今年も『DREAM BOYS』を観てきました。めっちゃ素晴らしかったです。なんか9月は色々ありすぎて感情が迷子にも程があるわって感じだったんですけど、Wゆうたのドリボが素晴らしかったという事だけは自信を持って言えるし、絶対忘れません。本当にかっこよかったです。
まず何にしても2人の情熱というか、熱量がすごかったです。初演だからっていうのも大きかったとは思いますが、ステージのあらゆる場面で気合を感じたし、歌も演技もダンスやパフォーマンスも、出来ることを全て出し切ろうとしてるのがとても伝わってくる舞台でした。去年ドリボを観た時も、観るたびに上達していくメンバー達に感動してましたけど、コンサートよりもそういう変化が分かりやすいのが舞台の面白さで、今回もそれをめちゃくちゃ感じました。いわゆる冬の帝劇舞台はキャストも多くて、どうしても主演以外は慣れてダレてきたり、言い方悪いですけど日に寄って手を抜いてる印象を持ってしまう事もあったんですけど、ドリボのような（ジャニにしては）少人数の舞台だとカンパニー感もすごく出るし、毎公演毎公演得るものや学ぶものがあって、変化していくんだろうなあというのを改めて感じました。
でもとにかく本当にWゆうた素晴らしかった。岸くんは歌もダンスもいわゆる全力系なので生で観たほうが輝きが伝わるタイプだなっていう印象はあったのですが、肉体作りだったり歌唱力や演技力の底上げもあって、ますます迫力と存在感を増していた感じ。2幕でマダムとリカさんと歌う『Get It!』なんてあのお2人と対等に（は言い過ぎかも）歌い合ってるのとかすごいなと。あとキスマイ主演の玉森くんの時とは違って宮田くんポジがいない分、岸くんがお笑い要素を担っていたのも良かったなあ。ユウタ＆ユウトの絡み毎回めっちゃ面白かったです。ゆうぴが思いっきり岸くんいじってるのとか、主演が岸君だから成立した事だよねと思うし。
そして神宮寺はねーまずめっちゃ歌が上手くなってたのにびっくりしました。あんなに声量があって聴きやすい歌を歌う人だとは思ってなくて、本当に驚かされました。相当練習しただろうな…。岸くんがわりと歌い方の癖が強いので、良くも悪くも岸くんに歌の印象を持ってかれちゃうのかなって思いきや、むしろ神宮寺のキレイな歌声が印象的で、実はこの子めっちゃくちゃ華があるのでは！？！？と大発見した気持ちに。キンプリだとわりとまとめ役に徹しちゃってるの勿体ない。あとキャラ的にクールさをすごく意識してる感じがして、千賀くんのチャンプとはかなり雰囲気の変わった、これも神宮寺にしか表現できない優しさがにじみ出てくるようなチャンプだなって思いましたね。
基本的には去年のストーリーから大きな変化はないんですけど、細かい所で伝わりやすい演出やセリフが追加されていたりして、正直去年より今年のほうが100倍ぐらい分かりやすいな…と思いました。まあもう長い舞台なので今更内容がどうとかいう事でもないんでしょうけど…。去年はジャニヲタになってから初めてのドリボだったって事もあったし、そもそもお目当てが主演のキスマイじゃなくてHiHiだったのもあって、キスマイとのローラーが最大の見どころだったんですが、今年は終始見どころしかなくて。実は去年のドリボを観た後、もし来年キャス変するとしたら平野主演でやりそうだねっていう話を友人としていて（チャンプは岸君で）。それはそれで良かったんだろうなと思うんだけど、でもWゆうたの関係性が役柄ともリンクしてたし（そういうのすごく大事！）、この2人にしか表現できない舞台になっていたなと思うので、岸優太と神宮寺勇太のW主演でやるって決めてくれた人と握手したいです私は。来年も絶対Wゆうたでやってほしい。
そしてハイ美侍に関してはですね…まずHiHi3人はよく代役を入れずに最後までやりきったなと賛辞の気持ちしかないです。もともと5人の中ではセリフや役割の多い3人が残ったのは不幸中の幸い…なのかな。特にゆうぴは、失礼ながらあれこの子こんなに感情のこもった演技する人だったっけ？ってビックリしました。全員すごく良かったし頑張ってたけど、観るたびに変化が感じられたのはゆうぴでしたね。そもそもユウトは他の子と比べて出番が圧倒的に多いしアドリブのシーンもあるから変化を付けやすい所もあるのかなと思うけど、それにしてもすごいなと感心しながら観てました。ただパフォーマンスのシーンに関しては、5人で構成してたものを3人でやらなければいけないのがやっぱりエグくて、はしさくがっていうよりはシンプルに「人少なっ」てなるやつでしたね。ローラーやバトンなんかもしんどそうだったし、特に後半ユウトが倒れてからは4人→2人になってしまうのでなかなか厳しいものがありました。3人の頑張りは素晴らしかったけれど、やっぱりHiHIは5人そろってなきゃHiHiの魅力は出し切れないって事を改めて思い知らされたなと。まあこれは個人の感想です。
あとは龍我くんも良かったなー。チャンプ側の刺される役でかなりいい役をもらいましたが、そもそも舞台で演技をする龍我くんを観るのって実質初めてというか、まあ冬の帝劇で美 少年の1人としてステージに立つ所は観てきましたが、キャラクターを演じている姿を生で観るのは初めてだったんですよね。演技自体は頑張ってるなーって感じだったのですが、ちゃんと役に入ってる感じというか、ライブで観る龍我くんとは表情とか佇まいが全然違ってて「お！」と思いました。やっぱり何十人もいるうちの1人なのと10人（8人）のうちの1人では、観る側にとってもそうだけど演者にとっても意識が変わるものなのかもしれないな。さっきもちょっと書いたけど、冬の帝劇なんかだとつい気が緩んでる瞬間とかを見てしまって「あー」って思っちゃう事もあるのだけど、そういうのは全然なかったし。あとやっぱり華があるなーって。あの抜群のスタイルも相まってこの子本当に三次元に生きてます？って気持ちになりました。
SHOW TIMEも良かったですね。最後にああやってド派手にバーンとやるのが、ジャニの帝劇舞台って感じがして本当に楽しいです。特に私は『DREAMER』の2番を若手で歌うのがお気に入りでした。ああいう演出大好き。ワクワクしちゃう。毎公演あっという間に終わってしまって、何度見ても発見があって素晴らしい舞台でした。交換で一緒に入った子が平野担で、とりあえず1回入れればOKみたいな感じだったらしいんだけど、幕間ですごい感動しててもっと入りたいかもって言ってて「でしょ？」って気持ちになりました。活動自粛の件を差し引いても、私ももっと入りたかったです。来年もWゆうたでドリボやって欲しいし、もし2人以外のキャストが変わってしまったとしても観に行きたいです。おしまい。
