アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

サマステ前半戦終了。

『サマステ ~君たちが~KING'S TREASURE』のMr.KING、HiHi Jet、東京B少年公演を初日と土日で3回観てきました。私のサマステ前半戦が無事終了です。クリエから2ヶ月半ぶりぐらいでそんなに経ってないかなと思ったんですけど、間にNEWSを挟んだせいか何故か久しぶり感があり、またNEWSからのサマステへの落差すごかった。ステージの規模もコンセプトもクオリティも、見る側の目的も作る側の目的も違うので当たり前なんだけど、全然違って面白いな〜と思いました。これでJUMPを見たら、また印象が変わるんだろうな(見れる予定ないけど涙)。

ライブハウスのスタンディングとかリアルに10年ぶりくらいで、途中何度か腰が爆発するかと思ったけど、メンバーも楽しそうだし色々頑張ってるのが伝わってきて、細かい事はもういい、とにかく楽しいライブだった。クリエで見た時よりも勿論みんな成長しているし、特にMCとかすごく良くなってて。これはKINGがいたおかげかなとも思うんだけど、廉がちゃんと話を振ってくれる安心感と、海ちゃんがすごく絡んでくれる感じと、でもMCでは猪狩がダントツで面白かった。まだ中3であの堂々たる佇まい…大物感半端ない…やっぱりあの子推せる。今回ハイBでのMCはなかったので、クリエの欠場がホントに悔やまれるな〜。後半のキンプリ・ハイB公演ではキンプリとハイBでMC分けてくれる事を期待しています。

印象に残っているのは、HiHiの3人でやった『Yes!』と『バンビーナ』。エロい曲を直球にヤリ切った感じがいっそ清々しくて。あとはセリフメドレーの完成度の高さと、『HIB HIB DREAM』ね。あの曲ヤバイね。ジャニーズの真骨頂っていうか、「あー私ジャニーズ観に来たわ〜」っていう何とも言えない気持ちになるのよね。まあでもユニット名が入っている曲って実はスルメ曲というか、ずっと歌い続けられるような、そのグループのテーマソングになるような曲が多いなと思っていて。個人的に一番好きなのはPrinceの「Prince Princess」なんですけど。アレめっちゃ良い曲だなと思うんですよね、Princeの個性を表現してるなと思うし、ファンとの関係性だったりメンバーの思いみたいなものも感じるし、大事にしてるなって思う。こんな曲をもらえるPrinceっていうグループが羨ましいなと思うぐらい。うん、話逸れたな。

ホールとはまた違った距離感なのは新鮮で良かったんだけど、個人的にはバルコニーまでメンバーが来たのはちょっと想定外で、のんびり観られるエリアが一切なかったのはちょいしんどかった。クソ番しか取れなかった立場としてはむしろ喜ぶべき状況だし、実際に近くでメンバーを観られるのは楽しいっちゃ楽しんだけど、後ろの方でのんびり観よう、柵の前後が取れたらいいなあ、ぐらいの気持ちで行ったもんで、バルコ下のファンサ祭りにだいぶ混乱しました。私にとってファンサは見るものであり、流れ弾が当たることはあっても貰うものではないんですけど…さすがにあの距離で観てしまうとちょっと揺らぐというか。まあ実際にはただニヤニヤするか周りの子の観察するかしかないんだけども。あの状況にキャーキャー出来るタイプでもなければ年齢でもない…いや年齢のせいにしちゃいかん、ドルヲタとしてなんかダメな気がする。

あとはざっとメンバーの感想を。龍我くんはクリエの時に後半へばってた印象が強いんだけど、最後まで元気いっぱいでニコニコしててた。もうB少年の中で一番背が高いのにやっぱりバブみが強い。那須くんの、基本あんまり表情崩さないのにたまにクシャッと笑ってる(多分メンバーとなんか喋った後とかだと思うんだけど)のにヤラれる。大昇くんはメンタルモンスターっぷり加速しているし(このまま手越さんみたいになるのでは)、浮所くんはファンサがだいぶ強い、アレはファンサマシーンって言われてもしゃーない。藤井くんは「なーくん」キャラを完全に自分の物にしているし、金指くんはソロパート多いのも納得な歌声なので、あとはMCで素が出せるようになったらさらに人気出そう。なすりゅは相変わらず(推しだけどちょっと引くぐらい)仲良しで、しかもそれを廉にイジられても「仲良いんですよね〜」って全然否定しない那須くんのあの感じ、アレちょっと怖いです。圭人くんみある。あとたまにあるうきなす、いわりゅもよかった。わりと身長のバランス取りがちよね。

HiHiは猪狩がめっちゃ良かったのは前述の通りとして、橋本くんの歌が凄く良かったな。超良い声してる! 瑞樹くんと優斗がちょっと癖ある声なので、逆に良い感じに目立つし、『Yes!』は本当に良かったよね…。あとはバックに作間くんが付いてて嬉しかった。やっぱりすげーカッコいいんだよね。なんかハイBメンバーに対して「カッコいい」って思う事ほぼないんだけど(それはそれでアレだが)、作間くんは素直に「カッコいい…」って言葉がポロッと溢れちゃう不思議。猪狩、大昇、龍我と同じ年なのになあ。まあJr.祭りの時点で凄く目を惹く子だなと思ったけど、KINGのバックについて踊ってても目が奪われる感じ凄い。地味なのになんか華がある(シンプルにお顔が好みなだけかもしれん。もしくは不遇ポイント溜まってるか)。最後のメンバー紹介でも一際歓声大きかったし。メインステージが見やすい位置ではなかったので、龍我くんが見えない時はセットの上のほうにいる作間くんばっか見てた気がするなあ。あと浮所、金指、作間、五十嵐がHiHiと一緒にローラー滑ってたの良かった…あれ金指くん以外は元HiHiメンバーだもんね。ちょっと切ないけど見れて嬉しかった。良い演出。

とまあ、十分過ぎるほど楽しかったという大前提を元に、Jr.の現場自体をだいぶ落ち着いて観れるようになってきたので、気になった事も書きたいと思います。まず、すごい根本的な事を言うけど、何でKINGとハイBを一緒にしたのかなって。もしKINGと別々やっていたら、私はそっちは観に行かなかったと思うので、個人的にKING観れたの嬉しかったんだけど、でもB少年担としては物理的な意味でちと物足りなかったかなと。KINGとハイBで3対2ぐらいの構成で、ほぼ「Mr.KING with HiHi B少年」になっちゃってたし、あとKINGがそれぞれ2人ユニット×3とソロがあったのに対し、ハイBはソロもユニットもなくて、もう少し対等な感じの構成を期待してたのでちょっと残念でした。

あと選曲も、わりと似たようなテイストの曲が多く、カッコいい系の曲がばかりでかわいい系がほとんどなかった印象。過去の雑誌のインタビューなんかを読んでると、結構選曲をメンバーがやってるっぽいので、それが理由なのかなと思うんだけど、個人的にセトリをメンバーに決めさすのあんまり好きじゃないんですよね。良い悪いの話では全くないんですけど、私、アイドルの醍醐味って、プロが作ったプログラムを完璧にこなすところにあると思ってて。メンバーがステージで最高に輝くために、今持っている魅力や価値を最大限に表現するためには、ちゃんとメンバーの事を理解して、魅力を引き出してくれる大人が絶対に必要だと思ってるんですよ。だって彼らが自分自身の魅力を客観的に理解するのには経験も時間も必要で(まあたまに脅威的に頭の良い子もいるけど嗣永桃子とか中島健人とか大西流星とか)、大概の子は自分が何を求められているか分からないし、仮に理解は追いついても実際に行動に移せないもんなんですよ。だからちゃんと彼らが一番輝けるようにプロが完璧にお膳立てするべきで、メンバーはそこから更に底上げしてけばよくて。そこは経験を積んでるNEWSが自分達のコンサートをコンセプトから衣装から選曲から決めるのとは訳が違うので。この問題ってハロプロやAKBでもたまにぶつかるんですけど、メンバーの考えたセトリが素晴らしいなんて事はそうそうないですよ、ハッキリ言って。

でもこのサマステとかクリエとかは、そういう場所というか、発表会的な側面もあるだろうな。未熟なステージになる事も想定した上でメンバーに選ばせているんだろうし、そうやって経験を積ませているって事なのなと、ちょっと思いました。まあそれでも充分楽しかったわけなんですけどね。おしまい。

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