アイドル好きの言い訳

いろんなアイドルの話をしてるだけです。

新しいものが好きなオタクの話。

最近仕事で仲良くなった子(Uちゃんとします)とご飯を食べに行ったら、思いの外ジャニーズに詳しくて楽しかったので、その時のことをちょっと健忘録がわりに書いておきたいと思います。結局またJr.の話ですよと。

Uちゃんは昔からKinKiが好きでジャニヲタの友達も多く、まだ若いのに事務所に対してわりと客観的な意見を持てているのがとても新鮮でした。私が「最近、東京B少年が好きなんだよ」と言ったら「お前もか」と言われ、どうやらそんな人が周りに結構いるそうで、Uちゃん曰く「B少年がJr.を内側からすごい引っ掻き回している感じが面白い」らしい。ここ2年ぐらいJr.はパワーバランスが完全に出来上がってしまって良くも悪くも安定し、ちょっと飽きてきたところにB少年が出てきたと。まあでも新しいもの好きなのは、むしろオタクあるあるだと思うし、女子アイドルなんかはメンバーの入れ替えを頻繁にやることで、ファンを維持してきたわけなので、それ自体は別に目新しい事でもなんでもないだろうと思うんだけど、私の勝手なイメージで、女ヲタのほうが、男ヲタよりも比較的飽きにくいというか、推しに対して一途というか、気持ちが長続きする傾向があるんじゃないかなと思ってたんで、ちょっと意外でした。

でももし単に新鮮さに食いついているだけだったら、半年も保たずに本命のグループに戻るだけだし、次新しいグループが出来たらそっちに流れるだけなんですよ、これは本当に実体験として強く思うんですけど。だからそれって一時的なもんなんじゃないのと言ったら、新しいグループが出来たというだけなら去年のHiHi(やその他の若手Jr.グループ)も同じだったけど「HiHiよりB少年のほうが沼みが強い」と。まあHiHiはメンバーの歴の差も結構あるし何より去年は入れ替えが激しすぎて、見るたびにメンバー編成が違う、みたいな状況はハマりにくい要素だっただろうなと思うけど、でもなんかB少年はキンプリが結成された時の雰囲気に似てるらしく(人気的な意味でも事務所推し的な意味でも)、今年のJr.大賞にB少年が食い込んでくるのを期待してる、と言っていた。B少年担が結束して那須くんあたりをぶっ込んで欲しいと。総選挙かよ笑。

Uちゃん自身はB少年よりはHiHiのほうが愛着もあって好きらしく、だから去年メンバー編成がコロコロ変わってたのは複雑な心境だったみたい。でも結果的に今の4人になった事、4人目が最終的に髙橋優斗に収まった事はグループとしては正解だと思うとも話してくれた。先日のMステについても全然ネガティブには捉えておらず、「B少年とセット売りされている今が、HiHi的にはチャンスだと思う」というポジティブさ。見習いたい。しかも多分メンバーもそれを分かって色々考えているんじゃないかと言ってて、優斗が那須くんと龍我くんとの三角関係ごっこをやったり、B少年の他のメンバーに代わって、瑞稀くんが藤井くんの「なおくん」いじりがやったりするのも、2組セットでファンが付いてもらえるよう意識してやってるんだろうと。HiHiがそこまで考えて(もちろん中の人も含む話よ)B少年との絡みを作っているのだとしたら、それは素直に偉いなと思うし、そういうモチベーションで仕事が出来る人は素晴らしいなと思う。不遇ポイント貯めてると思って頑張って欲しい(ジャニーズにそんなポイントないかもしれないけど)。

Uちゃんの冷静な分析にも感心してしまったけど、実際に推されとシンメやコンビを組める、推されのいるグループに入れる運、みたいなのってあるよなと思うんですよね。私はグループを作る時の絶対条件は、センターやエースに見合う人物がいるかどうかだと思っているので、そういう人が身近に存在してしまったら、ポジション争いをしても勝負にならないのでさっさと諦めて他の枠を狙っていくしかないと思うんですよ。大事なのはもはや配役の問題というか、むしろセンターを支えるほうの人選が大事だったりするんじゃないかなと。グループに同じ役割の人がたくさんいてもしょうがいないので、違う立場で一緒に戦っていける人材かどうかというかというのはわりと重要。確実にデビューするであろう人と相性がいい人とか、そういうタイミングで近くにいれるかとか、そこで見つけてもらえるかとか、デビュー組の中にも、うまく推されにくっついていってデビューしたタイプっているなと思うし、でもそれも才能のうちというか、特に人間関係を大事に出来る人ってそういう運を引きつける力を持ってるなと思う。HiHiはここまで来るのに結構苦労していて、特に歴が長い橋本くん瑞稀くん辺りはいろんな気持ちでいると思うんだけど、変に卑屈になったりしないで前向きに頑張れていたら良いなと思う。芸能界で成功していく人って、自分がうまくいかない理由を他人に求めたりしない人だと思うんだよね。私はアイドルの反抗期って本当に心の底から時間の無駄でしかないと思っているので、そうならない事を切に願います。

結局一番盛り上がったのはMステの話で、NEWS担とかKAT-TUN担が「うちの曲歌ってくれてありがとう」みたいになってたのは面白かったねとか、先輩メドレーを歌う事のメリットってこういうところにもあるんだなとか。でも本当に震えるぐらいの好待遇だったもんだから、私が「B少年にキツめのアンチ付きそうで辛い」って言ったら「でも騒いでたのって別にHiHi担じゃなかったよね」という話になり、なぜ別のJr.アイコンが「HiHi可哀想」とか言えちゃうのか、推されのB少年を叩くために「HiHi可哀想」って、HiHi側に立つみたいなやり方の気持ち悪さを思うと(わざとじゃないにせよ)、頑張ってるHiHiに失礼だし、メンバーたちのほうがよっぽど現実見えてそう。Uちゃんは「HiHiの心配する前に自担グループの応援すればいいのに」と言っていて、キツイけどホントその通りで、でもそれだけ不満が溜まっているっていう事なのかなとも思ったり。今のJr.のデビュー渋滞の中、どこのグループが抜け出すのか、お互いがお互いの動向に目を光らせている感じ、しかもそれが2年ぐらい続いていると思うとしんどい。新しいJr.のグループがちょっと推されたぐらいで、アリの巣つついたみたいな騒ぎになるんじゃ、序列すっ飛ばしてデビューとかあったら、もう大変な事になりそうだなあ。

まあ今でこそB少年が筆頭だけど、多分1〜2年後にはまた別の新しいグループだったりメンバーが推されるようになっているだろうし、その時私は新しく出来たグループに鞍替えしてるかもしれないし、推されなくなったB少年を複雑な気持ちで追いかけているかもしれない。この事務所がどんな目論見で新しいグループを作るのか、継続するグループとすぐなくなるグループの違いがどこにあるのか、よく分からない事ばかりなんだけど、でも無計画にグループ作ったり推したりはしないと思っていて(これはハロプロに対してもAKSに対しても思っていた事であり、まあそこに納得ができなくなったので離れたとも言えるんだけど)、ちゃんと彼らを近くで見て分かっている大人がいると信じている。……ま、ここまで書いてきた事は所詮理屈の話であり、B少年って今のJr.の中で最も理屈から遠い存在だし、ってのが本音ですけどね。おしまい。