調に売れてるし、グループとしてもバランス良くて、サバ番神話も完全に崩壊したな…みたいな気持ちに(崩壊はとっくにしてるが)。IVEが売れたのはプデュ効果とも言えるけど、もし仮にズワンがなかったとしても彼女たちなら多少時間かかっても売れてたでしょって思っちゃうし。これからI-LAND2とか虹2とかボイプラとかあるけど、まあ実質的にズワンがサバ番ブームの最後の恩恵を受けたグループになるんだろうな。

サバ番は中小事務所でくすぶってる練習生には大逆転のチャンスだし、それが面白さというかブームになった理由でもあると思うけど、とはいえ多くの練習生は大手に入れなかった、事務所に推されなかった子達なわけで。サバ番でデビュー出来なかった子を、そこそこ知名度があるからといって大手が拾ってくれるかというと、そんな甘い世界じゃないし。エスパ、エンミ、NJにサバ番脱落組いるか?っていう。大手に入って何年も準備をして勝ち残った子達の中に、サバ番でちょっと話題になった程度の練習生が簡単に加われるわけないよな…これが現実か…と。

なんか急にシビアな話になってしまった笑。まあ今売れてるグループも来年どうなってるかわからないし、そもそも大衆とかライト層と言われる人たちのほとんどが「売れている推しが好き」なだけなので、飽きたらすぐ次に行くし。そういう不確かな大衆を相手にするより、確実なオタクを相手に商売したほうが安心、という考え方もあるし。実際ナムドルはそういう売り方で成功しているわけなので。日本もそうだけど、オタクだけである程度結果が出せるぐらいジャンルが賑わってるというのも、それはそれで幸せなんだろうな。おしまい。