アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

希望はどこにある?

えーと、はしもっちゃんと作間くんが年内活動自粛になりました。この件については、ドリボの感想と一緒に軽く触れる程度でいいかなと思って書き始めたら案の定長文になってしまい、Wゆうたの素晴らしい舞台が台無しになってしまう気がしてきたので、ちょっと嫌だけど単独で書く事にしました。私が何か言ったところで何も変わらないのだし黙ってようかとも思ったのですが、でもここ1年の私はHiHi Jetsの活動でたくさん楽しい思いをさせてもらったし、もっとHiHi Jetsの未来が観たいし、彼らに対してたくさんの感謝の気持ちがあるので、応援の意味も込めていつもより少しだけちゃんと向き合いたいと思います。

まずとても残念だけど、これまで積み上げてきた自分の価値を自分で下げるという一番やっちゃいけない軽率な行為をしたな、というのが率直な気持ちです。以前JUMPやNEWSのときにも同じ事を書きましたが、起こした事の大きさとか相手とかは関係なく、この手の失敗に対する私の捉え方は「自分で自分の価値を下げちゃ駄目」だということです。それ以上でもそれ以下でもない。事務所やオタクが許すか許さないかというのは問題の本質ではなくて、本人が間違った事をやったと思うならその過ちを認めて反省し、同じ事を繰り返さないよう頑張るしかなくて、それが出来ないならそれはそれで仕方ない。起きた事はなかった事にはならないし、どんなに努力をして築き上げた信頼でも失うのは一瞬で、だからこの件をきっかけに彼らが無理になる人がいても仕方ないと思う(元々彼らを見てすらいない人の事はどうでもいい)。ただそれと同時にこれまでのHiHi Jetsの努力が、社畜社畜と言われ続けて、レッスン、舞台、コンサート、メディア仕事を何年も休まずこなして来た彼らの活動があったのは事実だし、この一件でそれがゼロになってしまうのはさすがに酷だなと思う。2人が今までJr.として色んな事を犠牲にしながら活動して来た姿を、応援してきたオタクなら誰もが見てきたと思うし、我々に言われるまでもなく、ずっと一緒に活動してきたメンバーや近くでちゃんと見てくれてた事務所の人たちの方が何倍も分かってると思いたいです。

私は彼らが成人してさえいれば、寝顔流出させるような女の子と遊ぶのも飲酒喫煙をするのも、自分に必要な事だと思うなら自由だという考えです。その自由と引き換えに何を失うのか分かっててやるなら自己責任でお好きにどうぞと。結局は本人の価値観と優先順位の問題なので、オタクは「この人はそういう価値観で生きてるんだな」と思って受け入れるか離れるかを選ぶだけ。でも2人はまだ若くて子供で、子供ってのは間違う生き物で、大人には想像もつかないようなちっぽけなものにも躓いて転んでしまうんです。だからこそ誘惑だらけの世界にいる若い彼らを、道を踏み外さないように導いてあげるのが、彼らでお金を稼いでる大人たちの義務であると思う。所詮Jr.、じゃなくて本来立場の弱いJr.こそ守らるべき。もちろんそれでも止められない事もあるし、例え若さによる過ちだったとしても許されるべきではない事もあるけど、今回の事は誰かに危害を加えたわけでも被害者がいるわけでもない。公表されている範囲で言えば「プライベートの写真がネットに公開された」だけだから。

まあ実際の争点はそれだけじゃないんだろうなって事もわかってます。「年内活動自粛」を額面通りに受け取れるほどこっちも子供じゃないし、何事もなかったかのように元通りになるなんて思ってもいないです。謹慎が解かれて辞めずに事務所に残っても、2人がHiHi Jetsのメンバーとして復帰できる可能性はかなり低いと思うし、仮に戻れたとしても今までのようにはお仕事をさせてもらえないと思う。それぐらいたくさんの人たちに迷惑をかけたし、ずっと一緒に頑張ってきた大事な仲間と、評価してくれた仕事関係者と、これまで支えてくれたオタクを裏切って傷つけたのだから。どんな処分を下すかは事務所が判断する事で、我々はただそれを見守ることしか出来ないけど、でももし少しでも彼らに改善の余地があるのなら、若い2人にやり直すチャンスを与えてくれる事、残された3人がそれを認めてくれる事、そして本人たちに続ける意志とこの状況を乗り越えてやろうという強い気持ちがある事を願ってます。結局、推しを観られなくなる事以上に辛い事なんてなくて、幸いな事に私は2人がまだドリボに出ていた1週目に観劇する事が出来たんですが、それだけが唯一と言っていいぐらいの救いでした。

それにしても、本当にやっかいな時代になっちゃったね。流出の詳細な経緯はあんまり把握してないというかする気もなくて、せいぜい新聞や週刊誌の記事とまとめみたいなのを読んだぐらいなのですが、要はネタの売り先が週刊誌からSNSに変わっただけじゃないですか。そして拡散を手伝ってしまうオタクね(これあんま言うと怒られるけど内心羨ましいんだろうなって思ってる)。国民総パパラッチとはよく言ったもんですよ。もちろんそんな迂闊な行動を取った事自体が問題なのは前提として、もはやヤラとか厄介とかいう次元じゃなくて、脅しに使える写真や音源撮って関係切れそうになったらばらまくっていうもう完全に半グレのやり方だもの。ウシジマくんかよ。普通に脅迫だし名誉毀損なのに、ルールも失うものもないから余計に質悪い。でもああいう存在自体は昔からずっといて、もちろんこれから先もその存在をなくす事は不可能で、だからこそ絶対に関わっちゃいけなかったし、ちょっとでも近づいた時点で負け確定だった。みんなきっと「自分だけはバレない」「自分だけはうまくやれる」と思うんだろうな。みんなウシジマくん読も。関わっちゃいけない人種一通り載ってるから。

こういう事があるたびに、自分は何故アイドルを応援しているのかなーと考えます。まあ基本は楽しいからなのですが、趣味って他者に委ねられる部分が大きくて、だからどうしても思い通りにならない事とかままならない事に定期的にぶつかるわけです。それが生身の人間相手ならなおさらに。でも私にとっては、その不完全なところやままならなさもアイドルの魅力というか、完璧さなんて全然求めてないんですよね。むしろ駄目なところも含めて愛せるかを試されるのかなと思うぐらい。失敗による出遅れや不遇だった期間が助走になって活躍する子も見てきたし、何が武器になるか分からない世界なので。それでいて、恋愛したり遊んだりハメ外して失敗したり、そういう普通の10代の子なら誰もが経験してる事が許されないのも、やっぱりアイドルがアイドルたる所以というか、ファンの理想に応えようとする精神にアイドル性みたいなものが宿るのかなと思っちゃうんですよ。恋愛禁止なんて馬鹿げてるってすぐ言う人いるけど、ゲームだってスポーツだってルールがあるから成立するし面白いんじゃないですか。禁止事項があるからこそ手に入るもの、約束された世界があると思うんですよ。まあだから長くは保たないんですけども。つくづくアイドルという仕事選んでる人ってスゴイなと思います。いろんな意味で。

最初はこういう内容を手紙にしたためようかな…と思ったんです、他に出来る事が思いつかなくて。でも私ファンレターってものを人生で1度も書いたことがなくて、書きたいと思ったこともなくて、何でかなと思ったら、特に推しに伝えたい事がないんですよね。こうやって、誰が見てるか分からない事を意識をしつつ差し障りない範囲で思った事をブログに書くぐらいがちょうどいいかなって(まかり間違って本人の目に止まってしまっても大丈夫な内容にはしようと思ってるけど)。下書きぐらいにはなるかなと期待したんですけど、実際書いてやっぱり私の文章って独り言だなって事を思い知ったし難しいですね。ドリボ中に書けるかな。でも出すなら作間くんじゃなくて猪狩に出したいのよね。

はー。文章自体は発表翌日には9割方出来てたんですけど、出す出すまいかでずっと悩んでました。あんまり自虐的な事言いたくないけど、クリエで作間くん推す覚悟を決めた3ヵ月後にコレかい、みたいな気持ちもあるし、作間くんですらこんな事あるんじゃ他のメンバーだって何が起きてもおかしくなくね?って気もするし。でも少クラの見事すぎる消されっぷり見て心が決まりました(あんな雑な編集するぐらいなら放送すりゃいいのに。スポンサーいないんだし)。最後まで悩んだのが記事のタイトルなんですけど、これは乃木坂46の「夜明けまで強がらなくてもいい」のサビの歌詞で、今の気持ちに近いフレーズだなと思っただけなので、それほど深い意味はないです。最近あんまり乃木坂は追えてなかったんだけど、4期生のセンター曲って事でちょっと注目して見たら、歌詞も曲もなんか懐かしい感じというか、初期の乃木坂っぽくて好きだなと思ったので使わせてもらいました。良かったらMVだけでもどうぞ。ここのプロデューサーは、弱っている人間を描写するのが本当に上手いなと思います。おしまい。