アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

ガールクラッシュ

こんにちは。地震すごかったですね…。ずっと関東圏に住んでいるので地震自体にはわりと慣れてるほうかなと思いますが、久しぶりにかなり揺れたので怖かったです…特に夜の地震は怖さ倍増。うちは倒れそうな家具はほぼないんですけど、結構ごつい本棚があり、この子が倒れてきたら色々終わるので、地震があるたびに本棚を支えてしまう(逆に危ないやつ)。びっしり入ってるから意外と飛び出てこないんだけど。

実は色々とご縁があり、なんとHiHiの春パラを観に行くことが出来まして…。行けるのが決まったのが直前だったのですが、諦めて予定とか入れなくて本当によかった。あと現場の記録途絶えなくてよかった…よかった(大事なことなので)。私は昔からオタク同士の交流が多いほうではないので、行きたい公演は自分で取るしかないというスタンスでやってきたんだけど、ジャニオタになってからはこういう事がちょっと増えたなと思いますね。やっぱりオタクの母数が違うんだなという事を実感します。本当にありがたい。

内容としては代々木に続いて全体的にはかっこいい系でまとめつつ、緩急のあるセトリで楽しかったです。もうHiHiはオリ曲だけでセトリ組める気がするんだけど、それはせず先輩の曲もちゃんと組み込みつつ、2時間半あっという間でした。新曲の『Pika Pika』と『JET』の振り幅というかギャップが、ああこれぞHiHiだなあ…と関心してました。ただあの赤西仁ゾーンだけはちょっとよくわかんない…笑。もうずっとやってるし多分こだわりなんだろうなと思いつつ、私はジャニーズのコンサートにああいう要素を求めてないので、何を観ていいか分からなくなっちゃう。

そしてジャニーズメドレーがやっぱり素晴らしかったなあ…。良くも悪くもこのままだとJr.のコンサートっぽくはないな…と思っていたところに、怒涛のジャニ名曲ラッシュ…最高かよ…。オタク心分かりすぎてるだろう。初心LOVEやった時はちょっとドキッとしたけど(トラジャがシンデレラガールやったのを思い出した人)、でもこれもJr.の通過儀礼なのかなって感じがします。多分美 少年公演にもあのコーナーあると思うけど、やっぱりJr.のコンサートを観に来たからには、ああいう要素は欠かせないね。シンプルに楽しいんよ。

代々木の単独を観てから「HiHiらしさ」ってなんだろうって考えてて。彼らが今後デビューするために絶対に必要になってくるのはそこの部分だと思うんだけど、今回の単独を観ててオラオラ系でもキラキラ系でもなく、いい意味で等身大というか飾り気のない男の子ってところが、結構HiHiの武器になってくるんじゃないかなって思いました。楽曲で言うとだ〜くねす、ジャンボリー、ZENSHINの系譜ですね。そこがHiHiのベースとしてありつつ、それでいてオラオラ系でもキラキラ系も違和感なくこなせるみたいなグループになれるといいな。

そういえばぴあアリーナは初めての会場だったので、見え方とか調べてたら「狭いたまアリ」とか「広いTDC」みたいな感想を見かけて、後方の席が来たら見にくそうだな…と覚悟していったんですけど、全然悪くなかったです。それほどいい席ではなかったけど、わりとステージに対してコンパクトな作りの会場だし縦長じゃなくて正方形に近い構成だったので代々木よりも見やすかった(代々木はキャパのわりに縦長すぎる)。なんとなくJr.がやるのにちょうど良さそうな会場だなと思いました。横アリたまアリはちょっと広すぎると思うので。

美 少年のほうは残念ながら観られないんですが、どんな感じになってるのか本当に想像が付かない。HiHiはローラーもあるので広い会場でやるイメージがしやすかったけど、美は人数も多くないしかなり演出を凝らないと寂しい感じになりかねないので。出来れば初アリーナ見届けたかったし、美のほうのジャニーズメドレーも観たかったけど…まあ仕方ない。なんか私はHiHiと美だとHiHiのほうが縁があるんですよね…苦笑。チケもHiHiのほうが当たるしな(これは倍率の問題もあるが)。


[(G)I-DLE - TOMBOY] Comeback Stage | #엠카운트다운 EP.744 | Mnet 220317 방송

最近はもっぱらアイドゥルのカムバを楽しく追ってます。コンセプトフォトにもあったピンクの迷彩の衣装がすごい好きだったのですが、早速この衣装でやってくれてハッピー。てか、このエンディング妖精やばくないですか?カメラ殴って終わりって…笑。最近ベテランナムグル勢は完全に大喜利と化してますけど、やってることが若手のそれではないのよ…好き。CDバージョンの『TOMBOY』が聴きたすぎて(歌詞がヤバいと知り)音盤も買っちゃいました…。ヨジャの音盤買ったの初めてです。というか音盤買ったのも今年初だわ。


[BE ORIGINAL] (G)I-DLE ((여자)아이들) 'TOMBOY' (4K)

そしてヌルヌル動く事でお馴染みのSTUDIO CHOOM。パフォーマンス観るなら今の所これが一番好きかも。『TOMBOY』はバキバキに踊ってるとか振り付けが激しいってわけじゃないので、ダンスの凄さを味わうみたいなタイプの曲ではないけど、振り付けに遊び心があるし、細かいところまで行き届いてて面白いし、メンバーの表情が良すぎるのでスローで再生したりしちゃう。4Kって最高だな…。これワナワンの時代にあったら良かったのに…(急に推しの話を混ぜてくる)。

やっぱり曲がほんとに好き。チッケム全員分観てるけど飽きない。ドゥルは好きな曲いっぱいあるんだけど、まじで今までで一番好きかもしれん…。意外とK-POPっぽくないというか、あんまりこういう感じの曲聴いたことないのも大きいかも。収録曲の中だと『Never Stop Me』『Villan Dies』『Liar』が好き。あとオールラップの『My Bag』っていう曲があって。事前にトラックビデオも出てましたけど、オールラップの曲なんて私は普段絶対聴かないのに、結構気に入ってるんですよね…なんか妙に癖になるというか…。あ、みんな大好きリレーダンスも貼っておこう。


[릴레이댄스] (여자)아이들((G)I-DLE) - TOMBOY (4K)

私はずっと“ガルクラ”っていうものがよく分からず、K-POPにおける音楽ジャンルの一つぐらいにしか捉えてなくて。実際もうかなり形骸化した言葉になっちゃってる印象ではあるけど、多分一番浸透してる概念としては「女が憧れる強い女性像」ですよね。でも女が憧れる女って言ったって色々あって時代や流行によって変わっていくし、それこそガルクラと言われるグループだってママム、レドベル、ブルピン、イッジ、エスパ…それぞれ音楽性もコンセプトも違うじゃないですか。そこを一括にするのはちょっと乱暴すぎると思うんですよね。

だからどちらかというと、もう少しフェミニズム寄りな志向(これについて説明するととんでもない文字数になるので省略)が根底にあるのかなとぼんやり思ってたんだけど、でもそれでは特に日本におけるガルクラのカジュアルな消費のされ方と乖離してしまうし、だからよく分からないなと思ってたんです。でもTOMBOY聴いてるとガルクラって言葉が妙にしっくり来て、もしかしてドゥルってガルクラの概念にかなり近い位置にいるんじゃないかと思って。だってソヨンが嫌いな女子、この世におる?(これはファサに対しても思った事あるけど)。

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アイドルってプロデュース「される側」である以上、どうしたって自己表現の部分には限界があるじゃないですか。どんなに「私は私!」と歌ったところで、多くの場合本人たちから出てきた言葉じゃないし。私自身はそういう矛盾も含めてアイドルが好きなので全然いいんだけど、だからこそ必要以上に主体性みたいな部分を押し出されると違和感あって。結局は“媚びない強い女”を演じてるだけだよねっていう。でもドゥルの曲はソヨンが中心に制作してるわけで、構造がシンプルになった事で一気に“ガルクラ”っていうものの解像度が高くなったなあと思いました。

まあ基本的にはジャンルの一種、という捉え方は変わらないと思いますけどね。そもそも言葉の持つ意味や概念って、現実的に便利な使い方に変化していくものだと思うし…。ただガルクラという言葉の元々持っていた意味合いがやっと理解出来て、腑に落ちたという話です。多分ドゥルやソヨンに対して、素直にカッコいいと思えた事が大きいんだろうな。やっぱり実感を伴う理解って大事…。さて、本当は明日はレドベルのカムバまで待つつもりだったけど、気付いたら結構書いてので今回はここまでにします。おしまい。