アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

佐藤龍我の話をしよう。

いやー『ゼロ一攫千金ゲーム』良かったですね。始まる前はどうなる事かと思ってたけど、最後までほぼリアタイしちゃいました。サマステ合同の夜公演と被ってリアタイ出来なかった時にレコの接続が悪かったみたいで録画失敗してて、即刻Huluに入りましたがやっぱ配信便利〜最高〜ってなってました。個人的にああいうサバイバルゲーム系の話好きだし(多分原作もめっちゃ面白いだろうなと思うので読みたい)、NEWS全員出るしそこ以外のキャストも良かったのですが、まあ何にせよ標、佐藤龍我ですよ。

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ある程度推し補正掛かってるのは自覚しているものの、それ抜きにしてもめっちゃ良かったと思うんですよ。成長途中の幼さというか儚さというか、絶妙な思春期の男の子というのも今の龍我くんにピッタリだったし、セリフが少なく表情や感情の起伏が少ないっていうところも、これがほぼ初の演技仕事だった事を考えると好都合というか、うまく作用してくれて。本当に龍我くんのためにあるような役だったと言うか、他の誰かが演じていたら、また別の標になっていたんじゃないかなと。あの標は龍我くんじゃなかったら生まれなかったし、龍我くんだったからこそああいう標になったんだろうなっていうのを感じられてすごく嬉しかったです。実際、佐藤龍我という男の子の持つ魅力にキャラを寄せて行った部分もあったんじゃないかなと。てか、そう思いたくなるぐらい標に関する演出が秀逸でした。初めてのドラマで、多分何が悪いのかも分からないままに何度も何度もNG出して、悔しくて泣きながら頑張っていたからこそ、あんなに魅力的な演技が出来たんだと思う。まあオタクとしては推しの新たな魅力を発掘してくれてありがたやありがたやという気持ちでいっぱいなのですが、役者自身の魅力だったり解釈の仕方だったりで、出来上がっているはずのキャラクターに更にリアリティを与えられるのって、本当にお芝居の面白いところだな…と思いました。

そんなこんなで案の定標ロス中なのですが、そういえば龍我くんの事をちゃんと書いてなかったなと思いまして、Bの現場もしばらくないし(「少年たち」にランダム出演してるけど、そういうのに付き合う余裕ないですさすがに)せっかくの機会なので、私と佐藤龍我の歴史(キモっ)を振り返りつつ考えてみよっかなと。前置きがだいぶ長くなりましたが、ここからが本題です。

出会いから落ちるまで

初めて龍我くんを生で観たのは2017年春のJr.祭りでした。その当時はまだJr.の事をよくわかってなくて、ただジャニにハマって雑誌をすごく買うようになっていたので、知識としてJr.にどういうグループがあって、どういう子たちがいるか、みたいな最低限の情報は把握してはいました。ただBは出来たてホヤホヤのユニだったのもあって、Jr.祭りの申し込み案内が来た時に「東京B少年…とは…?」ってなったのを覚えています(そしてフォロワーさんに『B少年いいですよ!』と言われる)。なので、取れたから行くかぐらいの気楽な気持ちでメンバーの名前と顔も一致してないまま現場に入りました。しばらくはなるほどこれがJr.の世界かと思いながらのんびり観ていたのですが、予期せぬ方向から飛んできた龍我くんの「セクシーローズ」に撃沈。いや撃沈というか動揺して軽くパニックになってましたね、あのやべー子は一体なんだったのかと。帰りの電車で急いで「セクシーローズ 祭り」で検索して、どうやらあの子は佐藤龍我と言うらしいぞと知り、画像検索してもあんまいいの出てこないから家でドル誌引っ張り出してきて見てみるものの、たしかにスタイル異常にいいしお顔整ってるけどけどただのお子様じゃん!てか中2!となり、あの衝撃が何だったのかを確認すべく追加公演に入り、再び「セクシーローズ」に撃沈し、龍我くんに完全に打ちのめされて推す事を決めたのでした。

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当時の写真を見てみると、変わってないようで変わってるなあ…りんごほっぺな画像もいっぱいあるんですけど、非公式のしか持ってないので自重しますね。

次の現場はジャニーズ大運動会でした。JUMP目当てで申し込んでいた現場でしたが、正直気持ち的にはBを観る気満々でした。まあこの日一番印象に残ってるのは、Wゆうとのバッテリーが熱すぎた野球なんだけども、でも50m走で龍我くんがビリなのにインタビュー受けてて「もう泣きそうです」ってほっぺた真っ赤にして言ってて、他の記憶が一瞬消し飛んだよね。いやこっちが泣きそうだよ。殺傷能力が高すぎるよ。その様子がこちら。

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そしてGWのHiHi Jetと東京B少年のクリエです。当然人生初クリエだったわけなんですが、何かちょっと想像を絶する世界過ぎて全然受け止め切れずキャパオーバー起こしました。そんなにいい席で入ったわけでもなかったんですけどどこで観たって近いですし、それまでジャニの現場って狭くてもアリーナクラスだったわけなので、もうなんかいきなりとんでもない所に来てしまった感が半端なかったわけです。またクリエのあの規模感の絶妙さというか、やっぱりパフォーマンスとかではまだまだなハイBでもそれなりにちゃんと楽しめるぴったりな箱で。さらに運良く最終日の昼公演の当日券を当ててしまい、あ、もうこれはハマれって事だなと勝手に運命を感じ、ここから完全に私のJr.担人生が始まってしまいました。

そんなクリエ中にMステ出演が発表されます。何故かB少年単独出演で相当な物議を醸したわけなのですが、当時の私の興味は龍我くんにしかなかったと言っても過言ではなかったのでそれどころではなく(ぶっちゃけデビューキタコレと思いました。そんな甘くなかった)。祭り再びの「セクシーローズ」でもっかい射抜かれました。テレビ画面で見てもやっぱり破壊力半端なかったです。

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正気を取り戻しつつもすっかりハマる

クリエ以降、Bは主にHiHi B少年としての活動がメインになりHiHiとのセット売りがスタートします。写真集とかも出ちゃうし雑誌もテレビも常に一緒でした。そして7月には『サマステ ~君たちが~KING'S TREASURE』が始まり、ここでハイBにとっては初のオリジナル曲になるのかな『HiB HiB dream』が爆誕します。この曲がまたジャニーズの真骨頂と言いますか「あー私ジャニーズ観に来たわ〜」っていう気持ちに心底浸れる最高に楽しいトンチキ全開ソングで(褒めてる)。そしてバルコ下のファンサ祭りで再びジャニ…というかJr.の洗礼を受けます。私自身はそういうのを素直に楽しめるパワーはないし、どちらかと言えば一生懸命頑張ってファンサしている推しを見て頑張ってるなー頑張れーって応援しているような有様なのでそこにどうこうする事はあんまりないんですけど、内容的にハイBはほぼバック扱いというか、今年の少年忍者みたいな感じだった事もあり、図らずもファンサがメインみたいな状況でもあって、その距離感のぶっ壊れ方に「やべぇな世界に足を踏み入れたな…」と思うしかないわけです。

続けて8月はバック目当てに勝利くんのサマパラに参加。ハイBがまるっとバックに付いているのを観るのはなかなか新鮮で楽しく、やっとJr.らしいハイBを観ることが出来たなと思いました。正直、所詮バックだしねという気持ちで臨んだサマパラでしたが、Jr.って自分たちメインのステージより先輩のバックで踊っているほうが魅力的なのでは…?とすら思うようになりました。やっぱりまだメインでやるにはスキル不足って事なのかなーとか思いつつ…まあ、この辺りからだんだん落ち着いて観られるようになってきたのかなと思います。

ハイBのセット売り

昨年度はほぼHiHi B少年としての活動がメインだったハイB。こう見ると作間くんがいない事に胸が痛むというか、いたらもっと楽しかっただろうな(私が)という気がしますが、まあそれはさておき、最近はそれぞれの活動が多くなりHiHi B少年と名乗る機会もめっきり減ってしまって、ちょっと寂しさも感じます。

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ハイBのセット売りに関しては、当時から結構色々思う事があって、何のためのセット売りなのかなって考えてたんですよね。 両方のユニ、メンバーが全く同じレベルで好きな人にとっては楽しさしかないと思いますけど、多分大概のオタクはそうではなくて。どちらかの立場に寄って考えると、HiHiはBのお守りや引き立て役のやような扱いが多くなってしまって、Mステなんかまさにって感じですけど、大変な所はHiHi、美味しい所はBみたいな状況は不満あっただろうし、BはBでHiHiが色々な場面で仕切ってしまうせいで目立てなかったり喋れなかったりもしましたし。まあはっきり言ってしまえば、HiHiは人気が伸び悩んでいたし、Bはスキルと経験不足で、セット売りする事でお互いの不足している部分が補えるという目的だったんだろうけど、その一方でセット売りがガッツリ始まった事で、HiHiもBもこのままデビューとかする事はまずないんだろうなとも思いました。その後キンプリがデビューして、ハイBのセット売りが徐々に解除され、クリエ、サマステでは単独公演。秋のドリボでは久しぶりにHiHiとBの現場が完全に別になりました。

セット売りの効果がどこまであったのかの判断はなかなか悩ましいのですが、バラしてみた結果、HiHiはセット売りしてた時より断然5人の本来の良さを発揮できているし、Bもまだ不安要素もあるけどBの魅力や持ち味はやっぱり6人のほうが活かせるのではと思う。そして両方のオタクもわりと喜んでいる…。2組の成長や経験という意味ではセット売り自体が悪い事だったとは思わないけど、改めて見てみるとそれぞれユニのカラーも持ち味も方向性も、オタクが求めてるものも全然違う2組同士だったのかなという印象です。まあそれもセット売りがあったから言える事であって、そういう意味では充分効果があったと言えるのかもしれないけど。でも個人的に、HiHiは1年間よく頑張ったなと思います。この話ちょっと龍我くんからはそれるのでやめとこう。

佐藤龍我と東京B少年

そんなこんなで龍我くんを中心にハイBにハマり今に至るわけですが…。龍我くんの何に惹かれたのかは、まあ簡単に言ってしまえばドンピシャで私の好きな原石タイプの“逸材”で、もうミラクルに出会ってしまったとしか言いようがなく(古めのハロヲタにしか通じない事書いてすみません)。もちろんスタイル抜群だしお顔も整っているし、そこら辺の中学生とは明らかに素材が違いすぎますけど、でも初めて観た時の、ほっぺた真っ赤にして汗だくで踊ってるとことか、手足が長すぎてコントロールしきれてない感じとか、オタクに戸惑いつつも見せるぎこちない笑顔とかのインパクトが強すぎて。この間、Bは2017年のクリエの感動を超えられないって書いたけど、龍我くんに至ってはJr.祭りを超えられないもん。忘れられないんですよ、あの衝撃を。

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今でこそドラマ効果もあって人気上昇中ですけど、1年前なんてまだまだ素人感丸出しで完成度も低いし、ダンスやってたわりにはポンコツでパフォーマンスもふにゃふにゃしてて、浮所くん那須くんあたりと比べると芸能人っぽさも薄かった。ところが気付けばりんごほっぺもなりを潜め、メイクやらファッションやらと色気付いてきちゃったりして、実際だいぶ大人っぽくなってきました。と同時に加入してから2年以上経つにも関わらず未だに妙な初々しさを保っていて、と思えば『ゼロ』で新しい魅力を発見出来たりして、不思議な子というか目の話せない子だな、と思います。最近はHiHiがすごく楽しくて、私の中ではユニとしての魅力は今、HiHiに軍配が上がってる状況ではあるんですが、龍我くんだけはやっぱり別格ですね。

キンプリのデビューでJr.のパワーバランスが変わり、今までキンプリがいた位置にハイBが上がってきて、Bは今後も、何かとんでもない新星Jr.でも登場しない限りは、推されユニとして活躍し続ける事と思います。あと何だかんだ人気あるしね。推されている、人気があるという事自体が芸能界においては武器なので。ただユニとして、Bがこの先どうなっていくのかな…という不安が今はあります。またHiHiとの比較になってしまうけど(これはセット売りの弊害かもな)、5人になってユニとしての一体感や存在感を発揮し始めたHiHiと比べると、私にはどうしても今のBが凄く儚い存在に思えて、今後Bにどんな事が起きても、私は多分「あー」って受け入れてしまうだろうなと。

まさかこんな形でハイBの評価が逆転してしまうなんて思ってもなかったので自分でもびっくりしてますが、じゃあ龍我くんがHiHiのメンバーだったら良かったのか?って言われたらそれは全然別次元の話で。Bはやっぱり龍我くんにぴったりのユニだと思うし、だからこそBにもHiHiと同じように成長を見せて欲しかった。『ゼロ』の標役で新しい魅力を発揮してくれたように。本当にシンプルにHiHiの成長っぷりが羨ましいんですよね。でも所詮それは私の勝手な独りよがりの期待でしかなくて、他のオタクには今のBにちゃんと成長を感じられて、満足しているんだろうなと思うと、なんか自分がもうBの良さを理解出来なくなってしまったのかと思って哀しいです。やっぱり推しのいるユニは好きでいたいよ。

と、なんかしんみりしてしまいました。基本的に推しをひたすら褒めたいだけの私なのに。まあ悪いのはいちいち屁理屈こねる私であってメンバーではないのですよ。なんかブログ書いてて改めて思いますけど、ふわっと頭に浮かんでは消えていた事を文字に起こすとこういう事になるんだなという事を実感しています。思考する事自体が好きなのもあるのだけど、感情を理屈で理解しようとするのは、感情を相手にするのが苦手だからなんですよね。何かを好きという感情は人を幸せにするから理屈いらないんだけど、何かを嫌だなと思ったり不安やストレスを感じたりした事を放っておくとしんどいので理屈が欲しくなっちゃうんだよなー。まあいいや、おしまい。