アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

関西Jr.のトリオ

前項でサラッと書きましたが、あっさり関ジュに手を出し、まんまと片足突っ込んでしまいました。ジャニアイ特集をやっていた年始の「まいジャニ」にHiHiとB少年が出てるのを見たくて(あの回の猪狩くん最高すぎたので早くテレビでいっぱい使うべきだし、KINGの冠番組は即レギュラーにすべき)「まいジャニ」を見るようになったのだけど、今より自由でガキンチョ感の強い廉と、相変わらず超弩級の天然っぷりを発揮している平野が面白いし、前から気になってた大西流星くんがガチのアイドルサイボーグで最高だし、西畑大吾という可愛いとカッコいいを併せ持つ天性のアイドルまでいるし、関ジュの人材豊富さにだいぶ打ちのめされました。もちろん向井康二室龍太も関西Jr.らしさ全開で素晴らしいし、Funky8(非公式)の完成度の高さたるやだし、文一くんに至ってはもう圧倒的安心感。てか普通に「まいジャニ」面白い。「いたジャン」とか「変ラボ」見始めた時もそうだったけど、推しがいなくても番組が普通に面白くて見ちゃうというのは大きいなぁ。意外とテレビきっかけなんだよなぁ。

まあそんな感じで番組を遡って観ていたら、話題の道枝くんが加入した時のオーディション密着に辿り着きまして。この道枝駿佑・高橋恭平・長尾謙杜の弟トリオが強かった。道枝くんはキレーなお顔してヤンチャで男前な性格なの素晴らしいし、恭平くんはあの抜群のスタイルの良さでガチお馬鹿なの愛おしいし、長尾くんはニコニコ笑顔とおっとりな言動がひたすらに可愛い。赤・緑・黄みたいな分かりやすい色の衣装を着せられてる感じが信号機というか三色団子というか…もうその並び見るだけで「この子達、推せる」ってなるしかないですよね。しかも序列は明らかに道枝くんがトップで雑誌とかだと大抵センターなのにパフォだと高橋センターで道枝・長尾シンメなのもよい。身長バランスとかもあるだろうけど、よく分かってらっしゃる。弟トリオの顔面偏差値とポテンシャルが高すぎる事に気付いてからの私はかなり俊敏な動きを見せたよ。彼らの出ている回を漁り、家にあるドル誌のバクナンを引っ張り出し、私の最近の密かな楽しみであるジャニーズJr.年表(誕生日と入所日とグループ結成日を時系列でまとめた自己満足以外の何物でもないエクセルデータ)に関ジュの情報が瞬時に加わったよ。

1番気になっているのは長尾くん。自分でも分かりやす過ぎてなんかな〜とは思うんですけど、やっぱり未完成というか、ちょっと未知数な子が好きなんでしょうね…特にちびっ子は完成度よりも断然伸び代派。ポテンシャル枠が大好物。5年後、10年後の姿がある意味想像出来なさそうな子のほうが気になります。長尾くんは動いてる時は完全に子供なんだけど、子供的な可愛さだけではなくて、意外と大人っぽい顔してるとこがよい。あと最初から完成度の高かった道枝くんとシンメなのもよい。でもあんまり仲良くはなさそうなところもまたよい。3人の中では何となく一歩出遅れてるのかなっていう印象はあるんだけど、今後、道枝くんとのライバル関係みたいなのを意識するようになったら一気に伸びそうな気がするなーなんて思いながら見ています。まあ道枝くんのシンメに配置された時点で、事務所からかなり期待されてる子である事は明白なので、あとは本人の頑張り次第って事ですかね。でも大人になってからの方が人気出そうなタイプじゃないかなあ。

とは言え、まだ関ジュの現場は未経験ですので、まだ誰推しというのはありません。現場行くとまた違う何かが見えてきますからね、まだまだ片足余裕ですわ。いつでも戻ってこれますわ。「少年たち」の申し込みが間に合わなかったのは本当に残念だったけど。まあ8月に大阪行ける気はしないが。おしまい。

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三色団子感のある画像見つからなかった…。

推し変、あるいは担降りという概念について。

最初に言っておきますが、これは担降りブログ的なものではありません。以前から担降りという概念については疑問もあったり、不思議に感じていた部分があってイマイチ理解しきれていなかったなと思っていて、でも最近ちょっと分かってきた気がするので、そんな話を書きたいと思います。

担降りに近い意味を持つ言葉として、推し変という言い方があります。私にはこっちの方が馴染みがあって、以前「推しは増やすものだと思っている」と書いた事もあるのだけど、とは言え推し増しの行き着く先は推し変だろうとも思ってはいて、長くドルヲタをやっていたら避けては通れない道ではあると思いますし、もちろん私も推し変してきてます。でもグループ卒業とか引退とか以外の理由で推しが変わった事がなく、オタクを続けていくためには推し変せざるを得なかった、というのが実際のところでした。

だからこれまで推しが変わる事についてあまり深く考えた事はなかったし、これと言って複雑な感情を抱く事もありませんでした。卒業してアイドルではなくなっていったり、辞めて一般人になって会えなくなったりして哀しい思いはしてきたけど、私にとって推し変はわりと成り行き、もしくは不可抗力だったから、そこに後ろめたいも何もないというか、推し変しなきゃヲタ卒する事になってたわけです。

ジャニーズに詳しくなる前から、担降りブログ的なものの存在は知っていて、何度か読んだ事もあるのですが、(推し変と違って)担降りするのってしんどいんだな、と思ったのと同時に、わざわざ宣言する事に何の意味があるんだろう、という疑問を抱いていました。以前、長年のジャニヲタの先輩にその話をしたら、その友人もわざわざ担降り宣言する人の気持ちは分からないけど「宣言する事で、何かとケジメを付けたいんだろうね」と言っていて、なるほどなと思いつつ、私はそういう心境になった事はないなあと思いました。

ケジメって何だろう。完全に元推しに興味がなくなって、別のメンバーを好きになってしまったのなら、ケジメも何もないだろうし、気持ち的にはまだ未練があるのに、現実としては他のメンバーを推しているから(現場に行ってないとか課金できてないとか)、とかそういう状況から来る後ろめたさなのだろうか、とか。でもその後ろめたさって誰に対する感情なんだろうか。推しに対して? それともヲタ仲間や友達に対して?とか色々考えたりしてました。

女子アイドルの引退卒業は、概ね5〜6年のペースで訪れます。それでわりと充実している方です。女子アイドルで10年以上現役でグループアイドル続けてる子ってかなり稀で、それは女子アイドルの世界が、若くて(処女で)可愛い事が最良とされている事と、それに伴って消費ペースが速くて賞味期限が短くなりがちという問題を抱えているためであり、更に供給する側、つまり女の子側にとっても、アイドルとしてのモチベーションを維持できる限界の活動期間が最大で10年程度だろうと思うからです。

10代前半から20代前半までの、人間が一番魅力とエネルギーを持っていてそれを発揮できる時期に、いろんな犠牲を払ってアイドル活動をするという事は誰にでもできる事ではないし、それぐらい肉体的にも精神的にも消耗するハードなお仕事であると私は思うので、3年で自分が納得できる結果が出なければ辞めていいと思うし、こちらからしたら5年以上続けてくれれば御の字という感覚でした。1番好きだった亀井絵里ちゃんが辞めた時も、Berryz工房が活動休止した時も、悲しかったけど納得できたのはそのおかげです。

でもジャニーズや男子アイドルは違うんですよね。女子アイドルとは比べ物にならないくらい活動期間が長くて、事務所もファンもかなり長い目で見てくれるし、スキャンダルに対する処分も違法行為以外にはゆるいし、結婚してもお父さんになってもアイドルでいる事が許される、面白いジャンルに成長してしまった(特にジャニーズはね)。勿論それはSMAPや嵐を代表とする先人たちのおかげであって、どこまでそれを狙ってやってたのか分からないけど、そういう土壌をアイドル業界に築き上げたジャニーズは本当に凄いなと、ジャニヲタになって改めて思い知らされました。

ジャニヲタの友人に、Jr.を推す事の最大の懸念はデビュー出来ず辞めていく事だという話をしたら、「でもB少年はあと5年は安泰でしょう」と言われ、あー女子アイドルとは活動のスパンやビジョンが違い過ぎるんだ、と気付いて。つまり推しの卒業や脱退に遭遇する確率が、女子ドルヲタと比べるとだいぶ低いのがジャニヲタであり、その反面、メンバーがまだ普通に活動している中で推しを変えなきゃいけないという状況が起きやすく、それが担降り宣言という行動に繋がっていくんだなと思ってすごく納得したんですよね。

それに多分、数年のスパンで推し変する人は重めの担降り宣言なんかしないんじゃないかな。何年もずっと推してた人の方が、色々複雑な気持ちを持ってしまって、一人で抱えきれずに語らずにはいられなくなるんだろうな。そう考えるとわざわざ外に向かって宣言する人の気持ちも分からなくもないし、濃いヲタになればなるほど、きっと推し変は過去の自分を否定するのと一緒だから、抱えきれないというのも分かるなと。所詮自己満足の類ではあるにせよ。

まあ「担当」という言葉の重みについては、人それぞれ考え方が違うだろうし、若いジャニヲタさんは、複数グループにそれぞれ「担当」と「推し」がいるのが当たり前、みたいな子も多いと思うので、そんな深く考えても…って感じかとは思うですが、でもジャニヲタの担当文化(むしろ担降り文化と言ったほうが正しいのかもしれん)って、ジャニーズならではというか、ジャニーズを応援する上で切っても切れないものなのだろうなと思っています。私もそのうち担当ができるのかしら。

ブログや日記みたいなリアルタイムで更新され蓄積されていくものって、どうしても変化からは逃げられないと思うんですよ。その時その時に感じた事を素直に書き残していく事は私は素敵な事だと思うし、変化も含めてその人の感情を追うのは興味深いですし。ただ担降りブログってやっぱり読んでるとちょっと寂しい気持ちになるし、それが自分の推しだったりすると、取り残されたような気持ちになりますよね。楽しく読んでいたブログが推しが変わったっていう理由だけで更新が止まってしまうのも寂しかったりするし。それだったら新しい推しについて楽しそうに語ってくれたほうが嬉しいなって思う。

自分がブログを始めたのはぼっちヲタのストレス解消みたいなもんで、ただただ好きな事を書くためにやってるし、今後も自由に書きたいから、他のグループが好きになったらそういう内容にシフトしていくだけだと思いますが、Twitterに関してはJUMP垢でJr.の話ばっかすんのもな…と思っている自分もいて、その発想があまりにも自分らしくなさすぎて抵抗を感じます。誰かのためにSNSやってるわけじゃないのに、誰の目を気にしてるんだろう。やっぱり後ろめたさの根本にあるのは、自分に対してでも推しに対してでもなく、他人の目なのかも。まあ私のアイコンの画像変わったら察してください。おしまい。

新しいものが好きなオタクの話。

最近仕事で仲良くなった子(Uちゃんとします)とご飯を食べに行ったら、思いの外ジャニーズに詳しくて楽しかったので、その時のことをちょっと健忘録がわりに書いておきたいと思います。結局またJr.の話ですよと。

Uちゃんは昔からKinKiが好きでジャニヲタの友達も多く、まだ若いのに事務所に対してわりと客観的な意見を持てているのがとても新鮮でした。私が「最近、東京B少年が好きなんだよ」と言ったら「お前もか」と言われ、どうやらそんな人が周りに結構いるそうで、Uちゃん曰く「B少年がJr.を内側からすごい引っ掻き回している感じが面白い」らしい。ここ2年ぐらいJr.はパワーバランスが完全に出来上がってしまって良くも悪くも安定し、ちょっと飽きてきたところにB少年が出てきたと。まあでも新しいもの好きなのは、むしろオタクあるあるだと思うし、女子アイドルなんかはメンバーの入れ替えを頻繁にやることで、ファンを維持してきたわけなので、それ自体は別に目新しい事でもなんでもないだろうと思うんだけど、私の勝手なイメージで、女ヲタのほうが、男ヲタよりも比較的飽きにくいというか、推しに対して一途というか、気持ちが長続きする傾向があるんじゃないかなと思ってたんで、ちょっと意外でした。

でももし単に新鮮さに食いついているだけだったら、半年も保たずに本命のグループに戻るだけだし、次新しいグループが出来たらそっちに流れるだけなんですよ、これは本当に実体験として強く思うんですけど。だからそれって一時的なもんなんじゃないのと言ったら、新しいグループが出来たというだけなら去年のHiHi(やその他の若手Jr.グループ)も同じだったけど「HiHiよりB少年のほうが沼みが強い」と。まあHiHiはメンバーの歴の差も結構あるし何より去年は入れ替えが激しすぎて、見るたびにメンバー編成が違う、みたいな状況はハマりにくい要素だっただろうなと思うけど、でもなんかB少年はキンプリが結成された時の雰囲気に似てるらしく(人気的な意味でも事務所推し的な意味でも)、今年のJr.大賞にB少年が食い込んでくるのを期待してる、と言っていた。B少年担が結束して那須くんあたりをぶっ込んで欲しいと。総選挙かよ笑。

Uちゃん自身はB少年よりはHiHiのほうが愛着もあって好きらしく、だから去年メンバー編成がコロコロ変わってたのは複雑な心境だったみたい。でも結果的に今の4人になった事、4人目が最終的に髙橋優斗に収まった事はグループとしては正解だと思うとも話してくれた。先日のMステについても全然ネガティブには捉えておらず、「B少年とセット売りされている今が、HiHi的にはチャンスだと思う」というポジティブさ。見習いたい。しかも多分メンバーもそれを分かって色々考えているんじゃないかと言ってて、優斗が那須くんと龍我くんとの三角関係ごっこをやったり、B少年の他のメンバーに代わって、瑞稀くんが藤井くんの「なおくん」いじりがやったりするのも、2組セットでファンが付いてもらえるよう意識してやってるんだろうと。HiHiがそこまで考えて(もちろん中の人も含む話よ)B少年との絡みを作っているのだとしたら、それは素直に偉いなと思うし、そういうモチベーションで仕事が出来る人は素晴らしいなと思う。不遇ポイント貯めてると思って頑張って欲しい(ジャニーズにそんなポイントないかもしれないけど)。

Uちゃんの冷静な分析にも感心してしまったけど、実際に推されとシンメやコンビを組める、推されのいるグループに入れる運、みたいなのってあるよなと思うんですよね。私はグループを作る時の絶対条件は、センターやエースに見合う人物がいるかどうかだと思っているので、そういう人が身近に存在してしまったら、ポジション争いをしても勝負にならないのでさっさと諦めて他の枠を狙っていくしかないと思うんですよ。大事なのはもはや配役の問題というか、むしろセンターを支えるほうの人選が大事だったりするんじゃないかなと。グループに同じ役割の人がたくさんいてもしょうがいないので、違う立場で一緒に戦っていける人材かどうかというかというのはわりと重要。確実にデビューするであろう人と相性がいい人とか、そういうタイミングで近くにいれるかとか、そこで見つけてもらえるかとか、デビュー組の中にも、うまく推されにくっついていってデビューしたタイプっているなと思うし、でもそれも才能のうちというか、特に人間関係を大事に出来る人ってそういう運を引きつける力を持ってるなと思う。HiHiはここまで来るのに結構苦労していて、特に歴が長い橋本くん瑞稀くん辺りはいろんな気持ちでいると思うんだけど、変に卑屈になったりしないで前向きに頑張れていたら良いなと思う。芸能界で成功していく人って、自分がうまくいかない理由を他人に求めたりしない人だと思うんだよね。私はアイドルの反抗期って本当に心の底から時間の無駄でしかないと思っているので、そうならない事を切に願います。

結局一番盛り上がったのはMステの話で、NEWS担とかKAT-TUN担が「うちの曲歌ってくれてありがとう」みたいになってたのは面白かったねとか、先輩メドレーを歌う事のメリットってこういうところにもあるんだなとか。でも本当に震えるぐらいの好待遇だったもんだから、私が「B少年にキツめのアンチ付きそうで辛い」って言ったら「でも騒いでたのって別にHiHi担じゃなかったよね」という話になり、なぜ別のJr.アイコンが「HiHi可哀想」とか言えちゃうのか、推されのB少年を叩くために「HiHi可哀想」って、HiHi側に立つみたいなやり方の気持ち悪さを思うと(わざとじゃないにせよ)、頑張ってるHiHiに失礼だし、メンバーたちのほうがよっぽど現実見えてそう。Uちゃんは「HiHiの心配する前に自担グループの応援すればいいのに」と言っていて、キツイけどホントその通りで、でもそれだけ不満が溜まっているっていう事なのかなとも思ったり。今のJr.のデビュー渋滞の中、どこのグループが抜け出すのか、お互いがお互いの動向に目を光らせている感じ、しかもそれが2年ぐらい続いていると思うとしんどい。新しいJr.のグループがちょっと推されたぐらいで、アリの巣つついたみたいな騒ぎになるんじゃ、序列すっ飛ばしてデビューとかあったら、もう大変な事になりそうだなあ。

まあ今でこそB少年が筆頭だけど、多分1〜2年後にはまた別の新しいグループだったりメンバーが推されるようになっているだろうし、その時私は新しく出来たグループに鞍替えしてるかもしれないし、推されなくなったB少年を複雑な気持ちで追いかけているかもしれない。この事務所がどんな目論見で新しいグループを作るのか、継続するグループとすぐなくなるグループの違いがどこにあるのか、よく分からない事ばかりなんだけど、でも無計画にグループ作ったり推したりはしないと思っていて(これはハロプロに対してもAKSに対しても思っていた事であり、まあそこに納得ができなくなったので離れたとも言えるんだけど)、ちゃんと彼らを近くで見て分かっている大人がいると信じている。……ま、ここまで書いてきた事は所詮理屈の話であり、B少年って今のJr.の中で最も理屈から遠い存在だし、ってのが本音ですけどね。おしまい。