アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

2年目のジンクス

こんにちは。でも今年は結構ブログを更新したので、ここにきて何か書く事がない。去年はもっと書き残した事というか、書きたいなと思いつつ言葉に出来てなかった事とかメモって下書きに残してて、それを年末にまとめて書いた気がするんですけど、今年はそんなに下書きに残ってないので…。本当にシンプルな振り返り&反省みたいな感じになりそうですが、何事もなければこれが今年最後の更新になるのかなと思いながら、1年間を振り返ってみようと思います。

2021年のざっくりとした印象としては、私にとってオタ活ってなんだろう?アイドル応援するってなんだったっけ?みたいな疑問とずっと向き合ってた1年だった気がします。まあ2020年も似たようなところはあったんだけど、今思うと2020年って我々コロナ禍新規だったわけで、いろんな意味で新鮮な1年ではあったと思うんですよ。私個人としては失ったもの(現場)を求めても仕方ないし、あるもの(オンライン)を楽しもうみたいな前向きな気持ちも結構あったし。とにかく失ったものを埋めるので必死だった感じだったんですよね。

でも2021年はもうコロナ禍にも飽きてきて、新鮮だったオンコンやヨントン(私はヨントンはしないけど)も、結局は現場の魅力には到底叶わないって事を再確認した1年だったと思うんですよ。オンラインで可能性は広がったと思うしそこに新しい価値もあるとは思うけど、やっぱりアイドルの本質は現場だなという気持ちを新たにしたのが2021年だったなと。ほぼ現場ゼロだった2020年と比べると、完全に今まで通りとは言えずとも日本国内ではそれなりに現場が戻ってきて、自分が何を求めてるのかを実感したというか。

失ったものを取り戻すべく通ったオタクもいれば、1年間で冷静になってしまったオタクもいるんだろうなと思うんですけど、私はどっちかというと後者で。まあオタクを冷静にさせちゃあかん…っていう良い例だなって感じなんですが、でもオタ活だけじゃなくて、こういう状況になって改めて自分にとって本当に大切なものとか、何が必要なのかみたいなのを取捨選択をする時間にもなったんだろうなと思う。それなりに長く生きてると価値観って結構固まってしまうけど、こういう大きな出来事があるとガラッと変わったりするんだなと思いますね。

そしてオタ活としては結局ワナワンに始まりワナワンで終わる1年間だったな…と思いますね(全てブログに現れてる。隙あらばS2とワナワンの事書いてた)。でもまさかこんな1年になるなんて全然予想してなかったので、ちょっと複雑な気持ち…。2020年はTXTとセブチを好きになって、なんとなくその好きを成熟させていく2021年になるんだろうなって思ってたんですよ。もうだいぶ愛着が芽生えてたし、推しのライバルになりそうなグループを好きになれるほど心が広くないというか面倒くさいというか(世代がズレてればあんまり気にしないけど…)。

だからこれは結果論かもしれないけど、ワナワンは解散してたから好きになったみたいな部分は多少あったと思うんですよね。固定の推しがいないヨドルは軽率に沸けるのに、ナムドルだとそうならないのは、推しに対する後ろめたさというか、ある種の忠誠心みたいなのが働くからだろうし、もしワナワンが期間限定グループじゃなかったり、活動期間中に好きになってたら、セブチとか完全にライバルになってくるじゃないですか。そういう複雑な感じのオタ活したくないんですよね(それこそ某ライバル売りとか全力で関わり合いたくない)。まあ実際にどうなってたかは分からないですけど。

どのアイドルに対しても好きになる理由とかタイミングって、そうなる運命だったんだなあとか思っちゃうキモいオタクなのですが、ワナワンはその中でもかなりインパクトのある出会い方をしたなあとは思います。さすがに好きになったその年に3年ぶりに再集結ってさすがにタイミング良すぎてちょっと怖いぐらいだったし。まあこれもただの結果論だとは思うけど、もっと早く存在を知ってたらこんなに好きになってなかったかもしれないし、出会う順番が違ったらまた違うオタ活になってただろうし、そういう意味でも人生に遅すぎる事はないのだな…と。

まあでも状況がちょっと特殊すぎて自分でも未だによくわからんのだよな…。解散してる期間限定グループを推した事なんて過去に経験ないし、多分もう二度とないと思うし(てか一度で充分)。当然ながらグループとしての供給がない事への寂しさはあるし、やっぱり成長とか変化を楽しむのがリアルなアイドルの面白さだと思うので、そういう意味では物足りないはずなのに、なんて言えばいいのか…完結した存在に対するある種の安心感みたいなものが芽生えてる事実(発見!)と、そういうマイナス面を全部ひっくり返すぐらいの魅力を、もう解散してるグループに感じてる自分に驚いてるみたいな。

完全に美化しちゃってるのは分かってるんですよ、自分でも。でもワナワンっていうグループが残したものって、後から追ってるとあまりにも輝きでしかなくて。不思議な事にちょっとやっとのスキャンダルやトラブルなんか、全部彼らの輝きの一部として吸収されてしまうんですよ。それにさっき“完結した存在”って書きましたけど、それってつまり進化する事がない変わりに劣化する事もないって事で。もう解散してるから安心して推せる、ってなんか矛盾というか書いててすごく違和感はあるんだけど、でも実際そういう感覚があるんですよね。

だから今私が一番心配なのは、今後どれぐらい自分はワナワンを好きで居続ける事が出来るんだろう?って事ですね。これワナワン好きになった瞬間からずっとある悩みなんですけど、何しろ初体験なので全く先が読めない…。この限りある資源(資源)を少しずつ消費しながら、一体どこまで気持ちを保たせる事が出来るのか。もちろんどんなアイドルだって、ずっと同じ熱量で好きで居続けられる保証なんてないんだけど、でも最初から終わりが決まってる事を理解した状態で応援するのってかなり特殊だと思うし、どうなるのかなあ。

私はわりと同じものを繰り返し楽しむのが好きなタイプなので、そういう意味では好きだけど飽きたみたいな事ってほぼないし(好きなうちは飽きない)、普通のグループが何年もかけて得るものを、たった1年半で得ているグループなので、想像してた以上に濃すぎるといか、それだけいろんなものが凝縮されちゃっててなかなか消化出来ないぐらいだけど…笑、でも供給がない状態でどこまで好きを維持できるのかは未知数過ぎて怖い。だから一つひとつの供給をめっちゃ大事にせざるを得ないし、そのせいで余計に愛着が湧くっていう好循環な状況ではあるが(それは好なのだろうか)。

でも今こんなにワナワンの事好きでも、また別のアイドルを好きになっての繰り返しなんだろうな。そういう自分がたまに嫌になる。まあそろそろ推すにも年齢の限界が見えてきた気もするけど…。現時点で一番若い推しが2002年生まれなんだけど、それ以上若い子を推すのはキツイというか…笑。私は最初の推し以外全員年下なので、年下を推すのは普通なんだけど、冷静に子供でもおかしくない年齢の子はなんか違うっていうか、それもう推すとかじゃない気がする。ああ、こうやってオタ卒していくんだ人間って(むしろ気付くの遅すぎるんやで)。

TXTとセブチ関しては、比較的安定してたTXTに対してセブチは結構不安定な1年間だったなあ…という印象。TXTはこの間もちょっと書いたけど、本国のアルバムが実質1枚だけだったので物足りなさはありつつ、『0X1=LOVESONG』でTXTの新しい魅力が開花したと思うし、アルバム自体が個人的に当たりだったので満足度は高いんですよね。思い返してもそんなにトラブルとかなかったと思うし。同世代グループの台頭もあり、音盤やら音源やらで比較されたり面倒くさい感じはあったけど、MOAが比較的落ち着いたファンダムなので、そこに結構救われてるなと思う。

セブチは年始にミンギュの件があったり、ハイブの突然の介入(特に楽曲やプロモ周り)にモヤモヤさせられたり、コロナ関係で活動に影響出たりとなんか地味に大変な年だったなと。でもそういう外野のアレコレを抜きにしても、去年のレフライやホームランのようなハマる曲は来なかったな…というのがあって。『Heaven's Cloud』とか『Crush』とか好きな曲は出来たけど、やっぱりタイトル曲じゃないと違うんですよね(去年のTXTがそうだったように…)。もちろん好みの問題ではあるけど、外野のストレスを吹き飛ばす楽曲が来て欲しかったという残念さはあるかな。

音楽面の話で言うと、推しグループ以外の楽曲をたくさん聴いた1年ではあったので、推しに求めるハードルが少し高くなってる部分はあるのかもしれない。私がシンプルに今年一番聴いてたのはワナワンとエビだと思ってるんだけど(ワナワンが5枚、エビが8枚アルバム出してるのでわりと物理的な話ではあるが)、2021年に聴いた曲でベスト10挙げろって言われたら、TXTとセブチ以外のグループが上位に来てしまう可能性高いなと思ってて(だからやりませんが)。なんかちょっと複雑な心境なんですが、まあオタクにも2年目のジンクス的なのあるよねと思う事にする。

そしてK-POPの消費の速さにちょっと滅入った年でもありました。去年は推しを追いかけるのに必死でその他のグループの動向まであんまりチェックしてなかったけど、今年はいろんなグループを観たり聴いたりしたので、K-POPというジャンルへの理解が深まった年でもあったと思うんですけど、この短期間でも流れの速さは感じたな…。まあちょうど世代交代の時期ではあるんだろうけど、特にヨドルはなあ。まあ諸行無常・盛者必衰はK-POPに限らずエンタメ業界全般に言えることだけど、それでもまだ日本のアイドルのほうが息は長めかなあと思いますね。

私はブームが去った瞬間とか世代交代の気配を感じるのが寂しくてあんまり好きじゃないので、デビューしたグループが脚光を浴びて華々しく活動しているのを見ると、楽しみだなとワクワクする反面、彼ら彼女らの輝きの裏で忘れられていくグループの存在が頭に浮かんでしんどい気持ちになるし、新人グループが輝いていられるのも所詮時間の問題というか、また次々新しいグループが出てきて居場所を奪われる、その繰り返しなんだよなあと思ってまた寂しくなる。これ多分オタク歴長いとあるあるだと思うけど。

そんでやっぱり雑食って駄目だなって思った。これは結構自戒を込めて言うのだけど(とか前置きする精神がそもそも軟弱)、今年は結構いろんなグループの音楽を聴いたりパフォを観たりして、それ自体はとても楽しかったんだけど、ちょうど去年の今頃、私は「外野から見て何かを分かった気になりたくない」みたいな事を書いてたくせに、まさに最近そういうオタクになっちゃってないか?と思ったんですよ。音楽聴いてパフォ観た程度で、なんか知らず識らずのうちにそういう物言いとかをしちゃってなかったかなって。

オタク事に限らずだけど、何かについて語る時にはまずその対象をちゃんと知る必要があって、例えば作品を批判する時ってちゃんと作品を観て理解するのが大前提じゃないですか。知らないのに文句言ったらただの悪口でしょ。でもジャンルを包括的に語ろうと思うと、一つひとつの知識は浅くならざるを得ないんですよね。何故なら広く浅くと深く狭くは基本両立しないから。広くいろんなものを知ってるほうが比較出来て客観性は増すけど、その反面精度には欠けるし、そもそも身も蓋もないことを言えば、浅い知識で語れることって高が知れるわけですよ。

じゃあ自分はどうありたいかって話なんだけど、やっぱりオタクとしては盲目だお花畑だと言われても深く狭くありたいなと思ってしまう。私はアイドルっていう存在自体が好きだから、浅くてもいいから広く知識が欲しい時もあるし(これはある種の職業病でもあるが)、そのおかげで視野が広がるみたいなメリットもあるんだけど、一番引っかかるのは公平性に欠ける事で。雑食を貫く上で最も大事なのは公平性だと思ってて、それが保てるならアリかなって思うけど、私にはそれがあんまりないというか、推しがいる以上公平に語るのは無理だなーと思う。

そして私は推しがいなくなったらジャンルそのもの(この場合はK-POP)への興味も薄れると思うので、もう物理的に雑食やるのは難しいんだろうなと悟った。ハロプロやジャニで雑食(DD)が成立したのは、あくまで“事務所箱推し”という概念が、自分の中で都合よく免罪符になっていただけだったんだろうな。折に触れて思い出す「ケーポはライトに追うのが一番楽しい」という友人の言葉は、実際その通りだなと思うし、公平性とか気にせずいろんなグループを好きになれる人はいっぱいいると思うけど、私は違うんだなって思い知った。

本来オタ活なんて娯楽であって、ただの趣味なんだからそんな躍起になってやるもんじゃないんだけど、どうにもオタクって熱量高さを競い合ってるみたいなところがあるじゃないですか。さっきMOAは落ち着いたファンダムって書いたけど(ついでに言えばCARATも規模のわりに大人しいと思う)、それは良い事ばかりとは限らなくて、荒れがちでもハイカロリーなファンダムを持ってるグループのほうが勢いがあるように映る事もあるし、そういう熱量の高さってアイドルの武器になる事もあるんだろうなと思うしね。SNSのバズなんかは特に熱量大事だし。

そしてジャニ…。せっかく現場が増えてきたにも関わらず、序列は低いままでしたね…。現場がなくて気持ちが戻らないだけなのか、K-POPにハマってるせいで興味が薄れているのかどっちなんだろうなーと思ってたけど、現場がそれなりにあったにも関わらず、あんまり変化がなかったってことはやっぱり後者なのだろうな。去年のブログで「Jr.の推しがデビューしてくれない限り、ジャニに私の戻る場所はない」って書いたけど、なんとなく引き続きそんな感じになりそうな気がします。

HiHiのアリーナ公演で久しぶりにジャニの現場の素晴らしさを実感したし、あとなにわ男子もデビューしたので、来年のツアーだったりアルバムだったりを楽しみにはしてるんだけど、いかんせんチケが取れんのよ。ただでさえ優先順位が下がってる状態なのに、チケ取りの面倒くささがそれに追い打ちをかけてる気がする。FCで全滅したら諦めちゃうもん。一般とかもう頑張れないのよ(土曜日に10時に起きれない)。むしろよく頑張って電話してたな私。でも来年は絶対にもっと現場に行きたい。現場っていうかライブに行きたい。

やっぱり今年の総括みたいなおもんない内容になってしまったな…。というか「ワナワンに始まりワナワンに終わる」の時点で大体説明終わってた。せっかくだから今年聴いてよかった曲とかやろうかなと思ったんだけど、リストアップしてみたら結構いっぱいある&ケーポ初心者丸出し名曲リストみたいになってしまって、恥ずかしくなったので止めました…笑。ではまだ残り2日ありますが、良いお年を。そして来年こそはもっとオタクに優しい年になりますように。