アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

クリエという魔力

HiHiのクリエに入ったのですが、私ついに作間くんに完全に落ちてきました。今回、私のジャニヲタ現場史上トップを争うぐらいステージに近い席で見てきたのですが(あ、席運くそったれなので最前とかじゃないです)、私かなり目が悪くて、メガネやコンタクトをしていても双眼鏡なしでステージ上のメンバーの顔がはっきり見えた試しがないんですよ。でも今回、完全にはっきり見える距離感で作間くんを見てしまって、通路側だったのでハイタッチとかしてもらって、おまけに私の思い込みかもですがファンサ的なものまでもらってしまい、見事に陥落したのでした。所詮、チョロヲタです。

ジャニヲタになってからの3年間いろんなグループ、いろんなメンバーを気安く推しにしてきた私でしたが、特別に誰かの担当を名乗る気にはなかなかなれずにいました。女子ドルの推し文化が抜け切れないというか、推しをそのまま担当と言い換える事に違和感があったし、担当と推しの違いも分からなくて、推したいなと思うメンバーはいっぱいいたけど自信を持って「○○担です」と言えるほどの存在に出会えていなかったんですよね(まあ結果的には出会ってたけど)。無理に消去法で決めるものでもなし、「担当としか表現しようがない!」みたいな推しと出会えるのを待とう的なスタンスで過ごしてきましたが、ついに今回のクリエで作間くんに対する気持ちがハッキリしたというか、今までわりと横並びでいいなと思ってた推しの中から抜け出す存在が出てきたなと。「で、結局誰が一番なんすか?」と聞かれるたびに誤魔化してた私にもついに担当が…?16歳のDKはもはやホラーですね、自分でもゾッとしてます。なんて言うか申し訳ない気持ち。

まあ作間くんは私がJr.にハマるきっかけになったメンバーの1人である事は間違いないし、特にHiHiに加入してからの覚醒っぷりは本当に素晴らしくて、龍我くんと並んで私のJr.推しツートップでした。で、何故龍我くんではなく作間くんだったのか…というと、やっぱりHiHi Jetsっていうグループの存在が大きいのかなと。2年前のJr.祭りでハマって以降、HiHiと美は同じレベルで現場に行ってきましたし、応援してきたつもりです。ただいつまで経っても龍我くんを見てるだけで完結してしまう美と、作間くんの加入が前提にあるとはいえグループとしてどんどん好きになってるHiHiとの差は広まる一方で。グループアイドルに対するスタンスとして、推しを作らないとグループ自体にハマり切れないところがあったのですが、その逆もしかりなんだなと。5人それぞれにちゃんと関係性が出来上がっていて、それでいてただ仲良しな友達みたいな感じではなく、仕事仲間としての関係性も同時に育めている。今の5人になってまだ1年しか経ってないなんて信じられないぐらい絆が深くて、それがJr.のグループとして正しいのかはわからないんだけども、でもHiHi Jetsってほんとにいいグループなんですよ。

振り返ると、認めるのが嫌だっただけで去年のサマステの時点でほぼ結論は出ていたのかもしれません。まあ要するに美というか龍我くんを推してると得られる安心感を手放す事が怖かったんですよね。美クリエのブログにも書きましたけど、私は龍我くんが下げられることはまずないと思ってて、もっと言っちゃえば本人が辞める判断をしない限り何らかの形でデビューするだろうと思ってるんですよ。根拠はないけど。だからJr.と言えども安心して推せてたというか。だから作間くんを一番に推すのも正直怖いけど、まあ自覚してしまった以上、それを否定するのもまた難しいですよね。なかったことには出来ないですから。まあ未成年なのが色んな意味で大きな不安材料ではありますが。

その自覚に至ったきっかけが、狭さ近さにパラメーター全振りのクリエでいいのか…?という疑問は残りつつも(だいぶ特殊なフィルター掛かってるはず)、でもどれだけ近くで観たってファンサもらったって好きにならない時はならないわけで、その辺はタイミングということにしておきます。とはいえ基本的にDDである事に変わりがないというか、それで龍我くんや美がどうでもよくなるわけでもないし、なにわとかデビュー組含め他グループを観に行かなくなるとかそんな事はまずないので、ヲタ活的にはさほど大きな変化はないかなと思います。優先順位が明確になっただけ。

ではHiHiクリエの話をしましょうかね。まず第一印象としては、全員ちゃんとしたソロ曲をやってくれたのが素晴らしかった。Jr.ってちゃんと歌声を聴ける機会が本当に少ないので、(生歌云々はひとまずおいておくとして)ソロをやってくれるとしっかり個人個人の歌声や歌唱力を認識できるのがよい。一番いいなと思ったのは橋本涼くんで、まあ彼に関しては普段の話し声から分かってたけど、本当に声質が魅力的だなと思う。アイドルの歌唱力についての考え方って結構個人差あるなと思うので、一概に上手下手って話はし辛いのですが、私はアイドルの歌の良さって声質で8割決まると思ってるんですよ。ピッチとかリズムとかはある程度ボイトレでなんとかなるんで「声そのものの響き+歌声が喋り声の延長線上にあるかどうか」が重要だなと思ってるんですけど、はしもっちゃんはかなり私の理想に近い歌声だなと。瑞稀くんもすごくいいんだけど、はしもっちゃんと比べると弱々しいというか声量がないのがちょっと気になる感じ。猪狩と作間くんも声質はいいから地声の音域がもっと広くなったらいいなと思う。ゆうぴは…残念ながら「歌に向いてない声の人」だなと思うけど笑、まあでもグループに1人ぐらいそういう子がいたほうがいいのでよし。

ソロ以外では、TDCで先にやっちゃったけど実質お披露目だった『情熱ジャンボリー』と『Be my story』は、どちらもこれまでのHiHi曲にはないタイプの一緒に踊れる系で楽しかった。特に『情熱〜』は本人たちも自分たちでは選ばないタイプの曲って言ってて、そういう曲こそ大事!と思いました。コズメロには若干劣るけど中毒性あるし盛り上げ曲とかファンサ曲としては鉄板になりそう。あと嵐曲はHiHiとの相性が異常にいい良くて(まあハズレなしの王道曲だからどこのユニがやっても基本盛り上がるけど)、全体的にかっこいい系の曲に偏っていたからってのもあるけど『MU-CHU-DE 恋してる』からの『Troublemaker』がめっちゃテンション上がる。あとはセクゾの『君と…Milky way』、評価は別れてたけどドリボコーナーも良かったし、だぁどらとMCは安定のフリーダムで、個人的にはMCと各ソロ曲聴くだけでもお釣りが来る内容でした。ただ去年のクリエ、サマステ、ドリボ、帝劇の総集編みたいな内容だったので、ずっと観てきた人間からすると目新しさには欠けたかな。それを回避するために構成がちょっと変化球だった気はするけど、それもあまり効果はなかったかなと。まあ美単独の時にも思いましたが新曲・初披露曲がほぼない中で新鮮さを出していくのって難しいですね。クリエも3年目ですしサマステもあるし、今後はお客さんを飽きさせない工夫がさらに必要になりそう。それと去年も同じ事を思った記憶があるんだけど、曲と曲の間が詰めすぎ。拍手したくても次の曲にすぐいっちゃうので、もう少し間があるといいのになあと思いました。まあこれもクリエっぽさではあるけど。

あ、そうそう。今年は当券チャンレンジで見事に玉砕したのでその事も記念に書き記しておこう。2年前までクリエは当日に会場前に並び、クリエのお姉さんがその場でくじ引きをして当日券を買える人を決める(日によって違うけど500〜900人ぐらいの中から20人ぐらいが当たる)っていうシステムだったのですが、去年から前日の電話予約でキャンセル抽選参加券なるものを取れた人だけが並び(30人ぐらい)、さらに公演前に抽選をして当日券を買える人を決めるっていうシステムに変わったんですよ。で、私も頑張って電話できそうな日にはしてたんですけども、1回だけ奇跡的に電話が繋がりまして並んできました。結果としては最初の抽選で外れてすごすご帰って来たんですけど、クリエの狭いエントランスに30数人並べられて、お姉さんに番号を呼ばれるのを待つ時間の長いこと長いこと。実は以前、当券の列に並んで入った事があるのですが、その時は700人ぐらいの中からの抽選なのでダメ元というか、呼ばれたらラッキーぐらいのモチベーションだったんですけど、今回は前日の電話争奪戦に一応勝利した上での参戦だし「35人中20人が呼ばれます」というアナウンスだったので、どうしたって期待しますわな。まあ10人目辺りから「もう無理だな」という諦めモードになり、何故なら仮にここで呼ばれても最終的には10人ちょいしか入れないので番号が遅ければ遅いほど入れる確率が下がっていくからなのですが、結局呼ばれることなく無駄に日比谷と会社を往復しました。先走って半休とか取らなくてよかった…。

そして内容はさておき1年ぶりにクリエに入ってみて思ったのが、そんなに何回も入るもんじゃないな、というのがわりと強がりじゃない素直な気持ちです。2年前はB少年に転げ落ちた直後、去年は作間くん加入と色々感覚が麻痺してたところがあったと思うんですが、一定の期間を経て自分の感覚が正常値に戻って来るとなかなかしんどいなと。箱に見合った楽しみ方も勿論あるとは思うので、狭いのが良い悪いとか言うつもりはないんですけど、楽しい事やクリエでしか味わえない体験がある反面かなりストレスも多いし、自分だけの問題じゃなくオタクたちの言動やチケットにまつわるアレコレも含め色々と特殊すぎて。何よりあの近さという魔力にどうしても振り回されてしまう事に凄まじい抵抗を覚える。満喫しておいてどの口が言うねんという感じかもしれませんが、やっぱり向いてないな…というのを実感したクリエでした。おしまい。

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このまっすー風衣装かわいかった。