アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

TOMORROW X TOGETHERという巡り合わせ

3月のNEWS、なにわ、HiHiの公演がなくなりました…。まあ覚悟はしてたものの、いざ中止となると本当に悲しい。NEWSとなにわはまだ振替の可能性がありそうですが、HiHiは払い戻しに。2人の復帰後初単独だったしメンバーもすごく気合が入っていたので本当に残念です。ジャニは通年で現場スケジュール決まってるだろうから難しいと思うけど、日数少なくていいからもっと広い会場で単独やらせてくれるといいなあと思ってます。

というわけで気を取り直しまして(切り替えは早い)、TOMORROW X TOGETHERっていう最高のボーイズグループがいるんですよ!という話をします。いやもうお前最近その話しかしてないやんけという感じですが、そういえば今まで推しグループをまるっと紹介するというか、ステマシート的なものは書いたことなかったなーと思い、いい機会だしチャレンジしてみようかなと。にわかのお前が何を偉そうに…と思いつつ、まあでもこういうのってにわかがハマった時の勢いとテンションでやるものだよね!という事で頑張るぞと。

TOMORROW X TOGETHER(トゥモロー バイ トゥギャザー)

通称というか略称はTXT(ティーエックスティーとかティーバイティーとかトゥバとかティバとか。本人たちはあんまり略しては呼ばない)。SOOBIN(スビン)、YEONJUN(ヨンジュン)、BEOMGYU(ボムギュ)、TAEHYUN(テヒョン)、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)からなる平均年齢18.6歳(20年3月時点)の5人組ボーイズグループで、グループ名は「それぞれ違う君と僕がひとつの夢で集まって共に明日を作って行く」という意味(公式サイトより)がある。Big Hit Entertainment所属。2019年3月4日に韓国でデビューし、翌年1月に日本でもデビュー。言わずと知れた世界的人気グループBTSの弟分で、デビュー前から相当な注目度と期待を集めていたようです。

私は日本デビューをきっかけに存在を知りました。ハマった理由とかグループの魅力については前に書いたばかりなのですが、とにかくまず全員ビジュアルが良い。本当に良い(大事な事なので2回言う)。一人ひとりタイプの違うイケメンが揃ってる、と思うんだけど、私はすでに推し補正がガッツリかかっているので、各自ご判断ください。

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私このアー写めっちゃ好きなんですよね。デビュー曲『CROWN(ある日、頭からツノが生えた)』のMV観ても分かる通り、一見すごく可愛いらしさを元気いっぱいに出してるかのように見えて、楽曲のコンセプトやアートワーク、ファッションなんかも凄く凝ってて、世界観の作り込みが徹底してます。それでいて若いグループにしか出せない儚げな雰囲気と、新人グループならではキラキラ感、変に背伸びをしすぎてない等身大の彼らをちゃんと捉えているところが、私が興味をそそられた部分なんだろうなって気がしてます。あとグループ名も、長いけど独特なネーミングで覚えやすくて好きです。グッズとかのデザインやアートワークも可愛い。


TXT (투모로우바이투게더) '어느날 머리에서 뿔이 자랐다 (CROWN)' Official MV

彼らの“BTSの弟分”という肩書は、強力な名刺と引き換えにどえらい重荷背負わされたなという感じもありますが、こればっかりはどうしようもないし、“弟分・妹分”と呼ばれる人達が一番大切にすべき事は上を見上げる事でも、過度な期待に答える事でもなく、前を向いて自分達だけの魅力を探す事なので。それにメンバーは萎縮することも胡座をかくこともなく、一生懸命健気に謙虚に誠実にコツコツと頑張ってるので、こちらも応援せねば…!という気持ちになりますね。ということでメンバー紹介します。公式サイトや動画・SNS、雑誌のインタビューなどを参考にしてます。

SOOBIN(スビン)

誕生日:2000年12月5日 / 血液型:A型 / 身長:185cm / 体重:67kg / リーダー、サブボーカル

優しく穏やかなほんわかリーダー。唯一のオーディション入所。趣味は読書で、好きな食べ物は炭水化物(特にパン)と甘いもの全般でわりと食いしん坊。年の離れた兄姉がいるせいか凄まじい末っ子感。リーダーっぽい言動はあまり見せないけどメンバー思いで、ヨンジュン曰く「強いメンタルの持ち主」。芯が強くマイペースで、普段はおっとりしててメンバーに雑な扱い受けても全然怒らないけど、たまに黒スビンが出てくるのも可愛い。ダンスは上手いのに運動全般が苦手で、お肌が白くてツヤツヤでもちもちでめっちゃ伸びる。メンバーそれぞれと仲良いけどヨンジュンと特に仲良し…というか距離感がかなりぶっ壊れてる。ボムギュは生まれ年は違うけど誕生日が3カ月しか違わないので、たまにスビンの年上扱いを放棄してタメ口で接してきて、そんなボムギュを笑ってシャットアウトする(年功序列社会怖い)。あとヒュニンカイへの愛がすごい。

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この間ピンクにしてたけど基本黒髪。エクボとぽってり唇がチャームポイント。一応推し…なんだけど、最近まじで全員魅力的すぎて決められない(頭抱え)

YEONJUN(ヨンジュン

誕生日:1999年9月13日 / 血液型:A型 / 身長:181.5cm / 体重:62kg / メインラッパー、メインダンサー、リードボーカル

TXTのカリスマ?長男。練習生としての暦が一番長く、“伝説の練習生”(これ褒め言葉なんだろうか…)と言われるほどダンス、歌、ラップ全てのスキルが高いパフォーマンスの中心的メンバー。ラップを任されてることが多いけど、基本的にはオールラウンダーで縁の下の力持ちって感じ。明るくポジティブで、ザ・一人っ子って感じの自由人。悪ふざけや悪戯も率先してやるのでマンネみたいな長男とか言われてたりするけど、多分根は真面目なので弟たちからはちゃんと尊敬されてる。大食いの体力オバケで、全体的に華奢な体型の多いTXTの中ではフィジカル強いタイプ。パフォーマンスしてるときと黙ってるときは文句なくイケメンなのに、おやじギャグが好きでかなり表情豊かなので、スキル持ちのお笑い担当。すぐ踊る。基本的に万能なのに変なところでポンコツを発揮する。同じく騒がしいタイプのボムギュとはヤンチャな兄弟みたいな感じで大好きなコンビ。

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基本は髪色青いけど初期の赤毛も好き。唯一の一重でちょっと気にしてるっぽいけど(そこも可愛い)、重めのまぶたって色気あるよね。ギャップの多いリア恋兄さん。

BEOMGYU(ボムギュ)

誕生日:2001年3月13日 / 血液型:AB型 / 身長:179cm / 体重:55kg / センター、サブボーカル、メインダンサー

TXTのムードメーカーで、A型ばかりの中唯一ちょっと面倒くさいAB型。文句なしのビジュアルでセンターも任されており、メンバー全員が認めるビジュアルメンバー。練習生としての歴が一番短く、スカウトされてすぐにデビューチームに加わったポテンシャルの持ち主。社交的で外仕事だと猫かぶってて可愛いけど、内仕事だとよく喋るしよく笑うしでめっちゃうるさい。ふざけてる事が多いけど、根はストイックで根性もあり頑張り屋。しかもめちゃくちゃ負けず嫌いなので、経験の浅さを努力と根性でカバーしてきたんだろうなと思う。メンバーそれぞれと仲が良いけど、スビン大好きっ子で年上なのにタメ口で話しかけてはスルーされてる。同じく年上のヨンジュンに対してはわかりやすく弟感出して甘えてたりする。テヒョンにはお兄ちゃんぶるけど、明らかにテヒョンのほうが精神年齢上なので若干呆れられてる。ヒュニンカイをからかって遊ぶけど負けがち(体格差)。

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Mステのメガネボムギュは素晴らしかったよね…。髪色はハイトーンが多くて何色でも似合ってるけど、黒髪ボムギュはマジ神。

TAEHYUN(テヒョン)

誕生日:2002年2月5日 / 血液型:A型 / 身長:177cm / 体重:55kg / リードボーカル

目鼻立ちがはっきりしていて小顔で、顔の整い方がもはや二次元。自分の魅力とか武器を熟知してる計算高いプロアイドルタイプ。子供の頃から芸能活動をしていたので業界のこともよく理解しており、全体的にぽわぽわしてるTXTの中では、いろんな事を卒なくこなすしっかり者の常識人。頭の回転が早く冷静沈着で常にクールで、わりとボケがちな4人に対してかなり身も蓋もないツッコミをするマジレッサーでもある。きれいな高音が魅力で、TXTの透明感のあるボーカルを支えてるなと思う。声質や歌い方も含めて一番好きな歌声。SNSをマメに更新していてレス率も異常に高い。大人びてるけどたまに見せる年相応な言動が大変可愛らしく、末っ子だしメンバーといる時はよく腕を組んでたりくっついてる事が多いので、実は甘えたなのかも。特にヒュニンカイといるときのナチュラルなDKっぷりが最高に尊い。あと私はいつもテヒョンとボムギュとのツーショット見ると拝みたくなる。

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この顔である。背が一番低い(それでも177)のを気にしてて、183になりたいらしい。油断すると口がポカーンと開いてしまうのがクソ可愛い。

HUENINGKAI(ヒュニンカイ)

誕生日:2002年8月14日 / 血液型:A型 / 身長:183cm / 体重:61kg / メインボーカル

メンバー全員から可愛いがられる(≠遊ばれる)愛されマンネ。アメリカ国籍の父と韓国国籍の母を持つハーフで、ギリシャ彫刻かな?っていうレベルの端正な顔立ちにも関わらず、ぬいぐるみを集めてたり工作遊びをしたり、すぐはしゃぎ回ったりそれでいて飽きっぽかったりと可愛いの塊。常に明るく元気いっぱいで、兄たちの癒やしの存在でもある。めっちゃ可愛がってるスビン曰く「実は天使なんじゃないかな?」(分かる)。歌唱力が高くてラップも上手く、長い手足を生かしたダイナミックなダンスが魅力的で、ピアノ・ドラム・ギターと楽器演奏も得意というなかなかの万能型。ただし柔軟性はゼロ。語学も堪能で日本語も一番上手だし、末っ子率の高いTXTの中で唯一の真ん中っ子のせいか、度胸があってなにげにコミュ力高いなと思ってる。この1年でだいぶ大人っぽくなったし、絶賛成長期!って感じなので、そろそろスビンの身長を抜きそう。

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はーこれは紛うことなきリアル天使ですわ。見た目も中身も本当に天使。羽つけてる天使衣装の写真もあったけど、この写真の髪型好きなの。

いやー写真選ぶの大変だった…普段こんなに画像いっぱい使わないので…。できるだけ自然体なやつを選んでみました。テヒョンが1番悩みました。あまりにも整いすぎていて。キメキメの写真やセルカもいいんだけど、なんかナチュラルなほうが彼らの魅力伝わるかなって思って。しかしSNSにガンガン写真あげてくれるのでスマホのカメラロールが偉いことになってます。

メンバーのチームワークとスキルの高さ

これは多分すべてのK-POPグループに言える事だと思うし、私はただのオタクとして鑑賞する事しかできないド素人なので、スキルがどうとか上手下手とかそういう話をする気はないんですが、全員歌えるのはもちろんの事、ダンスも5人の息がピッタリあっていてチームワークが抜群、しかも平均身長180超えてるので(見えない…)凄くダイナミックです。一応ポジションというかボーカル、ラッパー、ダンサーみたいな役割が設定されてはいるようなのですが、基本全員歌うしラップもするし当然踊ります。歌割りも比較的均等で、ラップはヨンジュンが多めかなーと思うけど、例えば高音はテヒョンとヒュニンカイ、低音はスビンとボムギュみたいに、まあ曲によるし、極端に誰かに偏ってる印象はないです。逆に言うと突出した強いボーカルはいないって事ですかね。ダンスに関してはヨンジュンが抜けてるのかな、身体の使い方が明らかに違うんで。ちなみにパフォーマンスの動画ではこれがめっちゃ好き。前半と後半の落差よ(前半はBTSのカバーなんですがこの曲の振り付けがすごく好きなのもある)。


TXT (투모로우바이투게더) 2019 SBS 가요대전 Performance Dance Practice

パフォーマンスを売りにしてるグループとかと比べると未熟さというかまだ頑張ってる感みたいなのを感じますが、だからこそ全員が支え合ってるというか、それも含めて観てると引き込まれますね。普段はまだまだわちゃわちゃしてるだけの子供なのに、ステージでは新人とは思えない完成度の高さなので、K-POPは最初から完成されたものを届ける文化なんだなあと思いました。やっぱりそこは日本のアイドルとは根本的にパフォーマンスの質が違うというか、方向性が違うんだなと思います。求められるスキルの高さというのもちろんだけど、前に日本人はシンデレラストーリーが大好きって話もしましたが、日本のアイドル文化にはやっぱり「ファンが成長を見守る」みたいなところが根強くあるし、駄目な子ほど可愛いじゃないけど、そういう未熟さを楽しむみたいな感覚は日本特有の文化なのかなという気がします。少なくともTXTにポンコツ枠という概念はない。

独自路線を走る音楽性と同居するアイドル感

TXTは王道アイドル路線である事は間違いないと思うのだけど、それと同時に楽曲のある種の難解さについて言及される事が多いな、と思います。それは世界観とかコンセプトとかの問題じゃなくて、というかそれ以前にちょっと掴みどころがない感じがあるせいなのではと思う。本人達もタイトルを聞いた時に困惑した(ヨンジュンだけは喜んだらしい)っていうエピソードもあるデビュー曲の『CROWN』は、彼らの若さとキラキラ感を全面に出した可愛らしい曲であると同時に何故か切なさを漂わせる不思議な聴き心地で、アイドルらしいキャッチーな曲…というよりはスルメタイプの曲。2枚目の『Run Away(9と4分の3番線で君を待つ)』も物語性のあるコンセプチュアルな楽曲で、ノスタルジックな世界観が全面に出てるMVとか最高に好きだし、ハードなダンスパフォーマンスもめっちゃカッコいいんだけど、あんまり新人アイドルが表題にするタイプの曲ではないかなと思う。


TXT (투모로우바이투게더) '9와 4분의 3 승강장에서 너를 기다려 (Run Away)' Official MV

どちらも共通して言えるのは儚げで切ないところかな。『CROWN』はデビュー曲としては“弱い”という評価をちょいちょい見かけます。そこには何よりも「BTSの弟分にしては」というニュアンスが多分に含まれていると思うけど、確かにアイドルらしいキャッチーさからはちょっと外れるかなと思う。まあ私は王道のアイドルソングが好きだからこそ、何を持って“王道”とか“キャッチー”と呼ぶかについては結構厳しめ(めんどくさい)なだけなので、結局のところ個人の好みの範疇なんだけど。今ではイントロのモールス音聴くだけでテンション上がるぐらいすごく好きな曲だし、本当にいいデビュー曲だと思っているので、日本でのデビュー曲が『CROWN』ではなく『Run Away』になったのは少し残念です。でもそうなったのもなんとなく理解できる。

リリースされたアルバムの中では、高音ボーカルがキレイでセンチメンタルな雰囲気の『Our Summer』とか、動物とお花まみれの可愛すぎるアートワークとは対象的にノリのいい『Cat&Dog』とか、メンバーの歌声がじっくり聴ける『Can't We Just Leave The Monster Alive?』とか、あと問答無用に私好みの『Poppin' Star』とかがお気に入りです。いろんなジャンル、タイプの楽曲がありつつも、“TXTらしさ”みたいなものが出来上がりつつあり、私が聴いてきたアイドルソングになかったタイプの曲が多いのは間違いないけど、好きになった今だからこそ思うけど、それも魅力だったんでしょうね。

私はダンスを重視するタイプのグループは、踊ることを前提とした曲に偏る傾向があると思っていて(ランペがまさにそれで、あとちょっと楽曲の幅を広げてくれたら気持ちよくハマれるのに…という物足りなさがあるし、逆にジャニのバリエーションの多さは見事だと思う)、K-POPに対してもその辺の不安があったんだけど、TXTを聴く限りなんか大丈夫そうな気はしてます。あとはそのうちビックリするぐらい直球王道のポップチューンやってくれたらいいなーと思ってます。

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男子にセーラーモチーフの衣装を着せる感じとかさ(小さい子ならともかく成人してるメンバーもいるのに)、たまらんよね。日本にはあんまないセンスだなと思う。

あとTXT見てて面白いのは、若さなのか本人たちのキャラクターなのか、ちょっと変化球気味なマイナーな曲もパフォーマンスではポップに魅せる力があるところだと思う。一見儚げなのに何故か溌剌としてて、制服風の衣装だったり、いかにも少年って感じのカラフルな衣装とかでパフォーマンスする事も多いし、振り付けも基本的なダンスはしっかり踏まえつつも、わりと上半身の振りも多いので、アイドルっぽさが漂うのよね。この表現で正しいのか不安だけど、ビジュアルの強さでアイドルっぽいという印象を維持したまま、音楽的には複雑な事や新しい事を探求したいのかな…という気がして、そういう事務所の挑戦や期待にどこまで応えられるのかな、なんて思う。

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今ヘッダーにしてる画像はこの間のファンライブのビジュアルなんだけど、こういうの見ると胸がギュッとしてちょっと泣きそうになる。これがエモいという事でしょうか…。

“5人組アイドル”の絶妙なバランス

実はTXTを見た時の第一印象は「K-POPで5人組って珍しいな」でした。今でこそ全然そんな事ないって知ってるけど、なんとなく遠巻きにK-POPを見ていただけ立場からすると、ここ数年日本で活躍してるグループって概ね大所帯のイメージが強くて。日本のアイドルも大人数グループが増えて、5人組といえばアイドルグループの王道…だったのももはや過去のことなのか、最近だと7人〜9人組ぐらいが多すぎず少なすぎずな感じで、むしろ5人組では少ないという印象を持つ人も多いんじゃないかな。だからTXTは、私にはかなり新鮮に映って興味を引いたし、改めてやっぱり5人組って絶妙なバランスで出来てるんだなと思ったんですよ。

TXTだけじゃなくて、それこそHiHiとか5人組グループ全般に言える事だけど、パフォーマンス面で考えても、5人横並びもできるしフォーメーションも組めるし2対3で前後になってもいい。ユニットの組み合わせもそれなりに作れるし、ソロも5人分なら毎回アルバムに入ってたって問題ない。キャラ被りの心配もしなくていいし、メンバー同士の絡みもまんべんなく楽しめるし、序列とか立ち位置で悩むことも少ないし、あと少人数のほうがグループとしての結束力みたいなものはやっぱり生まれやすい。そして不思議な事に、4人が5人になるとか、6人が5人になった時に、いきなり開花したりする魔法の人数でもある。

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この制服っていうかジャージ…というかもはや体操着…?みたいな衣装、すごい新鮮さと同時になんとも言えない背徳感…(左2人のショートパンツのせいかな)。

私がTXTにスムーズに入れたのも、5人っていう絶妙な人数だったのが実はかなり大きいです。よく人間が瞬時に覚えられる数は「7(±2)」とか言いますが、興味のない一般人にとっては5人組ぐらいが“ちょうどいい”のは間違いないと思う。オタクは何人だって覚えられるけどさ。個々のメンバーを認識をしてもらいやすい人数というのは大きなメリットだし、それはメンバーにとっても同様で、やっぱり意志の疎通や人間関係が作りやすい人数ってあると思うんですよね。人間って一度に交流を深められる人数って限られてるし。

まあ大人数グループには大人数グループのよさもあるので(むしろ私は好きなので)どちらが良いとか悪いとかの話ではまったくないし、人数が少ない分各々が担う役割や責任も大きくて、一人ひとりの実力や人気が重要になってくる。必然的にライバルグループは自分たちより人数の多いグループである事になるでしょうから、そんな中で勝ち抜いていくためにも全員が強い武器を持っていなきゃいけない。そういう意味では今の時代、事務所もそれなりに自信がないと5人組で売り出そうと思わないんじゃないかなという気がします。 

誠実に一生懸命頑張る姿に宿るアイドル性

前にも書きましたが、求められている事に全力で応えようとしている感じに、めっちゃくちゃアイドル性を感じてるんだろうなと思います。これが一番惹かれた理由な気がするなー。とにかくみんな真面目で一生懸命で誠実に日々練習に励んでるし、何をやるにも全力で、チームが組まれてから本当に言葉通りずっと一緒にいるから(実際一緒に住んでるし)結束力も強い。チームワークを本当に大事にしていて、仲が良いだけじゃなくてケンカもするし、お互いを尊重しながら意見を出し合って支え合って築いてきた信頼関係が、パフォーマンスや普段の5人のやり取りからそのまま伝わってくる。オタクに伝わるっていうのがすごく大事なんだよね。

VLIVEとかでメンバー同士でいるときの自然体な感じが見られるのも大きいよね。あんまり他のグループと絡むのを見る機会は多くないけど、まだまだ人見知りで外仕事だと完全に借りてきた猫状態なのも、メンバーといる時と全然違って可愛い。ビッヒのタレントが揃ってる動画とかで、BTSに対してめちゃくちゃ緊張してたりとかして、普段堂々としたパフォーマンスばかり見ているから一瞬忘れるけど、彼らも普通の男子なんだなと思って癒やされる。

韓国のテレビで密着番組をやっていたり、メンバーの裏側が伝わるようなコンテンツも多くて、メンバーも常にカメラを持ち歩いて撮影してるけど、単に彼らのステージやパフォーマンスだけじゃなくて、練習中だったりプライベートだったりと、もはや生活の全てがある意味エンターテインメントになってしまうというのは、アイドルに課せられた宿命というか、避けては通れないんだな…と。やっぱりアイドルは大変で尊い仕事だ。

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あら可愛い。足がなげーこと。ちなみにオタクらしく家族に例えると、ヨンジュンがお父さん、スビンがお母さん、ボムギュとテヒョンが二卵性双生児、ヒュニンカイがペット(大型犬)。異論は認めます。

おまけ・J-POPとK-POPのアイドルの違いについて

これはもう少し現場行くなどK-POPへの造詣を深めてから、改めてちゃんと書きたいなと思っているので、今回は音楽性とかパフォーマンスとかの話ではなく、これまで感じた違いをザッと書きます。まずK-POPのアイドルたち、ファン対応がすげぇ。愛嬌って言われてるやつですけど、本当にすげぇ。そんなにオタクに媚びなくていいのでは…?とこっちが申し訳なるぐらい愛の言葉、感謝の言葉に常に口にする。ジャニでもファンサマシーンいますけど、もはやメンバー全員中島健人状態。サイン会の動画とか見ただけで逃げ出したくなる。TXTだとボムギュとヒュニンカイの迷いのなさすごい(語彙力)。

情報供給の量がすごい。いや情報としてすごく多いかどうかはグループにもよるんだろうけど、MVは何パターンも上がるし歌番組めっちゃ出るし番組も動画あげてくれる。日本のアイドルのようにテレビで観たり雑誌を買ったりする事が出来ない分、公式の動画配信(YouTubeやVLINE)、SNSやペンカフェ(TXTはWeverseという公式のやつがとても簡単)など、Webコンテンツの充実っぷりもすごい。あとファンカムっていう、現場にいるオタクが写真や動画を撮ってバンバンアップする文化がやばい(無法地帯)。長らくWWWに存在する事すら許されていなかったジャニとはまじで天地の差。

メンバー同士の距離感がおかしい。メンバー紹介でスビンとヨンジュンの距離感がぶっ壊れてるって書きましたが、正直全員壊れてますね。でも他のグループを見ていてもどこもちょっと様子がおかしいので、どうやらそれが当たり前というか普通の事のようです(まあ営業の一貫でもあるんだろうけど)。パーソナルスペースが狭いお国柄なのかなと。日本でも女子アイドルはわりとベタベタする子多いけど、ジャニではあんまり見ない光景なので、まだ私は慣れません。

髪色やメイクが派手。これは結構私の周りでも「あのメイクがちょっと…」って人は一定数いて、まあ正直私も最初はそう思ってたので気持ちはとても分かるんですが、なんだろう…結局さ「推しが可愛い」という感情を阻害する要素には全くならないんだよね…。むしろ私的にはTXTはわりとメイク薄めだなって思ってるし。でもセルカの加工はやりすぎ注意です(あれ単に加工が下手なだけなのかなとも思えてくる)。逆に配信とかですっぴん見れるとあざーっす!てなりますよ。…まあでもこれはすぐに慣れると思います。

あとは年功序列だったりCDが豪華だったりカムバのシステムだったりと違うところは色々あるけど、やっぱり一番大きいのは言語の問題かな。便利なものは溢れてますが、いくら調べてもどうしても細かいニュアンスまでは理解できないので、今は良くてもどこかでネックになってくる可能性はあるかも。ただ好きになってしまえばなんとかするのがオタクという生き物なのだなという事も痛感しています。ま、でもとりあえずYouTubeTwitterを「グループ名 日本語字幕」で調べたらなんとかなる。

これは余談ですが、参考にしたくてジャニヲタがK-POPにハマった系のブログをいくつか調べたんですが、私が読んだのが全部セブチ落ちだったので、なんか通じるものがあるんだろうなーと思いました。BTSがあんまりなかったのはちょっと意外だったんですが(そこまで調べてないけど)、やっぱり音楽性の違いとかなのかな。BTSはむしろ男子が憧れる感じなのかも。Jr.にも好きな子多いし。

終わりに(最後まで読んでくれてありがとうございます)

はー疲れた。何度か脱線しそうになりましたが(特にグループの人数の話とJとKの違いの話…そのうち書きたい)、ここまで辿り着いてよかった…。本当はなんでもいいからパフォを生で見てから…と思ってたんですけど期待してたKCONも消え、もうしばらくは現場の機会すらなさそうなので書いてしまいました。でもなかなか難しかったです。私がこれまでブログに書いてきた事って、自分の経験したことに対する感想だったり、メンバーやグループを取り巻く環境とか状況とかを、私の主観で書いてきただけだったので、グループの良さとかメンバーの良さを出来るだけ客観的に伝えようと思うとめちゃくちゃ難しいなって思いました。

そして1万字超え。爆笑。過去最長です。現場をなくしたオタクの行き場を失った情熱がこんな形で発散されるとは…。せっかくすごい頑張って画像いっぱい使ったり見出し作ったり動画埋め込んでみたけど意味なしっていうか、結局文字量の圧が酷いんだよな…。読んでもらいたいというサービス精神がまったく見えてこないね。ここまで読んでくれてありがとうございます。少しでもTXTに興味持ってもらえたら幸いです。おしまい。