アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

IN COMPLETE

こんにちは。ついに…ついに念願のセブチのコンサートデビューを果たしました…!オンラインだけど…オンラインだけどいいよね…これが現場デビューで…。もうこの日をどれだけ待ちわびていた事か…。もちろん出来ることならオフラインで観たかったし、この目で観るまでは…という気持ちは変わらずなのだけど、私的にはものすごい大きな前進でした。なんかやっとCARATを名乗ったりしても良いのかもしれない…みたいな気持ちです。セブチに興味持ち始めたのが去年のGW前ぐらいだから、あれから8カ月か…。ここまで長かったな…。

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実は去年の5月のドームは開催されれば参加する予定だったのですが、ご存知の通り中止になり。でもあの頃はまだ「次の機会があれば…」ぐらいの軽い気持ちだったんですけど、後からじわじわとショックを受けてて…。あの時もし開催されてたら生でセブチが観れてたのかと思うとすごく悲しくて、思い出さないようにしてたぐらいだったんですけど…。ってまあそんな事はさておき、さっそくセトリから。

『2021 SEVENTEEN ONLINE CONCERT IN-COMPLETE』
  1. Intro. 新世界(New World) / エスクプス・ホシ・ウジ
  2. 날 쏘고 가라(Bring it) / ホシ・ウジ
  3. MY I / ジュン・ミンハオ
  4. Flower /  エスクプス・ジョンハン・ウォヌ ・スングァン
  5. 독(Fear) / ジョシュア・ミンギュ・ドギョム・バーノン・ディノ→all
  6. Fearless
  7. 舞い落ちる花びら(korea.ver)
  8. 고맙다(Thanks)
  9. 거짓말을 해(Lie Again)
  10. 어른 아이(kidult)
  11. Back it up / ヒポチ
  12. 입버릇(Habit) / ボカチ
  13. MOONWALKER / パフォチ
  14. AH! LOVE / エスクプス・ジョンハン・ジョシュア
  15. 에 불을 지펴(Light a Flame) / ジュン・ウォヌ・ホシ・ウジ
  16. HEY BUDDY / ミンハオ・ミンギュ・ドギョム
  17. 도레미(Do Re Mi) / スングァン・バーノン・ディノ
  18. Snap Shoot
  19. Left & Right
  20. HOME;RUN
  21. Shining Diamond
  22. 겨우(All My Love)
  23. Us, Again(우리, 다시)
  24. MyMy
  25. 캠프파이어(CampFire)
  26. 힐링(Healing)

あと合間にVCRが5本とMCが3回あり、18時にスタートして終わったのは21時ジャストぐらいでしたね。20曲以上披露するっていう事だったので2時間はやるよねと思ってたけどみっちり3時間。基本はPCで観つつ念の為スマホも繋げてたんですが、どちらも安定して観れました。今まで観てきたオンラインライブってわりと通常より短めの公演になる事が多いので(一番長かったのは年末の嵐コンかな?)、想像してたより全然長くて満足度も高かったし、なんせあっという間で。オンラインライブをこんなに集中して観たの初めてかもしれない…ってぐらい楽しませてもらいました。

オープニングからいきなりユニット曲からスタート。リーダーズの『新世界』から始まり、ホシウジの『Bring it』、チャイナの『MY I』と観たかったやつが連チャンで来て一気に引き込まれ、『Flower』『Fear』『Fearless』の流れはセブチのダークコンセプトが全開に。特に5人でスタートした『Fear』が途中から全員合流して『Fearless』につながっていく流れが最高でした…。私はちょっとダークコンセプトは苦手なんだけどこの2曲を流れで観るとやっぱり圧巻だった。いつもは真っ黒の衣装で踊る事が多い2曲をあえて真っ白いの衣装で披露してくれたのも新鮮でしたね。

と思ったらVCTを挟んで今度はしっとりとしたバラード系に突入。アコースティック風にアレンジされた『舞い落ちる花びら』の韓国語バージョンでは(もうすっかり韓国語が馴染んでしまったな…)、モニターにMVにも登場するお花畑のシャンデリアみたいなやつ(語彙)が映し出されて、ああやっぱり舞花が大好きってなるし、そこからのコマプタが余りにも優しい歌声で泣きそうになるし、『Lie Again』ではテンション爆上がりするし(めっちゃライブで聴きたかった曲…。最高のラブソング…)、って文字にしてみると情緒が不安定過ぎるな…。

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このまま行くと全曲紹介になるのでちょっと落ち着こうか。そうだな…あえて前半の見どころを上げるとすればやっぱりLINE別ユニットの初披露ですかね。絶対にやってくれるだろうっていう期待はありましたけど、どのユニットも期待以上のパフォーマンスでした。『AH! LOVE』はジャズバーのような設定で、ステージで歌うジョシュアとバーテンのジョンハン、そこにお客さんとして登場するクプス。衣装もシックで大人っぽいんだけど、セブチのヒョンラインは3人ともそれぞれ茶目っ気があるので、単にセクシーみたいにはならないところが私は好きです。

セミコロンのユニ曲でも特にお気に入りの『HEY BUDDY』は、歌詞をそのまま表現したような楽曲のイメージ通りのステージ。個性がバラバラなのに仲良しな3人のやんちゃなわちゃわちゃが楽しめて、見ててほっこりしました。『Do Re Mi』はまさかのちびっ子ちゃん登場…ずるい…可愛いに決まってる…。ブランコに乗ったり滑り台で遊んだりマンネらしい愛嬌たっぷりのステージで、こういう穏やかな感じのボノニが見れたのも新鮮でしたね。で、『Light a Flame』はスタンドマイクとかで自由な感じの振り付けを想像してたら、結構しっかりと踊っててビックリしました。一番意外だったな。

でもヒポチ、ボカチ、パフォチのステージもやっぱり良かったなあ。本当に3組3様の個性があってセブチ全体で観る時とはまた違った魅力が見えてくるんですよね。これがセブチのパフォーマンスの土台なんだなって思う。私はあんまりラップの事が分からないので、ヒポチは他の2チームと比べると少し優先順位が低めだったんですけど、最近ボノニがすごい好きなのもあって改めて意識して聴くようになったらカッコいいやんけってなって、魅力を再認識してたところだったので、なんかヒポチのステージは特に印象的でした。アレンジもカッコよかったし、ダンサーさんとのパフォも良かった。

それにしてもMCがすっごい長いですね…笑、パフォとの高低差よ。ケレンの時もめちゃくちゃ喋るやん、って思ったけどあれはファンミでし企画コーナーとかもいっぱいあったからそういうもんかなーと思ったら、コンサートも通常運転でした。ただでさえ13人もいるのに勝手にゲーム始めたり寸劇始めたりしてりゃ長くなるわなって感じですが、でも13人がちゃんと喋ってくれていいなと(過去に何度か大人数ユニを推してますけど、MCで全員がちゃんと喋るのって意外と難しいんですよ)。あとホシくん10時10分が見れたのも嬉しかった!ホランへのくだり意味不明だったけど笑。

終盤は前半までとはガラッと雰囲気を変えて、セブチらしい元気でハツラツとしたステージに突入。何回観ても飽きることはないであろう大好きなスナシュはビビットなイエローが共通のベースカラーになってるポップな衣装がめちゃくちゃに可愛くて良き…からのレフライ!スナシュからのレフライって初めての構成だったと思うけど完璧…。間違いない。そしてパーティ仕様の白と黒の豪奢なスーツに身を包んでのホームラン。この年末年始は色んな演出で繰り返し観たホームランのパフォーマンスだけど、何回観ても毎回新たな発見と楽しさがある素敵な楽曲だなと改めて思いました。

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そして最後は『Shining Diamond』で締めくくり。これもまさかここで持ってくると思ってなくて本当にビックリしたし、思わずセブプロが頭を過ぎって心がこうグワッと…。何というか、セブチがデビュー当時からずっと大切にしてきた“コンサート”という場所を理不尽に奪われてしまったという余りにも残酷な現実に対する憤りと、どれだけ大きなアーティストになっても初心を忘れないように、という意味合いがあったのかなって勝手に感じてしまいました。もうここまでの約2時間、本当にあっという間でした。メンバーも言ってたけどマジで体感10分。

ところがどっこいアンコール後のセトリがまた良いわけですよ…。これも聴くのをすごく楽しみにしていた『겨우』から始まり、音源を募集していた『Us, Again』は、セブチの歌に重ねる的な演出で使うのかと思いきや、そのままCARATの歌声をセブチが聴くっていう…新しいな?でも歌を聴いてる時のメンバーの表情がね…涙ぐんでいた子もいれば切なそうな顔してる子も嬉しそうに口ずさんでる子もいて、その一つひとつにぐっと来てしまい、それまでもちょいちょい泣ける場面あったけど我慢してたのに、結局ここで涙腺崩壊してしまった…。

最後の挨拶では、当たり前だと思ってた事が当たり前じゃなかった、CARATの大切さを改めて感じた期間だったって話をみんなが口を揃えて言ってて、きっと今までセブチを見てた人はそれが彼らの本音なのは伝わってると思うんですよ。当たり前だと思ってたものが当たり前じゃなくなる、というのは我々にとってもそうだし、何よりセブチにとっては最大の武器でありプライドでもあった“ライブでのパフォーマンス”が出来ないのは、羽を奪われた鳥みたいなものだと思うんですよね。そりゃ苦しくて辛いに決まってる。

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でもしんみりした雰囲気を吹き飛ばすように、最後は『MyMy』『CampFire』『Healing』の癒やしソング3連発。暗い雰囲気で終わるのはセブチらしくないよねーって感じで楽しそうに歌って踊って、またゲーム挟んだりして。ウジくんが「우아해」を気に入ってるのかやたらとやってるのが可愛いったらない。最後の挨拶が本当に身につまされる言葉ばかりだったから、ちゃんとこうやって楽しいセブチで締めくくってくれるのはうれしいな。ていうかセランへって何…ホランへ進化しすぎだろ笑。

なんかセブチに対しては、自分とかオタクがどうこうじゃなく、自分が参加出来る出来ないはどうでもいいので(出来れば配信はして欲しいが…)、早く有観客でコンサートをさせてあげて欲しいって気持ちがずっとあって。収容人数減らしてもいいし狭い会場でもいいから、とにかくCARATがいる前でパフォーマンスさせてあげてないと、もう本当に彼らのモチベーションが保たないんじゃないかなって思って勝手にすごい心配してたんですよね…。いろんな意味で。

でもこの日のMCでホシくんが「立ち止まっているわけにはいかない」「ステージが人生のすべてだった僕には苦しかったけど成長もできた」って言ってたのがすごく印象的で。ライブが出来ない事に対してはみんなそれぞれ思う事があると思うけど、ホシくんが一番率直に「CARATの前でパフォーマンスをしたい」って語ってたように思うし、結構切実というか、本当に息ができないみたいな苦さを感じてて。でもそんなホシくんからこの言葉が出てきたのは、個人的にちょっとホッとしました(もちろん強がってると思うけど)。

「IN-COMPLETE」というタイトルは「不完全」「未完成」「必要なものが揃っていない」という意味で、観客がいない事を表現してるんだと思うんですが、きっとギリギリまでオフラインで出来る可能性を探りながら進めていただろうし、だからこそ1年半という期間が空いてしまったのかな、と思う。もしオフラインで出来たら…と思わなかったと言ったら嘘になるし、メンバーもきっと今回の公演で、良い意味でも悪い意味でも色々な発見や感情を抱いただろうなと思う。でもさっき書いたホシくんの「止まっているわけにはいかない」っていう言葉がすべてで、これが今出来る最善だったんだと思ったし、セブチもそう思ってたらいいなと思います。

コロナに対しては、もう私個人としてはタラレバは言うつもりもないし、いろんなライブを通して、オンラインでしか出来ない事がある事も感じてきました。会場に響き渡る音響とか光り輝くステージとかメンバーと観客の熱気や息使いとか、そういう五感的な感動は、オンラインだとどうしても薄れちゃうけど、その代わり部分的に事前収録をして凝った映像が使えたり、衣装やスタイリングのバリエーションが多彩になったり、会場に設計するのは難しいステージが組めたり。実際に今回のセブチのライブもそういう工夫が随所にあって素晴らしかったと思います。

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今回は2020年にリリースしたアルバムを軸にしたコンサートだったと思うので、去年からセブチを観始めたオタクとしてはちゃんと思い出のある曲をたくさん披露してくれた事が素直に嬉しかったです。2019年以前の曲は私にとっては等しく過去の曲で、そこには順番も優先順位もなければ思い出もなくて、当たり前の事なんだけどでもコンサートを観るとそういうのって結構痛感するんですよね。もちろんそれはそれで、過去を知らないからこそ楽しめる部分もあるんですけど、まあ新規の通過儀礼みたいなもんかな。

公演後にWeverseやTwitterにメンバーがめちゃくちゃセルカやら動画やら感想をあげてくれて、それもなんか「ああ、今日本当にコンサートやったんだな」って実感出来て嬉しかったです。でもまだまだ観たい曲、聴きたい曲はいっぱいあるし、やっぱり生で観たい事に変わりないので、それは次の機会に取っておいてもらったって事にします。2021年がセブチにとってどんな年になるのか分からないけど、新しいスタートを切るにふさわしいコンサートになったんじゃないかなと思いました。

ところで今朝リピート配信があって、ブログ公開する前にもう一回観ておこうと思って観てたんですけど、スマホでイヤホン付けて聴いたら大正解だった…。昨日はできるだけ大きい画面で観たくてPCから音も普通に流してたんだけど、イヤホンじゃないと聴き取れない音いっぱいあったのは発見でした。映像面でもそうだけど(大きいTV画面で観るとか)音響環境も整えたらもっとオンラインのコンサート楽しいのかもしれないな。おしまい。