アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

“SEVENTEEN”というアイデンティティ

こんにちは。今回はついにSEVENTEENの紹介記事を書きたいと思います。ジャニでは一度も書いたことがなくて(シンメ・コンビネタは書いたことあるけど)、TXTで初めてメンバー紹介記事を書いたんですが、それが思いの外楽しかったんですよね。TXTは新人だし、はてブロだとあんま紹介記事とか書いてる人も見つからなかったので、いいかなと思って書いたんですけど、セブチはもう書き尽くされているだろうし、そもそも歴の浅い自分が書けんのかい…と躊躇しつつ、まあ所詮自己満足なんで!あんまり深く考えずに書き始めてみます(自分のブログにプロフィールまとめておくと何かと便利というのもある)。8月忙しいとか言いつつ書き溜めてた…長いです。はてブロ文字制限ないのかな。

SEVENTEEN(セブンティーン)

通称は日本ではセブチ、韓国ではセボンイ(세봉이)。グループ名の由来は「13人のメンバー、3組のユニット(ヒップホップ、ボーカル、パフォーマンス)が集まって1つのチームを成す」。Pledis Entertainment所属。2015年5月26日に1stミニアルバム『17 CARAT』でデビュー。楽曲制作から振り付けまで、メンバー全員がアルバム制作に参加している“自主制作ドル”として知られ、高いパフォーマンススキルと個性的なキャラクターで着実に人気を獲得し成長を続け、最新アルバム『Heng:garæ』でミリオン達成。2019年にはワールドツアーも開催し、海外では特に日本人気が高い。ファンネームは“CARAT”。ダイヤモンド=セブチが多くのカラットでより輝けるように。

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ラップに特化したヒップホップチーム(エスクプス、ウォヌ、ミンギュ、バーノン)、歌に特化したボーカルチーム(ウジ、ジョンハン、ジョシュア、ドギョム、スングァン)、ダンスに特化したパフォーマンスチーム(ホシ、ジュン、ディエイト、ディノ)という3チームで構成されており、グループ全体曲のほかにチーム楽曲も多数。他にもチーム以外の組み合わせのユニット曲も色々あり、大人数グループ特有の個人が埋もれがちというデメリットを極力解消するスタイルが取れるのも強み。13人で魅せるパフォーマンスとは違った魅力が発見できる楽しさもある。でも個性的で魅力的なメンバーばかりなので、すぐ覚えられます。ということでメンバー紹介します。 

S.COUPS(エスクプス):チェ・スンチョル

誕生日:1995年8月8日 / 血液型:AB型 / ヒップホップチームリーダー、総括リーダー

優しくて頼れるしっかり者だけどどこか抜けてる統括リーダー。グイグイ引っ張ってくっていうよりは、普段は一歩引いたところからメンバーを支えて大事なところで前に出る、みたいな縁の下の力持ちタイプ。何かのインタビューで「事務所よりメンバーが大事」ってはっきり言ってて苦労が伺える。実際には弟のせいかわりと甘えん坊で、年下のメンバーともよくじゃれ合ってる。ゲラでスキンシップ過多なイメージ。普段の穏やかでフワフワっとした雰囲気とは違って、ライブでは色気がダダ漏れるセクシー担当って感じで、すごく目を奪われる。そこまで大柄ではないけどガタイがよく力持ち。Weverseの更新率が高い。

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JEONGHAN(ジョンハン):ユン・ジョンハン

誕生日:1995年10月4日 / 血液型:B型 / ボーカルチーム

通称天使。10月4日が天使の日なのが由来だそうですが、デビュー当時に覚えてもらうためにロングヘアを貫いてて、そのビジュアルの美しさも含めての“天使”。まあ中身はいたずら大好きなジャイアンなんですが。基本的にマイペースでちょっと達観したところがあり、あんまり言わないけどメンバー愛が強い。日本語を頑張って覚えようとしてるのも、グループに貢献したいという気持ちが強いからだと思う。『HIT THE ROAD』で自分の人生について「ただ水が流れるように生きてきた」けど、メンバーと出会って「水が流れるように生きるけど、頑張って生きよう」になった、と語ってたのと、ゴセで「自分にはSEVENTEENしかない」と言ってたのを見てこの人推せるなと思った。鼻にかかったような甘い歌声がめちゃくちゃ好き。つまり推しです。

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JOSHUA(ジョシュア):ジョシュア・ホン、ホン・ジス

誕生日:1995年12月30日 / 血液型:A型 / ボーカルチーム

アメリカ・ロサンゼルス出身で英語が堪能。海外での活動ではバーノンと一緒に通訳を務めるぐらいペラペラ。穏やかで優しい性格で、弟たちの面倒見もよく慕われてる。怒ってるのとか見たことない(ただし対ジョンハンを除く)。「SEVENTEENのジェントルマン」と言われるのは、その性格や佇まいもさることながら品性のあるビジュアルの影響も大きいのでは。化粧映えする美人で、一見華奢で線が細く見えるけど、脱ぐとすごい笑(男の子って20代半ばになると鍛えるよね…)。高音のファルセットが美しい癖の少ない歌声で、個性的な声質の多いボカチの中では少し地味だけど、逆にそれが個性になってて面白いなと思ってる。

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JUN(ジュン):ムン・ジュンフィ、ウェン・ジュンフェイ

誕生日:1995年6月10日 / 血液型:B型 / パフォーマンスチーム

中国・広東省出身で、ミンハオとともに中国での宣伝担当。セブチ内トップクラス(私はトップだと思う)の恐ろしく整った顔面から繰り出される5歳児っぷりが凄まじく、とにかく顔と中身のギャップが尋常じゃない。常にスマホいじってて(何やってるんだろうゲームかな)、セルカが上手。その独特過ぎる個性が一切損なわれることなく今に至ってるところに、メンバーのジュン愛を感じるし、ジュンくんの落とした爆弾にメンバーが大爆笑する姿、癒やしでしかない。つい不思議ちゃんっぷりに目がいくけど、靭やかでダイナミックで華のあるパフォーマンスは最高にカッコいいし、透明感があり一発でジュンくんの声と分かるファニーな高音も持ち味。Weverseに全然来ない笑。

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HOSHI(ホシ):クォン・スニョン

誕生日:1996年6月15日 / 血液型:B型 / パフォーマンスチームリーダー

セブチのパフォーマンスの要。野生のアイドル(と私は思ってる)。ホシという芸名は韓国語で「虎のまなざし」の意味で、エネルギッシュでパワフルなホシくんにピッタリの名前だと思うけど、虎が好きすぎてもはやネタみたいになってる。虎のポーズを取って「ホランへ(ホラン+サランヘ)」をやるのがお約束。基本的に明るくポジティブでセブチのムードメーカーの一人だけど、実は内気でメンバー以外には人見知り。よくオンオフとかギャップとか言われるけど、個人的には何をやってもホシくんはホシくんにしか見えない。ただ『HIT THE ROAD』で「気分が良くなくても君は笑顔でステージに上がらなきゃいけない」と鏡に向かって喋ってたのは印象深い。間違いなく観る人を強烈に惹き付けるカリスマアイドルだし、セブチはセンターっていないと思うけど、誰か一人上げるとしたらやっぱりホシくんだと思う。声質がとても特徴的で歌もラップも上手。Weverseの更新率が異常だけどすぐ削除する。

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WONWOO(ウォヌ):チョン・ウォヌ

誕生日:1996年7月17日 / 血液型:A型 / ヒップホップチーム

俳優のような端正なルックスに、低音ボイスのラップが光る、控えめだけど独特の存在感を放つ人。楽曲でもオープニングとエンディングをよく担当している。撮影や編集の技術もあり『Holiday』のMVも手掛けている。不思議ちゃんでちょっぴりミステリアス。趣味が読書とゲームで、特にゲームに対してはわりとすぐ熱くなるところが可愛い。言葉は少ないけどファン思いだなと感じることが多いです。『HIT THE ROAD』で「ファンの人は何で僕のこと好きなんだろう?」って不思議がってたけど、そのビジュアルからの陰キャはオタクの大好物ですよ。個人的にメガネの姿のウォヌ氏が好き過ぎる。最近体を鍛え始め、ほどよく筋肉の付いたお腹やら二の腕に落ちるオタクが殺到しているらしい(『24H』のMV参照)。

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WOOZI(ウジ):イ・ジフン

誕生日:1996年11月22日 / 血液型:A型 / ボーカルチーム・ボーカルチームリーダー

セブチの“脳”であり鬼PD。楽曲の大半を共同作曲してるだけでなく、他のアーティストへの楽曲提供もしてて、紛れもない天才。アニメ好き。レコーディングでメンバー一人ひとりにしっかりディレクションしてる様子を見ていると、この人がいるからセブチの安定した歌唱力があるんだなと実感する。K-POPアイドルとしてはかなり小柄だし、色白童顔というビジュアルながらも男気あふれる真面目な性格で、メンバーからの信頼は絶大。私はウジくんがアイドルをやってるのは色んな意味で奇跡だと思ってるんだけど、彼の音楽に対する情熱とメンバーに対する信頼を知っていくと、この12人がいたからウジくんはアイドルを選んでくれたんだな、と思う。エモい。ハスキーな女の子のような声質で高音から低音から自由自在。ダンスもキレキレ。あと筋肉すごい。

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DK(ドギョム):イ・ソクミン

誕生日:1997年2月18日 / 血液型:O型 / ボーカルチーム

メインボーカルの一人。声量がありきれいな発音と伸びやかな歌声の持ち主。ザ・パワーボーカルっていう感じのパワフルなパフォーマンスで、セブチの歌唱力を支えてる。日本語の曲でもウジくんと並んで発音がきれいだなと思う。2019年にはミュージカルで主演を務めたことも。メンバーから「こんな優しい子は見たことがない」と言われるぐらい優しい。ジョンハンが完全に心を許してるレベル。セブチのムードメーカーの一人で“ハッピーウイルス”と呼ばれており、周りに幸せを振りまく人。素直で真っ直ぐな性格でちょっと泣き虫。ゴセでは持ち前の天然力と瞬発力を遺憾なく発揮し、笑いの神様からの寵愛を受けてるのでは?ってぐらい“持ってる”。セルカの破壊力がすごい(これがリアコの力…)。

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MINGYU(ミンギュ):キム・ミンギュ

誕生日:1997年4月6日 / 血液型:B型 / ヒップホップチーム

セブチ一の高身長で、抜群のスタイルと恵まれた体格に加え、ご覧の通りの強靭な顔面で、まさに絵に描いたようなイケメンって感じなのに、何故か残念な空気を漂わせるイケメン(2度目)、それがキム・ミンギュ。料理、洗濯、掃除が主婦並にこなせるのに、物を壊したり食べ物をこぼしたりする、器用なのか不器用なのかよく分からんけど可愛い。メンバーにじゃれつくところは完全なる大型犬。めっちゃ体育会系に見えて意外と芸術肌で写真も撮るし絵も描く。メンバーを撮らせたら右に出る者はいない(『Snap Shoot』のスペシャルビデオ観てください)。個人的にはあんまりラッパーっぽくないなと思うんだけど、ミンギュのちょっと舌っ足らずな感じのラップに妙な色気を感じる。

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THE 8(ディエイト):ソ・ミョンホ、シュウ・ミンハオ

誕生日:1997年11月7日 / 血液型:O型 / パフォーマンスチーム

中国・遼寧省出身。芸名の由来は、8を横にすると無限大(∞)に似ていることと、中国では縁起の良い数字であることから。武術やブレイクダンスの経験があり、ダンスでも特にアクロバティックな動きが特徴で、マジで本当に人間なんだろうかという動きをする。写真や絵画など芸術分野の才能に長けていて、SNSでもよく写真や絵画をアップしてる。オシャレ番長。完璧主義でストイックな性格のせいか、たまに「自分なんて大した存在じゃないのに…」って言うのにちょっと切ない気持ちになる。基本クールだけどバラエティも全力でやるところが愛せる。同郷のジュンくんとか同じ年のミンギュ・ドギョムと一緒にいる時のリラックスしてるときは年相応ですごく可愛い。

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SEUNGKWAN(スングァン):ブ・スングァン

誕生日:1998年1月16日 / 血液型:B型 / ボーカルチーム

ドギョムとともにメインボーカルを担当。とにかく歌唱力が安定してて歌声がブレず、どんなタイプの楽曲でも歌いこなす器用なタイプ。セブチはメボ2人がバラエティ担当という結構珍しいグループなんだけど、ドギョムがボケなら、スングァンはツッコミ担当という感じ。トーク力抜群で、ライブや番組では仕切りやMCを担当。マンネラインだけどヒョン達にも容赦なく、自由気ままなメンバーをちゃんとまとめ上げるしっかり者。この人がいないとセブチのMCはたぶんグダグダになる。特にバラエティはスングァン無双で、単独でトーク番組にも多数出演。元々アイドルやK-POP好きらしく、ちょっと懐かし系のアイドルグループの曲にめっちゃ詳しい。ボノニにデレデレしてる。

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VERNON(バーノン):チェ・ハンソル

誕生日:1998年2月18日 / 血液型:A型 / ヒップホップチーム

アメリカ・ニューヨーク出身で、幼少期に韓国に移住。英語と韓国語が堪能で、普段は口数少ないけど海外仕事だと意外としっかりしてるし外交的。音楽に対する情熱がすごくあって、ウジくんに次いでセブチの曲の楽曲制作に参加している。基本的にマイペースで、ふわふわしててちょっと何を考えているかわからないとこもあるけど、メンタルはかなり安定してる印象。目鼻立ちのはっきりした甘めのルックスで、メンバーからもよく絶賛されてるに自分の顔に興味がないらしい。あんまり外見で人を判断しないタイプなのかなって思う。今までラップってよくわからなくて、良いとも悪いとも思った事がなかったんですけど、ボノニのラップすっごい好き(他の3人も好きだけどね)。さすがウジPDに「神の声」と絶賛されるだけある。

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DINO(ディノ):イ・チャン

誕生日:1999年2月11日 / 血液型:A型 / パフォーマンスチーム

しっかり者の愛されマンネ。セブチの中では唯一同い年がいないんだけど、デビュー当時のディノがいかに秀でていたかが現れてると思う(16歳だもんな)。12人の個性豊かなお兄ちゃんからの鬱陶しいぐらいの愛情を一心に背負い(本当にお疲れさまです…)、かつ上手にコントロールしている。そのせいか年齢の割にかなり内面は大人っぽく、気配りが出来る人。マイケル・ジャクソンを尊敬していて、ホシくんとともに振り付けを担当することも多い。小柄ながらダイナミックで大胆なダンスパフォーマンスが魅力で、ステージでは最年少とは思えない表情やキレのある動きを見せてくれる。最近大人っぽい表情が増えて、どんどん色気が出てきた。

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うん。多いね。TXTのときは5人だったから倍以上だね。写真はすごい悩んだけど、ヘンガレの個別フォトにしました。一番好きな写真にしたので縦横バラバラに…涙。24Hにしようかなーとも思ったんですが、ヘンガレのビジュアルが好き。プロフィールについては私が今更基本情報をお伝えする必要ないと思うんで、私のイメージとか感じた印象とかを中心に書いてみました。13人もいると、さすがに全員ちゃんと理解出来てるかは不安で、書く内容に差が出ちゃったら嫌だなーと思ってたんですけど、意外と迷うことなくサクサク書けてホッとしました。きっと解釈違いとかもあるだろうし、多少熱量に差を感じるかもしれませんが(文字数など…)、それはご愛嬌ということで何卒。

せっかくなのでコンビとかの話も軽くしとこうかな。エスクプスとジョンハン(クパン)、ジョンハンとジョシュア(ジスハン)、ホシとウジ、ミンギュとウォヌ(ミーニー)、ジュンとミンハオ(チャイナ)、スングァンとバーノン(ソラブー)とかが有名どころですかね。あとはライン括りも結構人気あるイメージ。基本的にどこも関係性が分かりやすくてエピソードが多いので人気なのは納得なんですが、私はこの中だとチャイナとソラブー推しかな。あとはソクハニ、ホシハニ、ウォヌジュン、ウォヌホシ、ギュハオとかが好きです。推しはジョンハンですが何故か96・97ラインに湧きます。

セブチの最大の特徴はやっぱりセルフプロデュースでしょうか。楽曲制作についてはウジくん、振り付けはホシディノが中心になって、メンバーやプロデューサー・振付師と一緒に共同制作してますが、おそらくほぼすべての曲にメンバーが関わってるはず。そうやって楽曲とパフォーマンスの制作にメンバーがしっかり関わっている事で、より説得力を持って作品の世界観と一体感を表現できるんだと思う。セブチがどんなタイプの楽曲を作っても「SEVENTEENらしさ」を失わないのは、誰よりも彼ら自身がSEVENTEENの音楽を理解していて、愛していて、楽しんでるからなんじゃないかな。

そして最大の魅力であり武器なのは、クオリティが高すぎるフォーメーションダンスですね。K-POP風に言うとカル群舞ってやつでしょうか。13人というK-POP屈指の大所帯であるにも関わらず、パフォーマンスのシンクロ率が異常。むしろこの人数だったらダンスはこの子、歌はこの子、っていうスキル特化型のグループになっててもおかしくないのに(というかそのつもりでチーム制にしたのでは?って思うんだけど…)、セブチは全員が踊れて歌えてしまう。歌の良し悪しは好みも影響あるから意見が分かれるかも知れないけど、ダンスに関しては誰一人「ん?」って子がいないと思います。

パフォーマンスはもう百聞は一見にしかずなので是非MVを観て欲しいです。何でもおすすめですけど、揃いっぷりを堪能するならやっぱり『울고 싶지 않아(Don't Wanna Cry)』かな。頭からつま先まで気持ち悪いぐらいに揃ったダンスと繊細な振り付け、複雑に変化するフォーメーション、360度どの角度から観ても楽しめる華やかなステージング。難易度が高いだけではなく、ストーリー性のある歌詞や楽曲の世界観をダンスで表現しようという意識が強いので、視覚的にもとても面白い振り付けが多いです。


[M/V] SEVENTEEN(세븐틴) - 울고 싶지 않아 (Don't Wanna Cry)

あとパフォーマンスとして大好きなのが『숨이 차(Getting Closer)』です。まずはこのコレオを観ていただきたい。私はダンスの事なんてまったく分からないド素人なので、表面的な事しか言えないけど、エグいぐらいのシンクロ具合はもちろんのこと、複雑な導線、繊細な振り付け、いつもにもましてアクロバティックな動き…。一体どんな練習をしたら13人でここまで動きを揃える事ができるんだろう…。特に好きなのは、2分25秒あたりの間奏の部分ですね。ジュンくんが後ろから飛び込んできてからの一糸乱れぬ動き…ほんっとゾワゾワする。


[Choreography Video] SEVENTEEN(세븐틴) - 숨이 차 (Getting Closer)

コレオだと『고맙다(THANKS)』も好きだな…って上げ出すとキリがないけど。そしてパフォーマンスという意味で欠かせないのは、やはりライブですよね。大人数グループの最大のメリットって迫力あるライブパフォーマンスだと思ってるんですが、残念ながら私はまだ映像でしか彼らのパフォーマンスを観た事がないので、これに関しては言える事がなくて(悔しい)。でも映像だけでもかなり圧倒されますし、ライブこそが彼らの真骨頂なのだろうな…という事は確信してます。もうなんか…セブチのライブ観るまで死ねねーなと。とりあえず『SEVENTEEN 2018 JAPAN ARENA TOUR ‘SVT’』の映像を貼っておきます(ちなみにこのツアーのBDとDVDは再販されたばかりなので、HMVとかで買えます…!)。この横アリセンターステージ高まる…。


[TEASER]SEVENTEEN - CLAP (from DVD&Blu-ray『SEVENTEEN 2018 JAPAN ARENA TOUR ‘SVT’』)

まあダンスがすごいのは私が言うまでもないですし、映像を観てもらうしかないのでこの辺にしておきますが、個人的には楽曲のキャッチーさと、歌詞やメロディに対するこだわりが強いところもセブチの魅力だなと思ってます。言葉の問題もあるけど、わりとK-POPってじっくり音楽を聴くっていうよりはノリの良さが重要で、それは多分踊ることを前提とした曲作りをしてるからかなって思うんですが(想像ですけど)、セブチの曲ってノリだけじゃなくちゃんとメロディが耳に残る曲もあるし、変に加工したりせず一人ひとりの歌声を聴かせてくれる曲が多くて、そこもすごく好きです。日本人受けがいいのはその影響もあるんじゃないかなーと。


[M/V] SEVENTEEN(세븐틴)-웃음꽃(Smile Flower)

歌声をじっくり聴かせてくれるスローナンバーやバラードも、素敵な曲がいっぱいありますが、個人的にメロディラインが好きなのは『웃음꽃(Smile Flower)』です。普通にめちゃくちゃいい歌なんですが、韓国語で意味はわからないはずなのに、不思議と歌詞がすんなりと頭に入ってきて、それってやっぱりメロディの強さだと思うんですよね。あと『Snap Shoot』とか『캠프파이어(CAMPFIRE)』なんかも大好きです。あと全体的にボカチの曲はメロディのしっかりした曲が多い印象。チーム曲とかユニット曲とかも好きなのいっぱいあるんで、楽曲やMVに関する話はまた別の機会にできたらいいな…。

そして13人という大所帯には、当然のようにメリット・デメリットがあります。TXTの時に5人組というアイドルグループとしてはミニマルな人数である事のメリットとして「覚えやすい」「バランスがいい」「格差が少ない」「コミュニケーションが取りやすい」「自立心が強くなる」というような事を書きましたが、セブチは完全に真逆です。覚えるの大変だし、バランスも取りにくいし、格差があるのは否めないし、コミュニケーションも取りにくいでしょう。自分以外の誰かがやってくれるだろう、という甘えも生まれやすいはず。特にライン割やスクリーンタイムの分量、外仕事の量などに関しては大人数グループに共通する悩みですよね(まあ揉めてるのは主にオタクだけど)。

でもそんなデメリットを全部ひっくり返すだけの魅力があるんですよ、セブチには…(好きになった瞬間にデメリットも都合よくメリットに脳内変換出来るのが、オタクのいいところですね)。先程も大人数の最大のメリットはライブだと書きましたが、人数が多いことでパフォーマンスのバリエーションは広がるし、色んな組み合わせのユニットや人間関係が楽しめるし、ひとりひとりの負担が少ないし、メンバーに何かあってもフォローしあえるし、個人活動もしやすい。あとリアルなところで言うと、頭数が多ければ多いほど、ファンを獲得しやすいというのはアイドルとしてはかなり大きなメリットだと思います。接触イベントやグッズも人数分売れるわけですし。

冒頭に特に日本人気が高い、と書きましたが、これ結構興味深くて色々と考えてるんですけどまだ答えは出てません。日本人メンバーもいないし、日本デビューが早かったわけでもないし、最初から日本がターゲットになってた感じでもないし、同じく人気のあるBTSは日本に特化したものではないから比較出来ないし。ただ前述したような音楽面での相性が良い事(これは完全に私の主観ですが、ウジくんが日本のアニメやアニソン好きだったりするの影響あるのかなーとか)や、日本オリジナル楽曲に対するこだわりやクオリティの高さがちゃんと日本のファンに伝わってるという事なのかもしれないなと思います。あとシンプルに日本の運営が有能な気がする。

私がセブチにハマった経緯については、コレ!っていうきっかけがあったわけでもなく、なんとなくぬるっとハマってた感じで。もともと女子アイドルが好きで、アラサーになって初めてジャニ(男子アイドル)にハマった人間なので、K-POPには縁遠いオタクでしたが(ハロヲタ時代に少女時代に一時的にハマったことはあるけど)、昨年末に知り合いに日プを薦められたことから一気にK-POPに対するハードルが下がりまくり(日プ自体にはハマらずでしたが)、ガードが完全にがら空きになったところにTXTと出会ってしまい、転げ落ちるようにK-POPの世界に突入しました。

もちろんSEVENTEENというグループ名は以前から聞いたことがありました。元々「ジャニヲタ受けがいいK-POPアイドル」っていうイメージがなんとなくあったのと(今となっては共感しかないけども)、その後TXTにハマってからも動画とかを色々観てると、BTSと並んで関連動画に登場する率が高かったので、ああセブチって聞いたことある、やっぱり日本人気あるんだなという印象を持ってました。TXTを一通り楽しんで、ちょっと熱が落ち着いてきたあたりで、セブチを含め他のグループのMVなどを観ていく流れで出会ったのが、『아주 NICE(VERY NICE)』と、前述の『울고 싶지 않아(Don't Wanna Cry)』でした。


[M/V] SEVENTEEN(세븐틴) - '아주 NICE'(VERY NICE)

どちらもセブチを代表する名曲ですよね。サビとかはなんとなく聴いた覚えがあったんだけど、それがセブチと合致しておらず、アジュナとウルシパが同じグループの曲だったことにまず衝撃を受けました。楽曲の系統もジャンルも違うけど、何よりパフォーマンスの雰囲気が全然違うのでその振り幅に驚かされましたね。アジュナはキャッチーの塊みたいなメロディと、サスペンダーを使ったリズミカルでパワフルなダンス、そしてMVが可愛すぎる。コントラストの効いた映像とカメラワーク、恋に落ちた瞬間に胸のクラッカーが弾ける演出…。いわゆる逆ハーレムというか少女マンガ的なシチュエーションはわりと好きなんですけど、メンバーの初々しいリアクションもたまらんですよね。

ウルシパについては先程も書いたので省略しますが、どちらもめちゃくちゃ素晴らしい曲であり、かつMVを観るとさらに何倍も好きになるっていう不思議な魅力を持った曲で。そしてセブチにはそういう楽曲がすごく多い。セブチに限らずですが「MVを観て初めて音楽が完成する」みたいな感覚って、やっぱりK-POPの最大の特徴でもあると思うんですよね。日本のMVって元々は宣伝のための映像(要はPVですね)という役割が強かったし、AKBとか坂道はすごく凝ったMV作るけどパフォーマンスというよりはメンバーを見せるニュアンスの方が強いので。日本もここ数年でだいぶ変わって来ましたけど、K-POPの影響もあるんだろうな。

その後ジワジワとセブチの摂取量が増えてきて、自粛期間にリモートワークに入ったタイミングで仕事中も音楽を聴けるようになり、そこでサブスクのプレイリストでいろんなK-POPの曲を作業用BGMみたいにして聴いてたんですけど、「この曲いいなー」って思ったのがほぼセブチだったんですよ。大袈裟じゃなく。それこそアジュナとかウルシパが流れてくると「またアレ聴きたい」ってなるし。そのうちにセブチだけを好んで聴くようになり、日本語字幕の動画を観るようになり、セブプロとか過去の番組なんかを観てるうちにヘンガレのカムバが決まって、今に至ります。

TXTのときは油断してたら崖から突き落とされた、みたいな感覚だったんですが、セブチは鋭角な坂道をすごい勢いで転げ落ちてる感じ(ヘンガレのカムバ以降のブログを読んでもらえたら、私の転げ落ち具合が分かると思う)。シンプルに言ってしまえば「ビックリするほど沼の深いグループだった」というのが全てかなと思います。今までも活動歴の長いグループにハマったことはありましたけど、正直言って沼具合でいうとダントツです。あんま沼って言い方好きじゃないんだけど、セブチは沼と呼ぶにふさわしいグループだと思う。今まで味わったことのない体験をいっぱいしたし、この年になってもまだまだ知らない事や知らない感情があるんだな、世の中捨てたもんじゃないなって思っちゃいました(なにそれ笑)。

あとドキュメンタリー好きとしては、ちょうど興味を持ち始めた時期に『HIT THE LOAD』がスタートしたもの大きかった気がします。アイドルのドキュメンタリーって、結局はショーというか。運営にとって見せられるところとか見せたいところしか映ってないと思うですよ、当たり前だけど。でも、『HIT THE LOAD』に関しては、どこまで見せるかのジャッジもメンバーがちゃんとしてる気がして、新規の私にとっては結構大事なコンテンツだったなと。これを書くにあたって『HIT THE LOAD』も観返したんですけど、今改めて見るとまたグッと来るものがある。最初に観たときはまだ全然セブチの事を知らなかったので。

本格的にセブチにハマってからまだ数ヵ月しか経ってないので、自分がセブチの何にこんなに惹かれているのかはまだよくわかってないんですが(こんな長文を書いておいて)、なんか音楽とかパフォーマンスとかアイドル性とかだけじゃなくて、ブログに散々書いてきたセブチとCARATの関係性だったり、彼らの歩んできた道のりだったり、そういうものをすべてひっくりめて、彼らが一生懸命作り上げてきた“SEVENTEEN”というアイデンティティというか、存続そのものに惹かれているのかもしれないなーと。そんなオーバーな…と思うんだけど、でもだんだん「アイドルを推してる」っていう次元じゃなくなってきてる気がして怖い。

まだ知らないこともいっぱいあるし、この先もきっと楽しいことばかりではないんだろうし、来年どうなってるも分からないですけど。セブチがセブチらしく、彼らのやりたい音楽やりたいパフォーマンスを守っていって欲しいし、夢を叶えていく姿を少しでも長く見守れたら幸せだと思ってます。日本のオタクに出来る事なんてたかが知れてるだろうけどさ。とりあえず、まずはコンサートを観るまでは死ねない。マジで。本当に今それを目標に仕事頑張ろう!って気持ちです。でもこういう気持ちにさせてくれる存在こそがアイドルですよね。

さて。これ何ヶ月か経って読むとすごい恥ずかしいだろうな。自分の好きが溢れすぎてる文章は後々読み返すと黒歴史でしかないのでセーブはしてるつもりなんだけど。自分なりに出来るだけ客観的に書いたつもりだったTXTも今読むと熱量あり過ぎて恥ずかしいんですが、でも今あの文章が書けるかと言われると、多分あの当時の熱量がなければ書けなかった気がするし、やっぱりその時その時の感情を書き残す事って結構大事だと思うので、これも恥を忍んで公開します。ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。おしまい。