こんにちは。なんか…ゴセのない月曜日があまりに味気なさすぎて自分でもちょっとビックリしてました。準備期間必要なのは分かるので1カ月ぐらいお休みするのは仕方ないよね、と頭では分かっているもののやっぱり寂しくて、ファンの方が日本語字幕付けてくれた動画でも見返して過ごそうかな(セブチの動画は基本日本語字幕あるので最近はあんまり観てなかったけど、ファン目線の編集って発見もあって面白いですよね)…と思っていたら、先日のオンラインコンサートの『Shining Diamond』の動画がアップされました…涙。
[SPECIAL VIDEO] SEVENTEEN(세븐틴) - Shining Diamond @2021 SEVENTEEN ONLINE CONCERT <IN-COMPLETE>
あれだけたくさんの楽曲を披露してくれたコンサートで、敢えて最初に『Shining Diamond』の映像を出してくれるところがなんかこう…運営はよく分かってるなあと。しかも定点なの最高です完璧ですありがとうございます。どこのグループにもグループの象徴みたいな曲ってあると思うんですけど、シャダはまさにセブチの象徴というか歴史というか、13人がデビュー当日から誰一人欠事なく、変わる事なく輝き続けてきた証ですよね。メンバーにとってもCARATにとってもすごく特別な曲であり、それを私のような新規ですら理解できるところもまた、おこがましい事を言うようですけど素晴らしいというか嬉しいというか…。
コンサートのときの感想にも書いたんですけど、昔の曲とか久しぶりにやる曲とかがあっても、新規の私にとっては全部が等しく過去の曲でしかないわけで、それこそ私がセブプロを観たのは去年のGW辺りの自粛期間中で、そんなたった半年ちょっと前に知った楽曲でありパフォーマンスなので、私がこんな妙にノスタルジックな気持ちになるのはおかしいしそんな資格あるかよと思うんですが、なんかこの感情を一体なんと表現したらいいのかよく分からないです。私が知ってるセブチはこの1年弱だけで、あとの5年間は過去の記録でしか知らないはずなのに…不思議だな…。
あと定点の映像だからか、配信のときより音響にライブ感があるのも良いですね。音が少し反響してて、ステージで流れている音をそのまま聴いているような感覚になる(配信って実際に会場に流れている音そのままでは使えないと思うので仕方ないんだけど)。なんかセブチの定点って、何回観ても観るたびに凄いなって思う。なんでこんなにきれいなんだろう。動きが揃ってるっていうだけじゃなくて、息遣いというか呼吸一つひとつすら揃ってるんじゃないか、っていう錯覚を起こしそうになります。いいな。やっぱり生で観てみたいな。
コンサートのパフォ動画出してくれるのめっちゃありがたいのですが、出来ればDVD出してほしいので程々に…。あとはビハインドも楽しみだなあ。もしかしてゴセのない期間にその辺を公開してくれるのかな…。でもアレですね、ゴセがないと定期的な供給がない分、いつ何がアップされるか分からないので、それはそれでちょっとワクワク感ありますね(ポジティブ)。ゴセといえばメンバーのインタビュー記事(一問一答)も出てました。
ゴセがセブチの新しい武器になってるの面白いなーと思います(すでにアイドルとしては充分評価されてるのにねえ)。「CARATとはまた違う独自のコンテンツファンダムを生んでいる」ってのもセブチらしいなあと思ったり。なんかゴセのファンというかゴセをきっかけにセブチに興味を持ったファンをCUBICって呼ぶらしいです(この記事ではハッキリ書いてないからまだ非公式って事だと思うけど命名した人めちゃセンスあるな…)。記事の中で個人的に面白かったところ引用しますね。
Q.「GOING SEVENTEEN 2020」を無事に終えた感想を聞かせてください。
ジョンハン:「GOING SEVENTEEN 2020」では、メンバー全員が望んだコンテンツをしっかり準備してCARATにお見せできて、とても気分がいいです。2021年にはもっと面白いコンテンツを準備します。
Q.「GOING SEVENTEEN 2020」で、「このメンバーのこの能力は本当にすごい」と感じた瞬間は?
ホシ:ドギョムです。彼の本能的なバラエティー感と、明るいエネルギーが羨ましくてすごいと思います。僕も笑わせたいです。
ジョシュア:ジュン。「MOUSEBUSTERS」で能力に対する嘘をついたことが本当にすごいと思いました。予想できず、それを信じた自分自身がとても不思議です。
Q.「GOING SEVENTEEN 2020」を通じて、自分に対して新しく知ったことは?
ウジ:撮影中にここまでたくさん笑えるんだということが分かりました。
ミンギュ:自分から何かに挑戦するのが大好きだということを知りました。でもバンジージャンプは本当に苦手です。
Q.「GOING SEVENTEEN 2020」の撮影で 最も笑った瞬間はいつですか?
ミンハオ:「TTT」編の撮影をした時です。メンバー達と久しぶりに集まって楽しく遊んで様々な話を交わすことができた場なので、とても幸せだったし一番沢山笑いました。
Q.「GOING SEVENTEEN 2020」を愛してくれた全世界の視聴者に一言お願いします。
スングァン:全世界のCARATに「GOING SEVENTEEN 2020」というコンテンツで笑いを届けられて幸せでした。SEVENTEENは音楽、パフォーマンスだけでなく様々なコンテンツも一生懸命準備して撮影しています。3月3日に戻ってくる「GOING SEVENTEEN」も、 多くの期待と愛をお願いします。
少し前にも累計再生数1億回突破って記事も出てましたけど、MVみたいな短くて視覚的に楽しいコンテンツではないのにこれだけ観られてるって事は、ファンの贔屓目だけじゃなくて、やっぱりただのアイドルのバラエティ番組の域は超えてるんじゃないかなと。この記事でも「『GOING SEVENTEEN 2020』は、13人の個性と魅力を感じることができ、SEVENTEENの確固たるアイデンティティが現れている」って書かれてて、それなって感じでした。あとこんな記事も出てましたね。
こっちのほうが日本語訳がしっかりあるので読みやすいです。以前にもゴセの事を取り上げたWeverse Magazineを紹介した事がありますが、今回は「アイドルが作ったオリジナルコンテンツがもたらす影響力」みたいなテーマで、主に「Run BTS!」と「GOING SEVENTEEN」について書かれた記事ですね。こっちは制作チームのコメントなんかも引用されていてなかなか読み応えがありました。
「GOING SEVENTEEN」の制作陣もやはり、番組の企画と構成の過程で「アーティストの没入度」が最も重要だと明かし、「メンバーたちがのめり込めばのめり込むほど、楽しめば楽しむほど、視聴者にもそれが伝わって、楽しさを感じるのだと思う」と強調する。
「デビュー前から『自主制作アイドル』という修飾語を持つSEVENTEENというチームを準備してきたメンバーたちだからこそ、能力と感覚に対する信頼があった。番組もコンテンツも直接作っていくことが、SEVENTEENのアイデンティティにも合致することだった」と語る。SEVENTEEN固有のコンテンツのひとつである「パート・スイッチ」映像は、SEVENTEENのアクティブな自主性をもとに作られたものだ。
まあいわゆる自社メディアの記事ではあるので良い面をうまくまとめた感はありますし、セブチとBTSを一緒にすると軽率に怒るオタクも双方多いけど、「オリジナルコンテンツはアーティストの“本気”が核心的な役割を担っている」っていうのは本当にその通りだと思うし、とても興味深く読みました。どちらのコンテンツも(BTSのはちゃんとは観た事はないんだけど、ファンが日本語字幕付けた動画とかはちょこちょこ観てる)、彼らが売れる前から続けてきた事の一つだと思うので、結局はこういう地道な活動が実を結ぶんだな…と思ったり。
でもビッヒは、大手事務所の後ろ盾のない状態でBTSがここまで大きくなれた理由というか要因みたいなのを分析するのが好きだよね(んで、最近はセブチもそこに組み込まれてるよね)。そのノウハウを今後のビジネスに活かしたいんだろうなと思うんですが、BTSにしてもセブチにしても、それぞれ独自のやり方で今の地位や成果を得たわけだし、やっぱりアイドルって人材が9割で、売り方とか宣伝の仕方は補強にはなれど土台にはならないんじゃないかなと思っちゃうんですよね。それに同じ方法を取れば同じ結果が出るわけではないし、成功にルールはないじゃないですか。
ってなことを書いてたら、なんとWeverseとVLIVEが統合されるそうで。ビックリした。なんでもWeverseを運営してるビッヒ子会社のBeNXが持ち株をNAVERに譲渡する代わりに、NAVERはVLIVEをBeNXに譲ってサービスを統合すると(実際に統合するのは1年後だそうですが)。興味ある人はこの辺の記事を読んでいただきつつですが、NAVERの言う「グローバル市場における影響力を拡大するには、国内プラットフォーム間の競争を越えて、緊密な協業が必要である」っていうのはまあ分からんでもないし、何せその先頭に立つのがBTSなんだから頼もしいだろうな。
まあWeverse自体の良し悪しとかも意見は分かれるけど(とりあえずShopはポンコツ過ぎるので改善不可避ですよ…)、VLIVEと統合されてプラットフォームとしてより快適になるのならいい事なんじゃないかなと思うし、個人的にはあっちこっちにファンコミュニティがあるの面倒なタイプなので、一箇所で全て完結したら便利だと思う。昔ながらのペンカフェのほうが良かったって人もきっと一定数いるだろうけど、基本的に世の中の物事は簡単なほうに流れていくので、手間のかかるシステムに戻る事は考えにくいし。Weverseより快適なプラットフォームが出てくれば話は別だけど…なかなか難しそう(UNIVERSEという新サービスが開始するみたいだけど果たして…)。
そして同じタイミングでビッヒとBeNXがYGの子会社に投資した事も発表されましたね。「プラットフォーム・流通・コンテンツなど各社が展開している事業分野で協力することに合意」って事なので、YGのアーティストはWeverseに参加、ビッヒはYG側のアルバム流通とMD事業を使えるようになるようですね。現状ではYGがビッヒ傘下にみたいな話ではないとは言え、こういうのってずっと対等な関係ではいられないというか、徐々にどちらかが主導権を握る事になっちゃうような気もするし…。どうなることやら。
にしてもビッヒの錬金術凄すぎる。会社ってこうやって大きくなっていくんですね。なんか薄々感じてはいたけど、ビッヒってやろうとしてることが芸能事務所とかレーベルの枠ではないんだよね。BTSで積み上げた資金を使って、どこまで企業として大きく成れるかのゲームでもしてるみたい。しかも行動力と機動力、やる事の規模のデカさ半端ないし。出来る事ならアーティストの活動に影響が出ないといいんだけど、業界のパワーバランスはどうしたって変わっていくんだろうな。このままビッヒがK-POP全体を引っ張っていく存在になっちゃうのかもしれない…。
以前ブログで「ビッヒの行動の全ては『BTSを守る』ってことに集約している」って書きましたが、そんな生易しいもんじゃなかった。むしろBTSすらも踏み台というか、ビッヒが大きくなるためのコマでしかないんじゃないかと。でもビッヒが大きくなる事は結局はBTSやTXT、傘下のセブチたちも含めたすべてのアーティストが大きくなる事でもあると思うんですよね(もちろん結果が伴わなければその限りではないけど)。ってセブチのシャダに感動した話をしようと思って書き始めたのに、最後は業界ネタみたいになってしまった…。でもこういう話わりと好きなんですよ、すみません。おしまい。