アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

やりたいこと全部

こんにちは。2月になりましたが、なかなかワナワンのロスからなかなか立ち直れない上に、わりと楽しみにしていた『放課後のときめき』の放送もなくて、もはや抜け殻と化してます…。別にずっとワナワンの事ばかり考えてるわけではないけど、ただちょっと気を抜くと思い出して涙出てくる的な…(だいぶ重症)。こうしてブログが書けているうちはまだ大丈夫とも言えますが、そうでもして気を紛らわせるしかないというか、完全にこじらせをぶり返してるのでモヤモヤ吐き出させてください…。

この間『RIDE ON TIME』でなにわ男子のデビューまでの密着があって、普通に楽しく見てたんですけど、これがアイドルの正しい姿(ジャニはジャニなりに特殊ではあるが)なんだなって思って。なにわの曲の歌詞にもあるけど“足跡のない未来”を歩いていくのがデビューなんだなって改めて思ったし、嬉しい事も楽しい事も辛い事も苦しい事も全部抱えて進んでいくのがアイドルで、それを見守るのがオタクなんだよね。でもワナワンはデビューの時点でもう終わりが見えたんだなって思って、なんか他のアイドル見ててもすぐワナワンの事を考えてしまう…。

ワナワンにハマった当初、私が最初にキツイなと思ったのは、1年半しか活動してない事だったんですよね。現役時代をリアルタイムで追えなかった事も悔やまれるけど、これに関しては好きになるタイミングの問題で、そういうタイムラグは他のアイドルでも大なり小なりあるものだし、ある程度は取り戻す事も出来ると思うんです。でも活動期間がたったの1年半しかないって何事?っていう…。あまりに活動期間が短すぎて意味がわからんし、1年半で一体何が出来るのよ?って普通思うよね(と同時に1年半の濃密過ぎる活動内容に度肝を抜かれたわけだが)。

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時間とともに成長して経験を積み重ねて、グループとしての関係性を築いていくって普通のアイドルだったら当たり前の事だし、アイドルを応援する側にとってはその時間の積み重ねこそが超重要で醍醐味みたいなものなのに、それがたった1年半しかないなんて…。1年目の初々しさを経て、2年目は喧嘩したり仲直りしたりしながら関係性を深め、3年目は意外な組み合わせが仲良くなってたり、そういうのを見るのが最高なのに…!しかもこんなメンバーが集ってて3年目、4年目、5年目…絶対楽しい。楽しくないわけがない。それがないなんて意味がわからない。

一応ワナワンのその辺の難しい問題については、去年の夏ぐらいに私の中では一度結論が出てるはずで、じゃあ一体この圧倒的理不尽をどうやって受け入れたんや?と思って、自分のブログ読み返してみることにしたんです(こっ恥ずかしいけど)。久しぶりに読んでみて思ったのは、多分私はS2もワナワンもかなりフィクション的な捉え方をしてたみたいなんですよね。

これを書いたのががほぼ1年前。プデュS2を見てあまりの面白さにその時の勢いで感想書いたやつ。この時はまさか自分が投票系サバイバルにハマるとは思ってもみなかったみたいな驚きはありつつも、素直にS2を楽しんでる感じですね。まあここまではまだ平和なんですよね、ワナワンと違ってプデュはあくまでリアリティショーであり、ある程度筋書きのある作られた世界なのであって、最初から「物語」みたいなものだから。S2にハマったのは内容の面白さって部分が大きいし、フィクションとして消費してるのは間違ってないと思う。

その後ワナワンにハマり、ここでガッツリ書いてます。この時は「好きになったアイドルがもうこの世に存在しない」っていう初めての体験に絶望しながらも、新規ハイというか好きになったばかりの多幸感や楽しさ、新鮮さみたいなのが勝ってるのか、意外と冷静に状況を捉えている感じ。多分まだそこまで複雑に考えてはいない時期なだけだと思うけど…。結構ハッキリとやべー沼に落ちたなって自覚はしてたんだけど、その後こんなに引き摺る事になるとは思ってなかったのよ(なんならすぐ飽きるだろうと思ってた。ワナワン舐めてた)。

で、ワナワンについて考え抜いてから書いたのがこれですね。デビュー日に併せて8月に出してるけど、これ出す前からかなり納得出来てたというか、もうすべてを受け入れるぞっていう気持ちは出来上がっていたと思う。いや受け入れてたかどうかは分からんけど、まあ現実は変えられないし過去には戻れないので、妥協というかほぼ諦めみたいな感じだったのかな。解散しちゃってるし1年半しか活動してないけど、その限られた活動をちゃんと自分なりに応援していこう、推していこうみたいなポジティブな気持ちにはなってたと思います。

こうして振り返ってみるとS2とワナワンの物語ってやっぱりよく出来てるなって思いますね。文字通りファンが選んで投票してデビューした練習生が、瞬く間にスーパーアイドルへの階段を駆け上がっていくんだから、そりゃ夢中になるよね。カタルシスも半端ないだろう。プデュはAKB総選挙の真似だと言われて(そしてラスアイで逆輸入する秋元氏)、確かにオタクの代理戦争みたいな構図はそっくりそのままなんだけど、そこに韓国のアイドル事情ならではのストーリー性がガッチリ噛み合っちゃったんだから、そりゃ面白いわけだよ。

再結成で話題になった時「ワナワンって何が凄かったの?」みたいな記事を見かけたんだけど、私はワナワンの凄さや魅力を語る上で、S2の面白さは欠かせないと思ってて。単に売上とか成績とかを並べたところで、それはワナワンの凄さの一部でしかないし、彼らが叩き出した結果のベースにはS2が番組としてヒットした事が絶対的に不可欠だと思う。もちろんその後ワナワンとしての活躍が人気に拍車をかけたのは言うまでもなく、結成がピークにならずにグループとしての物語が続いて、それがまたよく出来てるのも凄いんだけども。

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ただトップアイドルに登りつめて人気絶頂のまま解散する…という、あまりにも完璧過ぎる物語のせいで、私の中でワナワンは「架空の存在」的な位置づけで落ち着いてしまったんですよね。そう解釈をすることで自分を納得させていたというか。ところが架空の存在だったはずが、今回の活動で現実のものになってしまって、もうワナワンをフィクションとして捉えるのは限界が来てしまったと。そもそもフィクションじゃなくて、彼らは現実に存在してその後もそれぞれの場所で活動してたわけで、それを私が見て見ぬ振りしていただけなんだけど。

メンバーのその後の活動について、私があまり言及してないのは(えびの曲が好きって話はよくしてるが)、ハッキリ言ってしまえばワナワンというグループにいるメンバーが好きだからなんですよ。それを断言してしまう事には後ろめたさがあるけど、やっぱりアイドルグループって単なる個人の集合体ではないから。一人ひとりの足し算じゃなく掛け算で成立していて、その組み合わせ次第で魅力が何倍にも何十倍にもなる、メンバーが欠けたり変わったりする事で全然違うグループになってしまう事もある、それがアイドルグループじゃないですか。

別にワナワンだけじゃなく、この世に同じグループは一つも存在しないわけで。個人個人を見てるだけでは分からない、伝わらない魅力が何倍にもなって発揮されるのがアイドルグループのメリットであり面白いところなんですよ。さっきS2あってのワナワンだって書いたけど、この11人でなければ、絶対に今のワナワンにはなってなかったと思うし。私はその考え方を変える気はないし、そういう意味でもワナワンは奇跡的なグループだと思ってて、…だからなんで1年半ぽっちで解散しちゃってんだよ!もう!(振り出し戻る)。

たった1年半だけの活動で多くの人を惹きつけたのはそれだけでも凄い事だけど、本当にやりたい事全部出来たのかな…?ワナワンにしか紡げなかった物語がもっとあったんじゃないかな…。でもワナワンの解散については、ファンそれぞれいろんな方法で自分を納得させてきたんだろうなって思うし、そうするしかないんだろうな。今思えばMAMAで再集結しますってなった時に反発というか、少なからず反対意見があったのも分かるし。せっかくの再集結や新曲リリースがしんどい思い出を掘り起こしてしまうの悲しいけど、中途半端な行動は古傷を抉るだけかもしれない。

何年活動しても解散は辛いことで、思い出が多ければ多いほどしんどい部分もあるけど、私は10年活動したグループの解散を見送った経験あるけど、もちろん当時は辛かったし、もう会えない事の寂しさは変わらないけど、10年間の活動があったからこそ受け入れられるっていうか、その寂しさを消化できたんですよね(個人差はあると思うけど…)。でも思い出を支えにするには1年半は短すぎるし、半年でも1年でも長く活動してくれてたら、それだけでも違ってただろうなって思う。だから再結成して欲しいというよりは、少しでも活動延長して欲しかった。

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ここに来てまたワナワンに対する接し方が分からなくなってしまって、掛け持ちってこんなに難しかったっけ?ってなってる。むしろこういう時に逃げ場があるというか、気持ちを分散出来るのがDDのメリットのはずでは…。元々TXTとセブチ(あとジャニ)は、それぞれ良さとか求めてるものが全然違うので、私の中でちゃんと棲み分けが出来てるんだけど、ワナワンは宙ぶらりん状態でいろんなところを土足で踏み荒らしていくから手に負えないんよ…。何なんだろう、このエネルギーの強さ…。台風かよ…。

自分でもそんなしんどい思いをしてまで推す意味とは…?と思うんですけどね。でも一度抱いてしまった感情はなかった事には出来ないし、なんとか向き合って昇華していくしかないんだろうな。まあ悲しいかな大概の事は時間が解決してくれるので、多分ワナワンの事もそのうち落ち着くんだろうなと思うけど、それはそれで寂しいっていう…どっちやねん。でもぐちゃぐちゃになってた感情を言葉にしてちょっと楽になりました。もう完全なる独り言というか自問自答…?なので、これ公開するの迷うけど、そもそも感情を垂れ流してるだけのブログだから通常運転か…。

でもふと思ったけど、今の私に足りないのはワナワンの話を一緒にしてくれるようなオタク仲間の存在なんじゃなかろうか。こんなネガティブな話じゃなくて「誰推し?」とか「どの曲好き?」「どのアルバムが好き?」とか、そういう普通の雑談がした過ぎる…。元々オタ友とか作るの下手だけど、こんな状況じゃなかったら多少はK-POPの話が出来る知り合いを作る機会もあっただろうなと思うし…。まあそんなタラレバ意味ないか。ここまで読んでくださってありがとうございます。行き場のない感情が救われます。おしまい。