アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

ここにはないもの

こんにちは。いやあ…先週から今週にかけてなんか色々な出来事がありましたね…。もう何から話せば良いのかわからないぐらい色々な事が起きてしまい、こういう時にブログ書くのむずい。どうやってまとめたらいいのかちょっと悩んだけど、まあとりあえず書きやすい話から書いていこうかなと思います。今回は長くなりそうな予感(いつも長いですよ)。

まずは楽しい話題から。なにわ男子の振替公演に行ってきました。代々木だったのが横アリになってしまって、立地的にもキャパ的にもちょっと残念だったんだけど、生で観るのがほぼ2年ぶりだったのものあり、凄く楽しかったです。あと結構驚いたのが、まだデビューしたばかりなのに持ち歌のバランスが最強に良いという事。もちろんアルバムはツアーを前提に選曲してるとは思うけど、それにしても可愛い曲、かっこいい曲、盛り上がる曲、笑える曲、泣ける曲と揃ってて、全部オリ曲っていのが信じられないぐらいバランスいい。本当に退屈する時間が全然なかった。

私は最近恭平がすごい好きなので(完全になにわTubeの影響)、大橋くんもチェックしつつ今回は恭平をメインに観てきたんだけども、ただビジュアルがいいだけの人ではまったくないところが恭平の良いところだなと感じました。これは関西勢ならではの特色だったりするのかもしれないけど。あとやっぱり道枝駿佑の破壊力よ。この間、平野紫耀はいつ観ても芸能人って感じがするって書いたけど、みっちーもそうだなあ。観ただけで得した気分にさせてくれるというか…。そういうメンバーがいるグループはやっぱり強いなと思う。

デビューコンって良くも悪くもシンプルというか、とりあえず持ち歌を全部歌うしかないみたいなところがあるじゃないですか。だから最大の難点は楽曲不足なんだけど(まあ同じ曲を何度も歌うのもそれはそれで良いんだけど)、なにわはJr.時代の曲もそれなりにあるしアルバムも出してるから、見事に現時点のなにわ男子の全部が詰まってるコンサートになってて、満足度高かった。2年目以降は必然的にセトリ落ちしていく曲が増えてくし、アルバムのコンセプトに寄せた構成になるから、大なり小なり好み分かれてくるから。絶対1年目にしか観れない内容だと思う。

でも観ながらふとハイ美の事を考えてしまって。私はハイ美はそのうちデビューするだろうと楽観視してるところがあるんだけど、なにわって結成から約3年でデビューしてるんだよなと思って。そう考えるとハイ美はちょっと時間が経ちすぎたと言わざるを得ない。なにわって最後の挨拶を1人ずつしっかりめにするんだけど、HiHiもやるじゃないですか。そうすると、なにわの前だけしか見てない言葉と比べると、HiHiは自分たちの言葉に縛られてるように見えて。まあそれが“デビュー”という確約がない状態という事なのかもしれないけど。

デビューまで時間が掛かっても成功してるグループあるとはいえ、時間の経過とともに得るものもあれば失われるものは確実にあって。もちろんデビューがゴールではないし、グループを継続していく事のほうがデビューする事より大変だよなと先輩グループを見てても思うけど、でもデビューできなきゃスタートラインにも立ててないんだもんな…っていう。配信という形ではあるけどトラジャもデビューして、ついに順番的にはハイ美の番が回ってきたわけだけど、タッキーは退社しちゃうし、もうよくわからなくなってきた。

とか書いてたらなんとキンプリから平野・岸・神宮寺脱退というとんでもないニュースがぶっ込まれて。私わりと大抵のことは「まあそういうこともあるよなあ」って受け入れちゃう方なんだけど、さすがにこのタイミングで現役バリバリのキンプリから3人も脱退って意味分からんすぎてショックでした。しかもグループを脱退するだけじゃなく全員が退所って信じがたい、あまりに急転直下過ぎて頭が追いつかない(そんな気配あったのかしら…)。私がジャニオタになってから間違いなく一番衝撃的な発表だったと思います。

理由としては、現状にある程度満足している永瀬・高橋に対して、活動内容に不満のある平野・岸・神宮寺、という事になると思うけど、デビューして5年のグループが不祥事とかでもなく、「方向性の違い」とかいう理由で脱退するのは早すぎる、というのが正直な感想で。3人(というか特に平野)に海外志向が強かった事が分かって、K-POPの影響が云々みたいな事を言われたけど、そういう次元の話なのだろうか?ジャニーズは他と比べて圧倒的に長い期間活動できる地盤がある事務所だし、海外進出も含めたった5年で何かを諦める理由にはなってないと思うけど。

ていうかどんな理由があろうとも今のキンプリが継続されないのは「もったいない」以外の言葉が浮かんでこないです。メンバーたちの理想とは違う形かもしれないけど、間違いなく国民的アイドルに一番近い場所にいたジャニーズグループだと思うので。スノストやなにわの勢いがあるって言ったって、キンプリってちょっと別格じゃないですか(さっきまでなにわを絶賛していた私の身にもなってほしい)。本人たちの素質だけじゃなくこれまで積み上げてきた成果を見ても、誰だってキンプリが一番高い位置にいると思うはず。

過去にもいろんな人がジャニーズを退所して、そのたびに「君のやりたい事はジャニーズを辞めないとできない事なの?」って思ってきたし、ジャニオタはみんなそう思いながら見送ってきたと思うんだけど、それでも私はオタクにはわからない、中にいた人にしかわからない問題があるのかもなと納得させてきたわけですよ。でも10年20年活動して、それなりに結果を出してから辞めるのと、デビュー5年で辞めるのでは意味合いが全然違うし、事務所のせいにする声も結構多いけど、それ以前の問題のような気がしてしまう。

タッキーの電撃退社もあったばかりなので、そことの関連性も疑ってしまうけど、でもどちらも根本的にはジャニーさんがいなくなった事の延長なのかなって思いますね。SMAPや嵐みたいに天下取ったグループが解散するのは仕方ない事だと思うけど、明るい未来が待っているはずのキンプリがこうなってしまったというのは象徴的というか。ジャニーさんがいればタッキーはまだ辞めなかっただろうし、キンプリがこういう選択をする前に何か出来たのではって思ってしまう。ジャニーさんに夢を見すぎかもしれんけど。

偶然にも同じく11月4日に乃木坂46齋藤飛鳥ちゃんが卒業発表をしまして。私は乃木坂にはそこまで思い入れがないんだけど(松井玲奈ちゃんの兼任のおかげで好きな曲はいっぱいあるし、乃木坂経由で日向坂にたどり着いたのは間違いないけど)、グループを象徴するメンバーの1人だし、これで乃木坂も一つの時代が終わったんだなって感慨深いです。まだ飛鳥は若いけど(24歳!)、女子アイドルが10年以上同じグループで活動するのって並大抵の事じゃないし、飛鳥は10代のほぼすべてを乃木坂で過ごしてるんだから、本当に尊敬する。卒コン行きたいな。

どちらかというと女子アイドルのほうが短命で個人的な理由で辞めていく子が多い中で(それはそれで仕方ない事だと思ってるけど)、11年間を乃木坂で全うして、文字通り青春の全てをアイドルに捧げた飛鳥と、早々に自分の“やりたいこと”を選んでしまったキンプリが余りにも対照的過ぎてなんか悲しくなってしまった。もちろん、キンプリと飛鳥では状況が全然違うので並列で話す事ではないし、そもそもジャニーズ自体が、ジャニーさんが作り上げた“帝国”をどこまで延命できるか、というフェイズに入ってるんだろうなとも思うけど。

そしてもう一つの大きな出来事は、梨泰院の件ですね。個人的にハロウィンって、子供の頃とか学生時代はともかく大人になってからはあんまり縁のないイベントで、正直あってもなくてもいいというか、それこそアイドルの仮装とかコンテンツぐらいでしか意識することなかったんだけど、いざタブーみたいになってしまうと寂しいですね。まあ近年はただ大騒ぎしたい大人たちの免罪符みたいなイベントになってしまったし、痛ましい事故であることは間違いないけど、起こるべくして起きた事故のような気もします。

こんな状況なので本国ではエンタメ系の番組やコンテンツは軒並み中止。予定されていたカムバもほぼ延期されてしまったので、今週はK-POPの話題はほとんどないんだけど、前回ちょっと触れたtripleSの話しようかなと思います。最初に言っておくと、『放課後のときめき』本国放送(ほぼ)リアタイ勢としてtripleSはもともと気になっていたというか、ユヨンはデビュー組から漏れたのを残念に思う程度には思い入れもあったんですよね。まあそれでも興味の度合いで言うとCLASS:yと同じぐらいかなと思いますが。

ユヨンは、アイドルとしてのポテンシャルは高かったけど、本人にどこまでやる気があるのかが番組内では伝わってこなかったんですよね。最初に運良く(今思うと運良くとしか言えない)ソヨンの目に止まって脱落を免れて、あとはこの短期間でどれぐらい成長できるかが全てだったと思うんだけど、番組内での成長には限界があったかなと。とはいえ本人にやる気さえあればどうにでもなる子でもあったと思うんで、アイドルを続けるかどうかは気になってんですよね。


Generation - tripleS AAA トリプルS [Music Bank] | KBS WORLD TV 221028

音楽番組もまるっと一週間放送休止になっちゃったんだけど、ギリギリミューバンに出れたみたいで『Generation』のステージ動画が上がってました。ユヨンって放課後のときめきを観てた時の印象としては、パートが少なめだったりあまり目立つポジションでなければ意外と悪目立ちしないというか、上手いメンバーに紛れるのは上手いイメージがあって(だからジウとのソロ対決はボロボロだったんだけど)。4人組って聞いてどうかなと思ってたんだけど、わりと様になっている。ダンスの方向性的にもそんなハードじゃないからいいのかも。

前回NewJeansに似てると言われてるという話を書いたけど、こうしてパフォーマンスを観てると、そんなに似てるとは思わなかったな。グループ全体の雰囲気が結構違うせいかな。セットがだいぶ寂しいせいもあるかもしれないが(ある意味事務所の差が一番出る部分なので…)。それにNJと比べるとちゃんとK-POPっぽいステージだなと。うまく言えないけど表情とか体の動きとか作り込まれてるというか、K-POPらしい過剰さがあるというか。NJは良くも悪くも動きや表情とかに初々しくて、そういう部分も含めて新鮮に映ったところがあるから。

ただ振り付けだけは似てる。これはMVも同様なんだけど、むしろ意識的に寄せた部分がありそうだなと思った。特にメンバーが向き合って踊る振りは、NJを象徴するダンスなので、それをNJが先にやってしかもヒットしてしまった以上、似てると言われるのはどうしようもないし、少なくともこの振り付けやMVを公開したらNJに似てるって言われるのを承知の上で、敢えてそうしたんじゃないだろうか。まあいわゆるノイズマーケティングというか、とりあえず聴いてもらうための戦略、と考えれば別におかしくないし。

まあときめきから2人も引っ張ってきた時点で(しかも実力派が多いときめきの練習生の中から、実力以外で話題を集めてたユヨンとジウを選んでるのは狙いが分かりやすい。他の子にも声かけてたのかもしれんが)、わりとそういうの意識してそうだし、何でも良いから話題性が欲しかったのは間違いないと思う。今後のメンバーにガルプラの練習生とかもいそうだけど、最近のサバ番の無風っぷりを見てると、サバ番落ちの練習性を入れることにあんまり旨味なさそうな気もするし、そもそも時間経ちすぎてるから、どうなるか分からんけど。

せっかくだからと思って、tripleSの設定とかも一通り調べてみたんだけど、メンバーが確定してないからかまだ全体像がイマイチよくわかりませんでした。とりあえず分かった事としては、①最大24人のグループになる予定(ただ半分はアバターらしい)、②そのうち8人までが発表されている(他のメンバーはまだ決まってない可能性高い)、③メンバーの中からファン投票で選ばれたサブユニットで活動する、④とにかく「ファン参加型」をアピールしている。まあハッキリ言ってオタク以外には理解しづらいですね。あんまり大衆受けとかは考えてないのかもしれん。

NCTエスパのパクリみたいな事を言ってる人を見たけど、どちらかというとプデュのシステムっぽいなあ…と思った(まあプデュもそこまでオリジナリティのある設定ではないけど)。この設定を考えたビョンギ氏、前に手がけたイダレもデビュー前にかなり面倒くさい事をやってるんですよね。ざっと調べた感じだと毎月メンバーを1人ずつ発表し、そのたびに新曲を出して活動、今の12人が揃うまで1年以上かかってる。しかもメンバーが揃ったと思ったらその1年後にはPDを辞めてるという。本当に仕組みを考えるのが好きな人なんだろうな…。

設定ややこしすぎるなと思いつつ、楽曲自体は結構好みなので(やっとサブスクに来たんでよく聴いてる)、今後の活動もチェックしてみようかなと思ってたんですが、なんと今回のAAAのアルバム(音盤11月9日リリースなのでまだ出てない)が活動期間中に10万枚売れないとユニットとしては解散になるらしいと知って、急に雲行きが怪しくなる…。私はアイドルが売れないのは基本運営の責任だと思っているので(そもそもそのメンバーを選んだのが運営なわけだから)、なぜこのシステムでアイドル側が不利益を被る必要があるのかわからない。PDが辞めるならわかるが。

無名事務所の新人グループがいきなり10万枚なんて売れるわけがないんで、多分わざと無謀な万枚設定にしたんだろうけど、売れたら御の字だけど売れなかったら売れなかったで別にいいというか、それを繰り返すうちにオタクの母数を増やすみたいな思惑なんじゃないかなと…。しかも次はAAA以外の4人のユニット(ジウがいるほうで「+(KR)ystal Eyes」という名前らしい。読み方がわからない)がアルバムを出すんだけど、どちらかが片方だけ10万枚売れたら、残り4人でどうるなるのかも謎だし、ビョンギ氏、完全にアイドルで遊ぶ気満々じゃん。

ハロプロとかAKBも似たような事はやってたけど、アイドル同士を競い合わせる売り方自体がもう古臭いし(一定の効果はあるとは思うが)、それで苦しんできたアイドルたちも散々観てきたので、あんまり深入りしたくないというか出来なさそう。競い合わせるのって必ず傷付く人が出てくるしね。でもこのややこしさを見てると、大手事務所以外からアイドルを売り出す難しさを痛感しちゃいますね。やっぱり正攻法では敵わないんだろうか…。

というわけで、なんか別で書けばよかったと思うぐらいtripleSの話題が長くなってしまったんですが(興味ある人いるのか?)、でも別々にするとジャニーズの憂鬱な話がメインになっちゃうので、まとめて出しちゃいます。来週からはK-POPも動き出すと思うので、普通に楽しい話が出来るといいなあ…。今の所気になってるのは、11月末のレドベルと12月頭のNJぐらいだけども。おしまい。