アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

苺のないショートケーキが食べたい。

すっかりNEWSさんに日常を侵食されつつあるのですが、4人体制後のアルバムを聴くのがスゴく楽しい。少人数のグループを好きになるのが久しぶりだからか、歌割の均等さとかが身に沁みるというか、推しの歌声がたっぷりしっかり聴けるのは単純に嬉しいものですね…。4人組のアイドルって、3人や5人と比べるとバランスが難しいのかあまり多くない気がしていて、大概ツートップが強すぎて破綻するパターンだと思うんだけど、NEWSの場合は色々あっての4人組だし、役割分担しっかりしてるからバランスが崩れる心配があんまりないというのはあるんだろうな。

でもそのせいか、BEST以前のアルバムを聴くことに若干の抵抗を感じていて。なんというか現体制のNEWS以外の事はしばらく考えないほうが良いんじゃないかと。好きな人の事は全部知りたい、という気持ちはやっぱりあるし、過去があるから現在がある、みたいな部分は否定しようがないし、しかも過去の出来事に簡単にアクセス出来る世の中だし、掘り起こすつもりがなくても避けて通れないのかな~と怖くなって……………というのは私の精一杯の強がりで、言ってしまえば私は間違いなく6人時代のNEWSにアイドルとして惹かれている。いや、だってさ、どう見ても強いもん。カラオケで6人時代の曲のMVを観て震え上がった私の気持ちがお分かりいただけるだろうか…? これ下手に踏み込むと痛い目見るやつだ! と思ったよね。やっぱりBESTを最初に聴いたのは失敗だったな~…。

もちろん現体制のNEWSに不満があるとかいう話では全くなく、むしろ過去を知れば知るほど今の4人を好きになっていくんだけど、でも6人時代のNEWSがあまりにもアイドルグループとして“真っ当”で“王道”だったというか、きっとすごく美味しい苺ショートケーキだったんだろうな~と思ってしまって。なんというか…NEWSというグループが山Pのために出来たグループである以上、山PのいないNEWSはやっぱり苺のないショートケーキなんだろうな…と。NEWSに限らず、私はアイドルグループにセンター(ダブセンやツートップ含む)は不可欠だと思うし、そういう存在って消去法では決めちゃいけないと思っていて。勿論センター不在でも充分人気も魅力もあるアイドルグループもあるので、これは単に私のアイドル観の問題なんだけど、私はセンターには“適性”ってものがあると信じているので(何をもってセンターの適性を測るのかという話は置いといて)、図らずも、4人のNEWSから入って6人のNEWSを知った事により、やっぱりセンター不在のアイドルグループってちょっと味気ないんだな、ということを再認識せざるを得なかった。

私のアイドル観から言えば、例えば亀梨和也がいるKAT-TUNは、どこまで行ってもちゃんとしたアイドルグループであるし、今のNEWSにセンターはいないなと思う。言い方悪いかもしれないけど。でも、コヤシゲの夜会でシゲが「俺ら、最高の生クリームとスポンジケーキになろうぜ」って言ったのを、スタジオの有吉が「いや、苺になろうよ(苦笑)」ってツッコんでたけど、自分たちの誰かが苺(センター)になる事を望むんじゃなく、生クリームやスポンジケーキのまま美味しくなろうとする感じ、そういうとこ好きだなあと思った。分かんないけどこの人達にとってはそれでいいんだろうなと思って。センターがいなくても、エースがいなくても、4人がいればそれで十分で、色んな可能性に溢れていた彼らが、色んな出来事や経験や苦労を経なければ今のNEWSにならなかったのなら、今のNEWSが大好きな私にしてみれば、彼らにそんな試練を与えた神様に感謝したいくらいで。

でも、またコヤシゲの夜会の話をするけど、シゲが「4人になってよかったねって言われるけど、絶対にそんなことない」「本当は6人の時だって9人の時だって頑張れた」「結果として4人になるまで頑張れなかっただけ」って言ってて。本当に6人(9人)の時に頑張れたら、それに越したことはなかったはずで、4人じゃない別の世界線でアイドルをやっていたNEWSも見てみたかったな、という気持ちは、ファンだけじゃなくてメンバーにも当然あっただろうと思う。ただ6人時代のNEWSはとても魅力的なグループだと思うけど、やっぱり山Pと亮ちゃんの2人と4人にはどこか距離を感じるし、今の4人を見ていると信じられないけど、テゴマスとコヤシゲにすら距離があるように感じる。それは現状しか知らないから感じる違和感かもしれないけど。

4人でNEWSをやっていきたいけどテゴマスがついてきてくれるのか自信がなかった(から2人になってもNEWSやろうって話までしてた)って言っちゃうコヤシゲは、なんか当時のNEWSの弱点というか欠点を体現してるなと思う。4人になるまで頑張ってなかったわけじゃ絶対ないと思うけど、アイドルグループが小山さんの言ったとおり“運命共同体”であるなら、お互いを心底信頼してなきゃ無理だ。そこで手を取り合って進めなかったのは何か足りないものがあったんだろう。でも私みたいに、今の4人のNEWSじゃなかったら興味持ってなかったって人いっぱいいると思う。完璧なショートケーキじゃなくて、苺のないショートケーキ(でも生クリームとスポンジケーキは抜群に美味しい)だったから好きになったのかなって思うし、苺がないからこそ生クリームやスポンジケーキの美味しさに気付けたのかなって思う。苺のないショートケーキも美味しいじゃん、って。なんか、まとまりなくなってきたし、またしばらくしたら考え方変わってそうだし、明日『NEVERLAND』届くのでこの辺で締めよう。おしまい。

NEWSさんについて。

NEWSのツアーの当落が出ましたね。私は結局ドーム1公演しか取れなかったんですが、とりあえず友人を連れて行ける事にホッとしている今日この頃です。行くことが確定したので、早速ベストから聴き始めて、普段なら新しい順で聴くところなんだけど、やっぱりシングル曲ってグループの雰囲気を知る上で大事だなと思うし、シングルの表題にどんな曲を選んでいるかで、力の入れ具合が分かるのでは? と最近すごく思うので。で、まだベストアルバムを聴いているだけなんだけど、曲を聴いているだけでもいろんな発見があったので、ちょっとそんな話を。

NEWSのシングル曲って今まで意識して聴いたことなかったはずなんだけど、思ってた以上に聴いたことのある曲が多くて、まずそれに驚いた。サビだけとかじゃなくてわりとフルで知ってて。変な言い方かもしれないけど、さすが山Pのいたグループだな~と思ったよね。あともう一つ意外だったのは、歌割の格差が思ったよりない事。まあ勿論山Pと錦戸くんが中心ではあるんだけど、テゴマスはもちろんコヤシゲもちゃんとソロパートもらってるし、なんかよく自虐的に「○○と愉快な仲間たちの“愉快な仲間たち”」とか「苺のないショートケーキ」とか言われてたって言ってたけど、そこまで酷い扱いじゃないじゃん…? と。まあ歌以外の場面での扱いについてはちょっと分からないけど、少なくとも、シングル曲を聴いた印象としては、6人体制のNEWSってとてもバランスの良いグループだったんだなぁと素直に思った。役割分担もちゃんとしてるし。いや、まあ実際には色々あったんだろうし、簡単に言える話ではないのは重々承知しているのだけど、でもそういう印象がとても強かった分、意外だったしホッとしたの。

そんで曲がとても良かった。まあ楽曲の良し悪しはほぼ好みの問題だと思うし、私は説明するのも語るのも苦手なのでなんて言ったらいいか悩むんだけど、好きなのは『チェリッシュ』『さくらガール』『Fighting Man』あたりかな。元々好きな『weeeek』や『恋のABO』もやっぱり好き! って思ったし、なんかシングルでここまで外れが少ないのって珍しいような気がする…。全盛期のAKBか欅ちゃんぐらいかな…。

あと個人的に良いなと思ったポイントとしては「シングル曲の振り幅が広い」って事。JUMPも面白い曲は色々あると思うんだけど、シングルの表題に限って言えば、バリエーションが多いとは言えないと思うし、それってきっと山ちゃんワントップ体制の限界でもあるんだと思う。JUMPがすべてのパラメーターにおいて山ちゃんがトップにいる状況って、グループとしてはやっぱり諸刃の剣で、私がJUMPハマりたての時に、ブログで“山ちゃんこそオールラウンダーで平均値が高い総合力一位の人なんだから、スキル毎の一位には別のメンバーが立つべき”って書いた事があるんだけど、それは今でもそう思ってて(伊野尾さんがその突破口になるのを期待してるけど)、そこが山Pと山ちゃんの決定的な違いだなと思う。NEWSも一見すると山Pワントップに見えるし、私もそういう印象あったんだけど、曲を聴いてみると山ちゃんと山Pって違うんだよね。で、それにはやっぱりテゴマスの存在が大きいのかなと。テゴマスって、基本的にはNEWSの序列の干渉を受けない存在なんだとは思うんだけど、それでも山Pや錦戸くん以外のメンバーにこれだけパートを任せられるのはNEWSの強みだろうし、だからこその楽曲の振り幅の広さなのかなあと思ったりして。んで、小山さんがキャスター、シゲが小説家として結果出してるってのもまた面白いんだよなあ。

ところでベストに収録されている曲はほぼ6人時代の曲で、そこから聴き始めたのはちょっと失敗だったのかなと思っている。私はどうやら“楽曲は制作当時のメンバー編成のものがベストである”と考えているところがあるので、やっぱり現体制の曲から聴くべきだったのかもしれない。ベストがとても良かっただけに。比較的、加入脱退には慣れているほうのオタクなので、今の4人のNEWSが好きだという事と、6人時代(や過去の編成)のNEWSを魅力的だと思う事は直接関係ないって思ってはいるし、そういうメンバーの変移も含めてグループの歴史として受け止めればいいって思ってるんだけど、でもNEWSにとってメンバー脱退問題っていうのは、単にグループの歴史という以上の意味がある気がして、NEWSを応援するって事は、そこと向き合わないといけないって事であり、それはなかなかハードルの高い事だなと改めて思いました。でもきっとそれもNEWSの個性って事なんだろうな。ジャニーズにはたくさんのグループがあって、一般的に“売れた”と言えるグループに共通して言えることって、ジャニーズである以上欠かせない王道な事をしっかりやった上で、グループ独自のルートみたいなものを切り開いていけるかどうかなのかなと思うので、そういう意味ではNEWSは立派に“自分たちにしかない”ものを持っている存在なんだなと。メンバーの脱退というNEWSにとってある種の黒歴史的なものこそが、現体制のNEWSの個性と結びついてくなんて皮肉な話だけど、興味深いなと思ったのでした。

まあ、NEWSについては、まだまだこれから知ることもいっぱいあるだろうし、まだベストを何度か聴いただけなので、色々知ってけばまた印象は変わってくるのかなと思うけど。JUMPの時はなんかわりと渇望がスゴかったんで笑、スゴイ必死にCDも集めたし過去の雑誌やら番組やらを漁ったけど、NEWSについては量も多いし、徐々に仕入れて行ければいいかなと思っています。ゆっくり楽しみたい。おしまい。

人生はパーリィ?

10周年イヤー1発目のシングル『OVER THE TOP』が出ましたよ〜。フラゲ日も発売日もバタバタでまだじっくり聴いてないし、MVも数回しか観てないけど書くよ!『Fantastic Time』や『Give Me Love』は発売前に聴く機会が多かった気がするんだけど(特にギミラ)、今回あまり聴く機会がなくて、ラジオもほとんどリアタイ出来なかったからカップリングも全然聴いてない状態でCDを聴いたので、なかなか新鮮でした。

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表題の『OVER THE TOP』はちゃんと音源聴くとアレンジというか音がしっかりしてて、最初の印象よりもピコピコ感は少なくて好きになってきた感じ。ピコピコも好きだけどね。個人的にはファンタの方が好きだけど、MVはOTTのが好きかな。イメージシーンもカッコいいし全身黒ずくめのタイトな衣装も大人っぽくて良いなと。サビの振り付けも好き。今回とりんのシンメが多くて、それを観るためのMVと言っても過言ではない。体型もビジュアルも違うしダンスの系統も違うし、シンメっていうよりはもはやアシメなのに、バランスはいいの不思議だわ。何か並びが絵になる2人だなと思う。あとイワシダンスってのはちょっとよく分かんなかったけど、ダンス自体もハードそうだし、フォーメーションもかなりややこしいので今回も定点のダンスショットバージョン付けて欲しかったな…。あとはソロパートがCメロ〜大サビにしかないので、歌番組で聴けるといいなと思ってます。圭人くんのソロ、MVでは寄ってくれなかったし…。

そんでメイキングですよ。色々あったのよ、圭人くんの最後の挨拶とか、メンバーに見守られる中ダンス練習してるとことか、知念ちゃんにアシ踏まれて笑ってるとことか。光くんと裕翔くんと圭人くんでギター遊びしてるのも可愛かったし、いのたかも相変わらず絶妙な距離感でいちゃついてたし、ひかゆとも楽しそうだったし。…でもね、最後のやぶひかに全部持ってかれた! これはもう観て下さい。それしかない。

で、カップリングについては、第一印象で一番好きなのは『PARTY!!』。一番っていうかダントツで好きだな。まあ基本的に私が好きなタイプの楽曲なんですけどね、歌謡ファンクというか和製ディスコチューンというか…なんか最近また流行ってるね。こういう曲をかっこよく歌ってるのを聴くと、JUMPも大人になったんだな…と思う(伊野尾新規だけど)。あとは低音とか太い声をしっかり歌えるメンバーが増えると、この手の曲はもっとカッコよくなと思うんだけど。今回は表題と別にMVがもう一曲あるのだけど、それについてメンバーが「すごく明るい曲で盛り上がれる」「自由に遊んでる」「メンバーがワチャワチャしてる」みたいな話をしていたので、聴いた時『PARTY!!』がそのMV曲なのかなと思ったくらい、テンション高めな曲。なんか誰かさんの奇声聴こえるし…笑。あと歌い出しの圭人くんのラップが良い。最近、圭人くんが歌い出しもらえるようになってる気がして嬉しい。このままでも勿論好きなんだけど、歌詞もだいぶトンチキ入ってるのでもっとアゲアゲなおばかっぽいアレンジにしてほしかったなってちょっと思ったのでした。ライブで観たい曲だな。

『PARTY‼︎』の次に好きなのは『Vanilla Ice』かな。とりあえず全体的になんかエロい。伝わるかわからんけど48Gの公演曲とかにありそうなちょいセクシー系の曲っぽくて好き。やたら吐息とか入ってるとことか、歌詞も隠喩的なとことか素晴らしい。アイドルって歌詞なら多少エロい言葉もOKみたいなところあるよね。前回の『Traffic Jam』あたりとか、こういうミディアムでちょい癖ある曲も好きだな。薮ちゃんが公式のコメントで「あるメンバーのウィスパーな歌声」って書いてて、1番のサビ後の囁き声の事かなと思うんだけど、最初聴いた時もしかして圭人くんかな~と思ったんですよ。なんか伊野尾さんも「圭人が歌ってるパートがカッコ良い」って言っててたし…と思って。でもやっぱ安定の髙木雄也かな…これはもうライブでやってもらうしか! だとすると伊野尾さんの言ってる圭人くんのパートってどこだろう。2番のサビ前かな…ユニゾンっぽいけど。それにしても伊野尾さん、『Traffic Jam』の時といい、圭人くんのパート褒めてくれて嬉しい。あとはお願いだからもうちょい表で絡んでね。

『Our Days』は、わりと最近のシングルc/wに入れがちな爽やか系スローナンバーだなと。いや良いんだけど、王道大事なんだけど。好みの問題も大いにあるけど、少し地味に感じてしまうのはユニゾンが多いからかもな〜。いのけとのユニゾンもあるんだけどね。ゆっくりめの曲はソロパート多い方が耳に残る気がする…。まあしばらく聴いたら印象変わるんだろうな。あと地味に4月から仕事場が変わるので、卒業ソング、偶然だけどちょっと嬉しい。

最後『Funky Time』は、曲聴いた時は普通かなと思ってしまったのだけど、まあMVが楽しい。多幸感半端ない。ニヤニヤしちゃう。まず圭人くんこっちでは黒髪短髪! 同じシングルで髪型違うとか素晴らしいな? この切り立ての感じ好きだったので映像にちゃんと残って嬉しい。ギター弾いてるし、衣装のレトロなスーツがちょっとブレザーの制服っぽくて可愛いし、車内の『女子かしまし物語』的な演出も良い…JUMPに似合う。でもメイキングで圭人くんがちょっと切ない発言してたりして、もっとワチャワチャ賑やかな感じかなと思ったら、完全に自然体っぽくて、ちょっと普段のJUMP感がすごくて、何故かちょっとしんみりしてしまった…。やまけとオセロとか可愛かったけどさ…。まあいいや。では、お気に入りの圭人くんと伊野尾さんと高木くんで締めますね。

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