アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

ジャニーズJr.祭の話。

『ジャニーズJr.8・8祭り 〜東京ドームから始まる〜』に参加してきました。で、まあご存知の通りSnow ManSixTONESがCDデビューを発表しました。まず率直な感想を言わせてもらうと、“ジャニーズJr.のコンサート”と銘打ちそれなりに特別な日である事を大々的に謳っていた公演で、特定のグループのデビュー発表をしちゃうのか…という残念さが残りました。それは私が他のグループを応援しているオタクだからっていうのも大きいと思うんですが、でも別に先を越されたとか悔しいとか嫌だとかそういうのでは全然なくて「ここで発表か…」というモヤッとした気持ちです。まあ構成から選曲から演出から何から何まですのスト仕様でしたし、そもそも何らかの発表がある事はもちろん想定内ではありましたし、でもだからこそ一緒に参加した友人たちとは「頼むから会場が荒れるような偏った発表事だけはしてくれるな、平和なお祭りを観せておくれ」と願っていたんですけどね…仮にデビューがハイ美なにわ辺りだったとしてもこの発表の仕方だったら同じ気持ちになっていたと思います。正直言って100人いたら100人が「地獄」と思う発表の仕方だったし、これを誰が望んだんだろうと。でも大舞台だからこそ発表したかったんだよね、他グループのましてやオタクの気持ちとかどうでもいいもんね。知ってる知ってる!

この手の事って形は違えどハロヲタ時代も48好きだった時代にもあって、その度にそのままならなさに色々思うけれども、結局は変化を受け入れていくしかないというか、受け入れた人が残っていくだけなんですよね。もうそれは身にしみて理解しているので、久しぶりに芸能界っぽいというかアイドルらしいリアルな現実に直面したなという気持ちです。まあね、他のグループのメンバーやそこのオタク達が何を思うかまで考えていたら何も出来ないし、それこそJr.におけるデビューなんて、どこでどんな形で発表しようとも該当以外にとっては残酷ショーでしかないわけで。そういう意味では、今回のデビュー発表がすのストでしかも2組同時だったのは、想定しうる中では最小限のダメージで済むチョイスでもあったかもしれないです。もしすのストのどちらかだけだったり、そこを通り越して若手グループがデビューするとか、解体選抜が行われるとかいう事があったら残酷さ桁違いだったし、まじで阿鼻叫喚からのお通夜になりかねなかったろうなと。でもやっぱり発表後、他のJr.の表情だったり佇まい見てると切なかったです。そして、いつだか知らないけど2020年のデビューまでの最長1年半はこの状況が続くのかと思うとちょっとしんどいです。

とはいえ、デビューはおめでたい事です。デビュー出来るのと出来ないのとでは大違いだし、すのストとそのオタク達に対しては、色々頑張って、耐えてよかったね、と激励したいです。これ言ったら嫌がられるだろうけど粘り勝ちしたなと。もちろん粘れたのはちゃんとオタクが応援し支え続けた結果だと思うし。2018年の春に順当にKing & PrinceがCDデビューしてからは、今後のJr.はどうなっていくんだろう? という雰囲気がJr.界隈にはあったと思います。分かりやすくハイ美以下に世代交代するかと思いきやまさかの関ジュからグループができ、タッキー社長のもとジャニーズアイランドが誕生し、キンプリより歴の長いグループにはグループ単位や個人でのお仕事がたんまり与えられ、Jr.の新しい活動形態を模索してるんだろうな…なーんて思ってたらコレですよ。Jr.のままデビュー組超えるだとか、CDデビューではない新たな形がとか言ってましたけど、やっぱりジャニーズにおいてCDデビューっていうのは絶対的なものなんだなと。2組同時デビューってのは若干お茶を濁された感もありますが、そこの勝敗はデビュー後に持ち越すわけねと。あとは本人達とオタクが頑張れよという事なんでしょうね、本当のライバルは外の世界にいるわけですし。残された我々としてはある種の高みの見物をさせて頂く感じですが、ご祝儀買いはします!あとFCも入るよ。

で、本題のコンサートについてですが、まず今回なかなかの良席を引き当てまして、アリーナのセンステ花道最前だったんですよ。あそこを最前と表現するのが正しいのかわからないので厳密に言うと、所謂センステから左右に伸びる花道を最前で観れる席で且つサブステ側だったので、常に誰かしらが近くにいるような状況でした。多分今まで入ったジャニーズのアリーナクラス以上のコンサートで一番いい席だったと思います。デジチケになって当日まで席わからない問題を抱えているわけですけど入場口が11ゲードだった時点で「天井回避!多分!」とか言って同行する友人たちとホッと胸をなでおろしつ当日を迎え、発券したらアリーナで、席に行ったらまさかの花道&サブステが目の前って震えるよね。昔メンステ寄りの席には入ったことはありましたけどステージ高くて意外と見にくくて、だったらスタンド前列のほうが死角ほぼないしいいわと思ってたんですけど。普段あんまり席がどーこーとか言わないですけど、さすがに5万5千人入るJr.の東京ドーム公演でこの席を引けたのは、素直に嬉しかったです。

内容に関してはね、もう私はHiHi Jetsが東京ドームをローラーで駆け抜ける姿を観れただけで感無量でした。入場して外周にスロープがある事を確認して、ローラーで走れる!となり(ちょうどサマステのMCでそんな話をしてたんですよ)、実際にローラーで花道をすごいスピードで走り抜けてるのを見て心臓バクバクしてました。私がずっと観たかったのはこれだよ!と心で叫んでました。いや声出てたかも。すでにハイ侍のサマステが始まっていてもう観てきて(ちゃんとした感想はまたブログ書きます)、案の定めっちゃ楽しいんですけど、EXシアターはHiHiには狭すぎる。ローラーを活かすセットをいくら作ったって、あの狭い舞台や細いバルコじゃHiHiの本来の良さや魅力が出しきれないなっていうのがあって。なのでドームに立ってローラーで走ってるHiHiを観るのがもう幸せすぎて、この日16時まで仕事してて昼も食べ損ねてヘロヘロでドームに向かったんですけど、何かもうその疲労が数時間で消し飛んだというか、全身の血が入れ替わったような爽快な気分でした。

あとは正直あんま記憶ないっていうか、もう色々あり過ぎて飛んじゃってる事も多いんですけど、ローラー付いてる太鼓好きすぎ芸人なのでイエゴからの腹筋太鼓は「これドームでやるやつちゃう」と思いつつめっちゃ楽しかったし、ドームのJr.マンションは圧巻だったし、ハイ美のおいサンはガッツリ踊りつつ、メンバーが予想外に最高すぎて『君と…Milky way』にめっちゃ湧きました。セトリに対しては、あれだけの数のグループが出るわけだし、すのスト寄りの内容だったのもあるから細かい事言うつもりもないんですけど、できれば美 少年にはコズメロやって欲しかったですね。ドームでコズメロ観たかった…絶対盛り上がった…。まあ新曲だしモニターに「作詞・亀梨和也」ドーンをやりたかったんでしょうけど、美はあと2年はコズメロをマストでやらないとダメ。

あっという間に前半が終わって発表事によって何とも形容しがたい空気になり(あれこそ会場にいた人じゃないと分からないだろうな。個人的にはハイ美のユニブログ開設かなり嬉しかったんだけど他と比べてネタしょぼすぎて辛くなった。なにわの全国ツアーは普通にめでたい)、長めのすのストタイムが終わった後、この先どんな気持ちでコンサート楽しめばいいのかよく分かんなくなってるオタク達を相手に、なにわ男子の『ダイヤモンドスマイル』が息の仕方を思い出させ、社歌『HiHi Jets』で一気にJr.コンのムードを取り戻し(いがゆとめっちゃ頑張った)、キミアト、勇気100%からの水着Jr.ワラワラと、マジでトンチキ全開過ぎてやばかった。でも元気出た。ずぶ濡れで通路走っていくチビジュたちよ…ありがとう。コケてた子大丈夫だったかしら。

コラボコーナーの『青春アミーゴ』には龍我くんも出てきてテンション上がって、ちょっと遠かったけど双眼鏡でガン見し(めっちゃ足上げ頑張ってたのに、モニターではラウみちばっかり映しててちょっと悲しかった)、『パラダイス銀河』では作間くんがバンクの下で横たわる先輩たちをローラーで飛び越すやつを成功させて目立ちまくってて最高でした。猪狩のラップもめっちゃかっこよくて、ラップ担当の中で一番好き。後半はデビュー組の曲を中心にそれぞれのグループがいろんな位置に散らばっての全体パフォで、誰かしら花道やそこのサブステにいるからマジで目が足りない。アリーナの難点として逆サイドで何が起きてるのかさっぱりわからないというのがあるので、ちょくちょく推しを見失ってあわあわするんですけど、それもまたなんか楽しい。EXやクリエのほうが距離としては近いはずなのに、奇妙な一体感があって、やっぱりアイドルはドームみたいな広い会場が本来の生きる場所だなって思いました。

オープニングもHiHiからスタートしましたが、最後の挨拶でもHiHiが年少チームのリーダー的なポジションを任されていて、あのゆうぴが東京ドームで仕切りをやらせてもらっているってのにも感動しました。キンプリが抜けた後のJr.は、思ったほどパワーバランスが変わらなかったけど、ついにハイ美、そしておそらくなにわが今後のJr.を引っ張っていく存在になるんだなと感じた瞬間でした。まあ色々あったけど、私はまだ全然楽しめた方のオタクだった事は間違いないです。そして今後、トラなにわハイ美体制になったJr.は素晴らしいだろうなと確信しました。

このブログは公演後すぐに書き始めたんですけど、その日の夜は一緒に参加した友人達とあーだこーだ喋ったのもあってそんなにネガティブな感情にはなってなかったんです。でも翌日から何故かじわじわダメージが来てて、美はなんとも言えないけど、HiHiやなにわは絶対に色々と思うところあるだろうなと思って。9日はサマステに行く予定だったので、何かもしメンバーが少しでも暗い顔してたら私も絶対ショック受けるだろうなと思って気が重かったんですよね。でもそしたら最後のHiHiの挨拶で、猪狩に「俺たちを東京ドームに連れてってくれますか!」って言われて(知らない人に一応説明しておくと猪狩の問いかけに『ハイハイ!』ってオタクが応えるコーレスみたいなのを毎公演の最後にやるんです)、私はもうそれに完全に打ちのめされて。アイドルってすげぇなって心の底から思いました。今回デビュー出来なかったJr.たちも、メンバーが諦めさえしなければオタクは大丈夫だから、今まで通り目指すものに向かって一生懸命真っ直ぐ突き進んで行ってほしい。で、我々はそれを続けるためのモチベーションの一部になれたらいいなと思いました。うーんやっぱりしんみりした終わり方になってしまった。おしまいです。

f:id:nancy:20190810001615j:image