アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

アイドルの叙事詩

こんにちは。暖かくなってきたかと思いきやまた寒さがぶり返し、きっと気付いたら春…というか夏がすぐ来るんだろうな。年度末でいよいよ忙しさがピークなんですが、なんとセブチのケレン当日も仕事になってしまいました…。日程発表された時点で嫌な予感はしてたんよ…。ってかまあ年度末の最後の週末はそもそも無理ゲーなんですけど…。前回のケレンも予定があって観れなかったのに…。これはもしや日本ファンミが取れるフラグか?(んなわけない)

セブチと言えば5月のカムバが確定したみたいですね。フルアルバム…私が推し始めて初のフルアルバム。しかも4月には先行でデジタルシングルを出すらしく…英語曲ですって。『2minus1』『Ruby』と個人的に英語曲はアタリが続いてるのでめちゃくちゃ楽しみです。おそらく海外向けを意識してるだろうからちょっとダークな感じで来るのかな…。あとTXTもそろそろ動きがあるんじゃないかなと思ってるんだけど…っていうかTXTのカムバを一番求めてるんだけどな…。


Red Velvet 레드벨벳 'Feel My Rhythm' MV

レドベルがカムバしましたね。『Feel My Rhythm』のMVめちゃくちゃ美しくって見入ってしまった…これは素敵すぎる…。まあビジュアル面に関してはコンセプトとかティザーとかの時点で最高にヤバかったので、MVが素晴らしいのは目に見えてましたけど、やっぱり最高だった。ただただ好き。あと私は普段は考察とか興味ないタイプなんですが、ここまで世界観が出来上がってると思わず調べたくなっちゃいますね…。コンセプトとか世界観を知る事で、楽曲への理解度も深まるのかも知れないなと思わせるパワーがある。

楽曲的には、トンチキとまではいかないけど不思議な聞き心地の曲だなというのが第一印象。『Queendom』がわりと王道感のあるポップな曲だったから、次は変化球で来るのかなとは思ってたし、ティザーもなかなか不穏な雰囲気も醸してたから、なんとなく想定内ではあったけど、『G線上のアリア』ってそもそも原曲自体があまりにも神すぎて(神という言い方もアレだが…)、サンプリングとして成立させるの難しそうだなと思ったし。でも音源を聴いてたら結構好きかもってなってきてるので、やっぱりレドベルに捨て曲はないんだなと理解したよね…。

f:id:nancy:20220324175518j:image

アルバムも全体的にはしっとりした楽曲が多くて、落ち着きがあって大人っぽい感じ。収録曲の中では『BAMBOLEO』と『In My Dreams』が好きでした。どっちも結構クラシカルな感じの曲調なので、アルバム全体としてそういう世界観なんだろうな。あとは『Feel My Rhythm』のパフォーマンスがどんな感じになるのかも楽しみ…。MVではほとんどパフォーマンスの映像がなかったので、衣装も素敵なんだろうなあ…とか書いてたらパフォーマンス動画出たんですけど、めっちゃいい。もうサムネから大勝利だが。MVよりも好きかもしれない…。


Red Velvet 레드벨벳 'Feel My Rhythm' Performance Video

レドベルって前回ブログで書いたような話で言うとドゥルとは対照的に、PDの頭の中を完全に再現してしまうみたいなグループなんじゃないかなと思うんですよね。別の意味でプロフェッショナルというか。私は基本的にはプレイヤーに徹するタイプのほうがアイドルとしては王道だと思ってるし、レドベルみたいなアイドルが好みなんですよ。この間も書いたけど、自主制作では表現の幅みたいなものには限界があると思うし。やっぱり楽曲提供を受けたほうが色んな事が出来るし、特にレドベルのようにビジュアルと表現力あれば尚更ですわ。

別にどっちが良い悪いって話ではなく、それがグループの個性として成立して、どちらも人気がある、評価されているというのは素敵なことだなと思って。女子アイドルの文化として多様性があって羨ましいと思う。日本の女子アイドルはその辺が閉鎖的ではあるので…。そういう意味では、同じK-POPでも女子と比べると男子は音楽性やコンセプトの振り幅が狭いなと思うし(人気グループに限った話ではあるけど)、まあどっちもファン層が違うって事なんでしょうけど。やっぱりオタク志向が強いと偏るのかもしれん。


[안방1열 직캠4K] (여자)아이들 우기 'TOMBOY' ((G)I-DLE YUQI FanCam)│@SBS Inkigayo_2022.03.20

そして引き続きアイドゥルの話をしますが、インガのスタイリングがめっちゃくちゃ可愛くてですね…。まるでお人形さんが踊ってるみたい。これTwitterで「マンガから出てきたみたい!」ってバズってたんですけど、本当に2000年代の少女マンガ思い出すビジュアル(NANAとかシュガルンとか…)。ウギってどちらかというとファニーフェイスというか、すごい美人!整ってる!ってタイプじゃないと思うんだけど(整い方だとやっぱりミヨンかなーと思う)、一度観たら忘れないし癖になると言うか…表情もコロコロ変わって本当に可愛い。


[페이스캠4K] (여자)아이들 민니 'TOMBOY' ((G)I-DLE MINNIE FaceCam)│@SBS Inkigayo_2022.03.20.

これも同じくインガのチッケムなんですけど、ミンニも完全なるお人形さんだった…。薄いカラコンしてるので黒目が小さく見えるせいだと思うけど、こんな絵に描いたような三白眼ある?二次元でしか観たことない…。ミンニはメボだしダンス自体はそこまで特徴ないと思うんですが、これが表情管理というものか…という気持ちに。他の3人のも全部良かったんだけど、あまりにもウギとミンニが凄すぎてな…。というかもうビジュアルの仕上がりがヤバい。今回のカムバはこの2人がかなり重要な役割担ってますよね…。

TOMBOY』が本国で完全にバズり、ついにPAK(主要日刊チャートで1位)を達成して。タイミングが良かったとかいろいろな要素があるとは思うんだけど、空白期間を待っていたファンの期待にしっかり応えながらも、ファン以外にもちゃんと届けたのが熱い。インタビューでソヨンが「これが最後のチャンス」って答えてて、実際今後のグループのあり方を左右する命運を賭けたカムバだったと思うんだけど、そこでグループ最大のヒット曲を出したのは本当に凄い事だと思う。きっと『TOMBOY』は(G)i-dleというグループを語る上で欠かせない楽曲になりますね。

実力や努力、積み重ねてきた地盤あってこその結果だけど、この世に約束された成功なんてないし、メンバー脱退と空白期間を経ての再始動で辛い事がいっぱいあっただろうけど、ネガティブな要素を完全に跳ね除けて、何ならそれを武器にして戻ってくる…。アイドルには物語が必要、とはよく言ったものですが、結果(数字)を伴った物語ってなかなかないですよ。どんなに努力しても楽曲がヒットする保証はないし、ましてや狙ってヒット作を出すことは簡単じゃないので。でも運とかタイミングとか、そういう見えない何かを引き寄せるのも才能なんだなと改めて思いますね。

ソヨンという天才プロデューサーを擁し、ただでさえ同世代のヨジャグルとは一線を画するグループがさらに強固な物語性まで手に入れてしまって、本当に…。さらに人気にんあるじゃないだろうか。すぐワナワンの話してアレですけど、ワナワンも本当にストーリー性の塊みたいな、存在自体が叙事詩みたいなグループだったけど、オタクはこういう没入度の高い物語に弱いのでね…。レドベルのカムバの話をしたかったのに、結局ドゥルの話になってしまったな。でもレドベルの活動はこれからだし、来週はおまごるとドリムもカムバするので、楽しみがいっぱいです。おしまい。