アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

NEWSさんについて。

NEWSのツアーの当落が出ましたね。私は結局ドーム1公演しか取れなかったんですが、とりあえず友人を連れて行ける事にホッとしている今日この頃です。行くことが確定したので、早速ベストから聴き始めて、普段なら新しい順で聴くところなんだけど、やっぱりシングル曲ってグループの雰囲気を知る上で大事だなと思うし、シングルの表題にどんな曲を選んでいるかで、力の入れ具合が分かるのでは? と最近すごく思うので。で、まだベストアルバムを聴いているだけなんだけど、曲を聴いているだけでもいろんな発見があったので、ちょっとそんな話を。

NEWSのシングル曲って今まで意識して聴いたことなかったはずなんだけど、思ってた以上に聴いたことのある曲が多くて、まずそれに驚いた。サビだけとかじゃなくてわりとフルで知ってて。変な言い方かもしれないけど、さすが山Pのいたグループだな~と思ったよね。あともう一つ意外だったのは、歌割の格差が思ったよりない事。まあ勿論山Pと錦戸くんが中心ではあるんだけど、テゴマスはもちろんコヤシゲもちゃんとソロパートもらってるし、なんかよく自虐的に「○○と愉快な仲間たちの“愉快な仲間たち”」とか「苺のないショートケーキ」とか言われてたって言ってたけど、そこまで酷い扱いじゃないじゃん…? と。まあ歌以外の場面での扱いについてはちょっと分からないけど、少なくとも、シングル曲を聴いた印象としては、6人体制のNEWSってとてもバランスの良いグループだったんだなぁと素直に思った。役割分担もちゃんとしてるし。いや、まあ実際には色々あったんだろうし、簡単に言える話ではないのは重々承知しているのだけど、でもそういう印象がとても強かった分、意外だったしホッとしたの。

そんで曲がとても良かった。まあ楽曲の良し悪しはほぼ好みの問題だと思うし、私は説明するのも語るのも苦手なのでなんて言ったらいいか悩むんだけど、好きなのは『チェリッシュ』『さくらガール』『Fighting Man』あたりかな。元々好きな『weeeek』や『恋のABO』もやっぱり好き! って思ったし、なんかシングルでここまで外れが少ないのって珍しいような気がする…。全盛期のAKBか欅ちゃんぐらいかな…。

あと個人的に良いなと思ったポイントとしては「シングル曲の振り幅が広い」って事。JUMPも面白い曲は色々あると思うんだけど、シングルの表題に限って言えば、バリエーションが多いとは言えないと思うし、それってきっと山ちゃんワントップ体制の限界でもあるんだと思う。JUMPがすべてのパラメーターにおいて山ちゃんがトップにいる状況って、グループとしてはやっぱり諸刃の剣で、私がJUMPハマりたての時に、ブログで“山ちゃんこそオールラウンダーで平均値が高い総合力一位の人なんだから、スキル毎の一位には別のメンバーが立つべき”って書いた事があるんだけど、それは今でもそう思ってて(伊野尾さんがその突破口になるのを期待してるけど)、そこが山Pと山ちゃんの決定的な違いだなと思う。NEWSも一見すると山Pワントップに見えるし、私もそういう印象あったんだけど、曲を聴いてみると山ちゃんと山Pって違うんだよね。で、それにはやっぱりテゴマスの存在が大きいのかなと。テゴマスって、基本的にはNEWSの序列の干渉を受けない存在なんだとは思うんだけど、それでも山Pや錦戸くん以外のメンバーにこれだけパートを任せられるのはNEWSの強みだろうし、だからこその楽曲の振り幅の広さなのかなあと思ったりして。んで、小山さんがキャスター、シゲが小説家として結果出してるってのもまた面白いんだよなあ。

ところでベストに収録されている曲はほぼ6人時代の曲で、そこから聴き始めたのはちょっと失敗だったのかなと思っている。私はどうやら“楽曲は制作当時のメンバー編成のものがベストである”と考えているところがあるので、やっぱり現体制の曲から聴くべきだったのかもしれない。ベストがとても良かっただけに。比較的、加入脱退には慣れているほうのオタクなので、今の4人のNEWSが好きだという事と、6人時代(や過去の編成)のNEWSを魅力的だと思う事は直接関係ないって思ってはいるし、そういうメンバーの変移も含めてグループの歴史として受け止めればいいって思ってるんだけど、でもNEWSにとってメンバー脱退問題っていうのは、単にグループの歴史という以上の意味がある気がして、NEWSを応援するって事は、そこと向き合わないといけないって事であり、それはなかなかハードルの高い事だなと改めて思いました。でもきっとそれもNEWSの個性って事なんだろうな。ジャニーズにはたくさんのグループがあって、一般的に“売れた”と言えるグループに共通して言えることって、ジャニーズである以上欠かせない王道な事をしっかりやった上で、グループ独自のルートみたいなものを切り開いていけるかどうかなのかなと思うので、そういう意味ではNEWSは立派に“自分たちにしかない”ものを持っている存在なんだなと。メンバーの脱退というNEWSにとってある種の黒歴史的なものこそが、現体制のNEWSの個性と結びついてくなんて皮肉な話だけど、興味深いなと思ったのでした。

まあ、NEWSについては、まだまだこれから知ることもいっぱいあるだろうし、まだベストを何度か聴いただけなので、色々知ってけばまた印象は変わってくるのかなと思うけど。JUMPの時はなんかわりと渇望がスゴかったんで笑、スゴイ必死にCDも集めたし過去の雑誌やら番組やらを漁ったけど、NEWSについては量も多いし、徐々に仕入れて行ければいいかなと思っています。ゆっくり楽しみたい。おしまい。