アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

なにわ男子のこと

いきなりですが、なにわ男子の話をしたい!!! というわけで。いやずっと書きたくて下書きには色々残しつつ、でもちゃんとこの目でなにわ男子を観てから書こうと思ってたんですよ。でも梅芸が外れ、クリパが外れ、あけおめが外れ(さすがに城ホ全滅には愕然としましたが)、やっと春松竹で局名義がお仕事をしてくれたのですが、でもなにわ男子も含め、Jr.の置かれる状況が日に日に変わっていって、来月…いや来週、明日もどうなってるか分かんないので、今しか書けない事を書いておきたいなと。実際に観てみたら色々思うことはあるだろうけど、それはそれで書けばいいかなという気持ちで、今、なにわ男子について思うことを書いていきたいと思います。

まず結成が発表されたときにブログでも少し書きましたが、「まさかこのタイミングでこのメンツで関ジュにユニが出来るなんて」という第一報への驚きを経て、「今の関ジュのいいとこ取りしたユニット」というのがなにわ男子に対する印象。私としてはトリオが揃ってユニ入りしてくれてホッとした、という感じでしたが、兄組と組むことに不満がある人も多そうだったし、さらに大西畑と丈橋については、今まであった括りが解体されてしまったりと、なんともJr.らしい洗礼を受ける形での結成でした。この選抜にはいろんな見方や考え方があるだろうけど、既存のJr.ユニットとか、括りから昇格したようなユニットとはちょっと意味合いが違うというか、かなりシビアに厳選されたユニットだなと私は感じました。だからそこオタクの反響も悲喜交々だったわけで。もしこれまでの括りのままユニ化してたら、きっともっと平和に受け入れられていたと思うけど、でもそれだと東京にいっぱいあるユニと同列かそれ以下の扱いでしかなかったと思うんですよね。それに本人たちの発言からも明らかにデビュー候補というか、デビューを想定して組まれてると思うので(デビューするとは言ってない)、最初から完全にデビューの射程圏内にいるユニットって、近年だとKINGぐらいじゃないかな。まあ個人的には、こういうシビアな選抜はデビューする前提でやるべきだと思いますが。

結成自体にかなり賛否が別れる状況でスタートを切ったなにわでしたが、オタクの反発を他所に展開が早い早い。かなり前から準備してたんだろうなと思うんですが、事務所御用達のアイドル誌で一挙解禁されてすぐWebの連載が始まり、翌月からの関ジュコンではオリ曲&オリジナル衣装をゲット、東京Jr.の推されユニと同レベル…いやそれ以上かも?なスタートダッシュを決め、エイト横山&大倉サポートのもと地上波バラエティや音楽番組出演などメディアに売り込み、さらに関西の先輩のバーター仕事が絶え間なく入ってくるという大盤振る舞い。当然のように先輩のコンサートでは時間をもらって曲披露、カウコンにも学生メンバー引き連れて出ちゃうし、もう「隙あらばなにわ男子」状態。バーチャルジャニーズも、良し悪しはともかく今までだったらまず東京のJr.に回ってくる仕事だったのでは?と思うし、いろんな意味で今の事務所にとってプライオリティの高いユニなんだろうな…と思いました。

私はこういう時、自分の都合良い方だけ見て喜ぶチョロいDDなので、なにわはなにわとしてめっちゃ楽しんでいるのですが、他のJr.の事を考えるとこの状況はなかなか複雑だなと思います。東京Jr.の現状はそれなりに理解してるつもりなので、なにわと同世代(特に兄組)のJr.やJr.担が不満を抱くのもすごく分かるし。ただなにわの該当担からまで元の括りが良かったっていう不満が出てきたり、別にメンバーは何も悪くないのに色んなオタクの色んな感情がなにわに向かっているを見てるのが、すごくしんどいなと思って。それを察知して「なにわ男子」の前に必ず「関西ジャニーズJr.」を付けざるを得ない兄組の気持ちを考えると、何でそこまでメンバーに気を遣わせなきゃいけないんだよ、本人らだって自分がデビューする事に必死でしょうよ、と思うわけです。それが事務所からの期待に付随する試練だとしても。先程、デビュー射程圏内にいると書きましたが、逆に言えば失敗が許されないというか、このチャンスを逃したら次はないって事で、その現実を誰よりも理解してるのがなにわの兄組ではなかろうかと。なにわはまだ早いとか次のタイミングでいいとか、次がある保証なんてないのにね。「東京と比べてチャンスが少ない」という彼らの発言をすぐ非難する人いるけど、Jr.としての露出の話だけではなく、間違いなくデビューするチャンスの話をしてると思うんですよ。

ただ長らく“関西Jr.は家族”みたいな意識と結束力でやってきた関ジュに選抜でユニができる(ここ重要。括りが変わってなければここまで叩かれなかったと思う)事の影響は大きくて、関ジュ担全体をめちゃめちゃ揺さぶってしまって、色んなオタクの不満やヘイトをなにわが一身に背負うことになってしまうのも、仕方なかったのかもしれない。でもその不満ってホントになにわが受けるべき不満かね?なにわなら推されてるし叩いても良いだろうみたいになってね?納得出来ないオタクがいるのも分かる、分かるけど、自担の置かれる状況となにわが推されてる事って全然関係ない事って本当は分かってるよね。メンバーが声を揃えて「最後のチャンス」と断言してる以上、該当担はそれを全力で応援すべきだし、メンバーには他担やアンチの嫉妬なんか無視して、なにわ男子に全力出し切って欲しいと思うし、そんな遠慮は結局、本当に応援してくれてるオタクを悲しませると思う。なにわが簡単に今の立ち位置にいるわけじゃないってことは、ちゃんとこれまでの関ジュを見てきたオタクなら分かってるはずだし。

1月にジーコのスノ加入(コレはコレで大荒れしてるのは分かってるんですが、管轄外なのでノーコメント)、2月にLilかんさい、Aぇ!groupが結成されて、やっとオタクのネガティブな感情と行き場のない苛立ちが落ち着いてきたというか、なにわ担vsその他Jr.担、みたいな極端な対立が分散されてきたのかなと思います。これからは今までより安心して「なにわ男子」をアピールしていけるといいな。まあ周りからの圧力が強いユニは苦労する分箱推しや濃いヲタが着くものなので、実際この約半年の間、何だかんだで人気も知名度も上がってきてるし、ジュニア大賞の結果も素晴らしいし、この与えられたチャンスをどう生かすかは本人たちの気持ちや努力次第ですよね。

チャンスの順番”という言葉がありますが、みんなが平等に順番通り推されるわけでもないし、そもそもチャンスすら回ってこないJr.がほとんどなわけです。そういう意味ではユニが組まれるのはメンバーにとってもオタクにとっても分かりやすいチャンスで、でもJr.ユニ全部がデビュー出来るわけじゃなく、その中にもちゃんと序列があって、その序列を我々は知る由もなくて、色んな状況から推し量りながらメンバーの夢を応援していくしかない。これからアイランドTVとかいうのも始まるみたいだし、それがデビューへの登竜門的な位置付けになるのか、Jr.同士で何かを競わせるのか、はたまたJr.をJr.のまま商品にしたいだけなのか、目的はまだ分からないけど、Jr.にとって一番の目標がCDデビューである以上、我々はそれを応援するしかないんだよね。

なんかシビアな話になっちゃったけど、今のJr.の中でデビューに一番近い位置にいるのはなにわなのか…?という気持ちが芽生えるほど事務所のなにわ推しは凄いし、彼らに与えられたハードルもめちゃめちゃ高いです。何をもってデビュー出来る出来ないの判断が下されるのか分かりませんが、でもきっとそのハードルをきっちり飛び越えていくだろうと期待されているからこその、今の猛プッシュなんだろうと思う。「RIDE ON TIME」で兄組が弟組をしっかり育てながら、自分たちは自分たちの武器を磨いていこうとしてる彼らの姿に、東京のJr.には感じたことのない芯の強さと覚悟の大きさを感じました。どうか彼らの、Jr.たちの努力が報われる世界でありますように。おしまい。

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とりあえず早く観たい!