アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

HiHi Jetsの現在地

こんにちは。なんか今週は珍しく毎日仕事でバタバタしていたら、あっという間に1週間経ってしまった。仕事に関してはもういい加減中堅なので、物理的な忙しさはあんまり苦にならないというか、多少立て込むことがあっても捌き方を覚えてしまったみたいな感じなのですが、たまに精神的に気を配らなきゃいけない案件があるとすごい消耗します。他の事を考える余裕がなくなるというか、仕事にエネルギーを持っていかれちゃうんですかね…。まだしばらくこの状態が続きそうなので憂鬱だなあ。

まず…まずっていうか多分今回はこの話しかないと思うけど、HiHiの単独はマジで最高でした。私はずっとアリーナでHiHiを観たいと言い続けてきたオタクなので、代々木が決まった時点で神公演になることは9割確定してたんですが笑、案の定、冒頭でメンバーがローラーで花道ダッシュしてるのを観て、それだけでほとんど満足したと言っても過言ではなく…。ローラー用の外周があるのって多分2019年のJr.祭り以来だと思うんですが(去年キスマイのドームに付いたけど配信だったんで)、今回はHiHiのためだけに作られた外周&花道なわけで…。やっと単独のアリーナでローラーで全力疾走してるHiHiを観ることが出来た…と感無量でしたね。

内容としてはオリジナル曲はもちろんHiHiがわりとよくやってきた楽曲が中心だったと思うので、意外性とかサプライズみたいな感じはなかったと思うんですけど、5人体制になってからのHiHiを観てきた人にはしっくり来るというか、HiHiらしい内容だったんじゃないかなと思います。ローラーっていうHiHiの武器を最大限に生かしたステージで観るだぁどらとかZENSHINとかジャンボリーとか、もう想像以上に楽しくて、これこそHiHiの正しい見せ方だよ!ってなった(クリエとかEXみたいなとこでやるもんじゃないんよ…笑)。新曲の『FRONTLINE』も、それこそ炎とか特効バンバン使うような演出がハマる感じですごい良かったし。

一応アリーナとスタンド両方入ったんですが、それぞれに良さがあってどっちも楽しかったです。パフォーマンスの臨場感や迫力って意味ではやっぱりアリーナだけど、ローラーの疾走感とかを楽しめるのは絶対スタンドだと思うし、どっちも捨てがたい。近くても遠くても楽しめるってなかなか出来る事じゃないと思うし、もちろんメンバーだけの努力ではないけど、今まで狭い会場でしかやって来なかったHiHiがアリーナでここまで出来るのは凄いと思う。5人でやってきた3年半…もうすぐ4年になのかな、をギュッと凝縮したような、グループとしての良さはもちろんメンバー一人ひとりの魅力も伝わるコンサートだったなと思いました。

あ、フレジュコーナーも結構楽しかったです。いろんな意味で衝撃的ではありましたが…笑。先輩グループのヒット曲をカバー出来るのってJr.の特権じゃないですか。最近はオリ曲も増えてそれ中心の構成だったりもするから(特にHiHiは持ち歌多いし)、オタクとしてはオリ曲やって欲しい気持ちもあるけど、先輩グループの神曲でワーッと盛り上がりたい気持ちもあるんですよね。ジャニオタならなんとなく踊れて歌えるみたいな、コンサート終盤にやってバカみたいに盛り上がる曲ってあるじゃないですか。あの会場の一体感ってなかなか味わえないジャニコンならではの醍醐味だなと思うし。だからウィークエンダーをやった時とかめちゃテンション上がったし、謎のV6コーナーも素晴らしかった。

いろんな意味でHiHiの現在地を確かめるような公演だったなと改めて思います。なにわがデビューしてJr.界隈かなり混沌としてきたなと思っていて、次どこがデビューするかちょっと読めない感じもあるじゃないですか。HiHiに限らず来年はどこのグループもいろんなものを試されてる期間になると思うし、みんな現実の厳しさはよく分かってるだろうから、最後の挨拶は本当に鬼気迫るものがあった。「自分達なりのやり方でトップをとる」っていうのがどういう事なのか、きっと今はまだ自分達を奮い立たせるための言葉ではあるだろうし、漠然とした言葉でしか表現出来ないのも残酷だと思うけど、「トップ」という言葉の重みを感じました。

しかし猪狩蒼弥まじ半端ねぇなって感心しちゃいますね。サマパラの時もすごいなと思いながら最後の挨拶聞いてたけど、今回ため息付いちゃった。いや他の子もJr.のレベルじゃないっていうか、あれだけしっかり自分の言葉で自分の気持ちを伝えられるの凄いと思うんだけど、猪狩はマジのマジでレベチ(本当にまだ19歳ですか…?)。挨拶だけじゃなくてソロとか観ててもステージ掌握力に驚かされるもんな(ただ今回のソロは橋本涼に一番仰け反りましたけどね…)。なんかあの子には自分達の進む未来が見えてるんじゃないかって錯覚するぐらい、言葉の一つ一つに説得力がある。そんなわけないし、そんなふうに期待するのは酷なことだけど。

HiHiが素晴らしかったのは大前提として、なんか久しぶりにアイドルのコンサートらしいコンサートを観た気がして、そういう意味でも満足度が高かったですね。MCまでの1時間ちょいぶっ通しで歌って踊り続ける感じとか、観てるこっちも休む暇ない感じとか、何よりアリーナやドーム会場ならではの観客の熱量っていうのかな。EXやTDCは大箱好きの私にはどこか物足りなくて、広い会場ならではのムードというか雰囲気が本当に大好きなんですよね。やっぱりアイドルが本領発揮するのは大箱だと確信したわ。声出しが出来なかったのだけが本当に残念でならないですよ…。もうそろそろ歓声解禁してもいいんじゃないかね。

やっぱり現場っていいな。先週セブチのオンコンがあったけど、オンコンってわりとMCとかVCRとかをこまめにはさみながら進行するじゃないですか(オンコンに限った話ではないかもしれないけど…)。あれが個人的にはなんか気持ちが途切れるというか、実際家で観てるとそこで休憩っぽくなっちゃうし。パフォ1つ1つは素晴らしくて文句ないんだけど、3時間あるコンサートとしての流れみたいな意識は弱いなって思うんですよね。あ、比較してどうこう言いたいわけではないですよ。ただHiHiのコンサート入って、ちゃんとトータルで考えられてるというか、最初から最後まで途切れることなく、起承転結があるのが気持ちいいんだよなって思っちゃいましたね。その辺はやっぱりジャニは本当に有能なので…。

HiHiはいい意味で最初に観た時からずっと印象が変わらないんですよね。もちろん成長はしてるんだけど、多分5人体制になった時点にピースは揃ったんだろうな。グループに加入する事への迷いと戸惑いがあったであろう作間くんと、歴が長いが故に悩みが多かったはずのはしみず(はしもっちゃんは何考えてるかよく分かんないとこあるけど…笑)に対して、ゆうぴと猪狩が本当にぶれないんだよね。さっき「トップをとる」って話をしたけど、猪狩は3年前ぐらいからずっと言ってるし。私は君たちの発したその言葉が現実になる日が来ることを心から願ってます。HiHi Jetsは本当にいいグループだと思うよ。おしまい。